絶対に終電を逃さない女のレビュー一覧

  • 虚弱に生きる

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    「虚弱体質の生き方」というジャンルでエッセイを出版してくださったことにまず感謝。

    私も自身のことを「虚弱」だと思って読み始めたが、筆者の「虚弱」っぷりが凄すぎて面食らってしまった。

    構成のせいか、文章量の割に情報量が少なかったし、エッセイとしても個々のエピソードの掘り下げが中途半端な印象だった。

    とはいえ、「虚弱を改善しようと運動・入浴・食事管理を習慣化したらメンタルはものすごく安定した」という部分が非常に励みになったので、出会えてよかった本。

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    2025年12月01日
  • 虚弱に生きる

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    普段、エッセイは読まないのですが、私も著者と同じく虚弱体質なので、虚弱な人がどうやってこの世の中を生き抜いているのか興味があり、読んでみました。
    共感できる内容が多々ありました。
    虚弱だと人よりも休息をとらないと生きていけないので、本当に時間が足りないです。
    健康で元気な人にも世の中には色んな人がいることを知ってもらうために広く読んでいただきたいです。

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    2025年11月24日
  • 虚弱に生きる

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    エッセイを書くひとを尊敬している。
    どう繕ったって、どう自然にしようとしたって
    時折垣間見える本質的な部分が
    見え隠れするものだと思うから。
    書いてくれてありがとう!
    まさしくあなたにしかできない仕事です。

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    卓球がうまくなってうれしかったのくだり
    ちょっと泣きそうになった。
    よかったね!!!と。
    なにもしなくても「健康」なひとと、
    「健康」でいるための努力が必要なひと。
    それぞれ悩みはあっていつだって
    ないものねだりなんだろうけど切実だな〜

    たとえ効果が薄れてきてもそこでやめずに、
    これをやってるからこの程度で済んでいるんだと
    いう底上げしてるのもかっこいい。

    第二章で試したこ

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    2025年11月26日
  • 虚弱に生きる

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    ネタバレ

    共感しきりの虚弱エッセイ。そうそう、虚弱ってハンデだよね…。一日数時間しか働けない、お出かけは週1程度、健康にいるための活動で時間を取られる…などなど、深く頷く。
    著者は私より大変そうだし、年代が違うので軽々しく「わかるー!」とは言えないけれど、私も10代から薄々「健康だけど人より体力ない…?」と思い、20代前半で確信を持ったクチなので、「まだ若いのに」という周囲の無理解さにうっすら傷つくのは、大変よくわかります。

    ほんと、自分の身体に合わせた活動量で生きていくしかないね、、多数派ではないけれど、自分だけじゃない。そのことに気づかせてくれてありがとう。

    あと装丁が素敵。昭和レトロ(か分から

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    2025年11月15日
  • シティガール未満

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    『シティガール未満』
    どこか諦念があるような低めな温度が自分と似ているようで何度も「わかる」と思ってしまった。東京の街に対する肌感覚が似ている気がする。『高円寺 純情商店街』のエピソードが特に好き。そして同じ状況にいたら私にとっても雪だと思ったと思う

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    2024年09月13日
  • シティガール未満

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    知り合いに「作者の考え方があなたに似ていて面白いよ」勧められて読んでみました。好きなカルチャーやファッションはもちろんのこと、少し捻くれた思考回路、一旦考えた物事を立ち止まってその裏を考えてしまったり、はたまた考え過ぎか…と冷静になったり。分かるーと思って読んでいたけど、ふと自分って他人からこのように見えているんだな、と。
    シティガール未満というタイトルよりも圧倒的にインパクトのある「絶対に終電を逃さない女」というペンネーム。東京での暮らしに慣れて、もう終電も数回逃した経験のある人が読むと楽しいなー、今さらドキドキはしないけど、東京という街のこういうところが好きだな、と思える一冊です。

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    2024年01月27日
  • シティガール未満

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    田舎に対する考え方がものすごくよくわかる。人が好きだけど関わりたくない、踏み込まれるのが嫌、田舎の良さでもありめんどくさいところでもある。合う人合わない人がいるのに、田舎を出ない考えの人(人それぞれなのでいいと思ってる)にはどうしてわざわざ東京に行くの?と言われる。それが嫌なんだけどね…著者のコンプレックスが見えて出身が愛知県というのも親近感があったな。

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    2025年12月07日
  • 虚弱に生きる

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    30歳目前の女性の虚弱体質の日々を詳細に語った『虚弱エッセイ』である。
    『虚弱エッセイ』というワードはなかなかインパクトがあるので初めて聞いた時から気になっていた。よく言い表したもので、良いと思う。

    「虚弱体質」という言葉は昔から聞くものの、実際それで困ってる人に出会ったことがなかったし身の回りにもいなかったので、この本を読んで知れてよかった。想像以上につらく、私たちが当たり前だと思ってる普通の毎日をおくれないのだと分かった。

    あまりの虚弱さに笑ってしまいそうになったが、いやこれは笑っちゃいけないやつだよな…と複雑な気持ちになった。まるまる一冊虚弱体質について書いてあり、途中でちょっとお腹

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    2025年12月03日
  • 虚弱に生きる

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    私も本当に体力がなくて、体調のいい日の方が少ないような人生を送っているため、共感できる本なのではと思っていました、が…
    思っていた以上に壮絶で、健康のために時間も労力もかけて本気で挑んでいらっしゃって、驚きの方が勝った。
    私はしんどいなあと思いながらもいわゆる“普通”に就職し、働けているけれど、もちろんそういう働き方ができない人もたくさんいる。じゃあそういう人はどう生きているのか、そのひとつの例をかなり赤裸々に語ってくれている。
    元気に働ける時間が少ない中でのフリーランスのお金事情や、障害者年金、就労のあれこれなど、まだまだ私には想像力語りていなかったなと思わされた。

    ままならない自分の身体

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    2025年11月24日
  • 虚弱に生きる

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    資本主義の限界、働くことと貨幣が必要不可欠である社会の脆さ、を再認識した一冊とでもいえようか。

    彼女が勇気を振り絞って書き留めた彼女の現実、それをできる限り受け止めようと努力した訳だが、やはりどこかからふつふつと現れるのは、その現実を素直に読み進められない自分。その事実に、勝手に、もの凄く落ち込んだ。

    虚弱であることを強制的に叩きつけられた人を、同時代を生きる社会の構成員として当たり前に支えたいと願う一方で、(とんでもなく底意地の悪い言い方をすれば)健康体として生まれてしまった自分は、働き、稼ぎ、納めることしか歓迎されないのだろうか、と思えてしまえなくもないのだ。働かない理由も、社会から離

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    2025年11月22日
  • 虚弱に生きる

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    理由のわからない、病名のつかない不調というのは不安でしかない。
    虚弱というワードが最適解とも思える。
    自分は割と体力があった方だから作者の悩み、苦しみに完全に共感…とまではいかないが、悩み苦しんでいるからこそ維持するために継続しているラジオ体操や食生活、私のように健康がデフォルトになっている人が健康を失って初めて取組むことを20代のうちから実施しているというだけですごいと思う。
    これは凄まじい自己分析と努力のエッセイ。
    今は他人事のように読んでいる人も、いつかわかる時が来るのかもしれない。
    そして虚弱の人がいるという事実は周りと比べて普通を求める日本の在り方に一石を投じたような気がする。

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    2025年11月16日
  • 虚弱に生きる

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    読みはじめてすぐに、作者が自分の弱さをそのまま差し出すように語る姿に親近感を覚えた。
    どうか名前がついてくれと、何度願ったことか。

    理由のはっきりしない不調を、飾らずに書いてくれていることで、「自分だけじゃなかった」と静かに救われる。

    虚弱であることを前提にしながら、それでも日々を回していく姿が淡々としていて、重さよりも不思議な安心感が残った。
    努力が報われることは無くとも、努力を辞めない(辞めることで悪化するため続けるしかない)苦しみを抱えて生きていく作者に尊敬を覚えます。

    やはり私は努力をする体力もないまま一生を終えそうです。

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    2025年11月14日
  • シティガール未満

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    地名からなんとなくわかる雰囲気がわかるようになってきた上京4年目
    全体的にテンション低めのトーンで、自分自身の東京生活への思うところが刺激されてしまった。本当に触れたエンタメにメンタルが影響されやすすぎる。

    モスバーガーで店員に親切にしてもらった話が好きだった。偶然モスバーガーで読んでたのも縁を感じる。

    若い女の子がそれぞれの小さな体で不安や喜びを抱えて生きていると思うと、あまりの尊さにしんみりちゃうね〜。
    何もかもがどうでもいい気持ちになる日が無くなることはないだろうけど、どんな日も地に足つけて粛々と頑張りたいね。

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    2024年07月07日
  • シティガール未満

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    ・作者の名前が見当たらず困惑したのは私だけじゃないはず。「絶対に終電をを逃さない女」がペンネームとはしてやられた。
    ・タイトルと作者の名前から物凄く感傷的な本を想像したが、どちらかといえばサブカル要素の方が色濃い印象を受けた。
    ・最後の消費で人となりが見えた気がして、エッセイとしてどんな人なのかというのは情報として大切なんだというのが学び。

    印象に残った表現
    ・自分へのご褒美という消費の仕方と相性が良くない。
    ・一生ものと呼べるような何かを買ったら、その寿命が尽きるまで生きようと思えるだろうか。
    ・夢はゴールではなく一つの通過点に過ぎなかった。

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    2024年04月13日