パセリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「雨の日のアイリス」と同じく、ロボットを題材にした作品(続編ではなく、世界観は別物)。ロボットの存在意義については前作も触れられていたが、今作ではさらに深く掘り下げられており、ロボット達がご主人様こと人間に奉仕する姿には胸を打つものがあった。
テーマや全体的な内容自体は面白かったのだが、どうにも腑に落ちないところがあった。その最たるが、本作のキーキャラクターであるアイスバーンの過去と設定である。
序盤から、彼の過去だけは隠されており、「この世界の真実に関係があることなのかな?」と期待していた。一人だけ殺傷能力の高い武器を搭載していた点も、「普通の奉仕ロボットではない」という予想を裏付けているように思えた。
だが、ひた隠しにされていた過去は「やんごとない身分のお嬢様に仕える執事ロボットでした」というもの。明らかに終盤まで引っ張るような大層なネタではない。しかもそのネタばらしのあるシーンは、なぜか視点が移動している。そんな小細工をする意味もわからないし、執事だった過去を隠していた理由もわからない。長らく積み重ねていた伏線を一気に回収して読者を驚かせてくれるのでは、と期待していたが見事に肩透かしを食らい、結果として読後感も微妙なものになってしまった。 -
Posted by ブクログ
たまたま電撃文庫の新刊情報を見ていて面白そうな感じだったので買ってみたら当たりでした。ラブコメ要素?の強いものばかりが最近のラノベは多い気がして(勝手な偏見ですが...)ここのところあまり買っていなかったのです。これはあらすじを見る限りSF要素?がどちらかというと強そうだったので惹かれました。
一巻限りで終わりですし、そんなに長くもないのでサクッと物語を楽しみたい人にはオススメです。中身のたっぷり詰まった重厚な物語が読みたいと言う方は別の本をあたって下さい。
最後は、割りと在り来たりな終わり方だったのように思えましたが、最近どうにも涙腺が弱いのか若干うるっと来てしまいました。
逢えて難を挙げるなら、最後の方が急展開過ぎたので、もっと丁寧に書き込んでもらいたかったです。 -
ネタバレ 購入済み
な~んか違う?
キャラたちは割といい方だと思ったけど、話の流れは微妙だし主人公、駆け回ってないように感じるし、ってか、課長で20年のブランクもあるのに何で普通に戦えてんの?ってぐらい論理然としない。
無双とかは求めてないけど、ひねりとかが足りないように感じるかな。
今のところ、次巻は多分読みますよ。単にロザリンドとやらとの再会ぐらいまで行きたいですね。
追伸:後、フリガナ多いわ… -
購入済み
及第点かな?
文章はそこそこ上手いとは思った。
まぁ、若い女の子が書く作品だとこんなもんかな?って印象はあるけど、男女の視点を考えればこんなもんかと。
ただ、不要な要素や設定が多過ぎて、中身が薄いかと。
そして、何を伝えたかった作品なのかが解らないのも減点対象かと。 -
購入済み
う〜む。
いろんな作品からの寄せ集め的内容で新鮮味は無し。
盛り上がりに欠けるのも仕方無い。
もっとオリジナル的要素が多ければ良いが、売れなくて当然な作品かも。
今のところの予定では2巻読んだら削除だな。 -
購入済み
タイトルのまんま
すごい。
まんま課長さんの語り口。
冒険者は冒険者口調にすべし!な話が多い中、この話は異世界なんだけど日本の会社で仕事中のような雰囲気が混ざった面白さがありました。
おじさんの新人冒険者と、彼に助けられた若くて少しだけ先輩冒険者のパーティーに新たな加入者はあるのかな?
その他いくつか今後の展開が気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「アイリス」と「アマリリス」が概ね満足できる内容だったので読んでみたが、良くも悪くもライトノベルらしい作品だった。
著者あとがきでも少しだけ触れていたが、お色気要素が多く、挿絵も主人公の胸や脚を強調するようなものが大半。「アイリス」「アマリリス」にそういった要素が皆無だったので、言い方は悪いが読者に媚びているように見えてしまい、驚きと不快感があった。
これでストーリーが面白ければ悪感情を払拭できたのだが、脱獄囚を追って旅をする、というだけの話。反乱軍の正体だったり、旅の相棒であるギルロアの素性だったり、ちゃんと驚くポイントは存在するが胸に迫るものはなく、あっさり読み終えてしまった。
余談だが、相棒役の男キャラを殺すのは著者なりのこだわりか何かだろうか? 挿絵ネタバレするまでもなく「ギルロア最後死にそうだなぁ」と思っていたら本当に死んでしまったので、予定調和感が凄まじかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアーサー王伝説をベースとした異世界物
ただ、現存しているアーサー王伝説を基にしているせいか、単純な異世界転移モノというよりタイムスリップとか物語世界に入ってしまったみたいなイメージの方が近い気がする
そんな背景もあってか主人公の来人が転移前に抱いていた願いが随分と特徴的だね。アーサー王物語が好きで好きで仕方なくてアーサー王の物語が悲劇で終わらない作品を望んでいた来人。
だからこそそれを理由としてマーリンやアーサーに導かれ異世界転移することになるのだけど。ただ、一方で本作は来人の想いに乗っかる形でおいそれと進行しない点は好印象。
来人は確かにアーサー王の悲劇が回避される物語を望んでいるが、だからといってそれを理由にすぐさま異世界に身を置きアーサーの助けになりたいとまでは思わない。そこには別の理由が必要になる
ここでアーサーの人となりが活きてくるわけだね。
本作に登場するアーサーは王になる未来を約束された英雄と言うよりも普通の少女といった印象が強い。それで居ながら村人や弱い立場の民に対して慈しみの心を持っている。また、敵として登場する怪物サクソニアンにも騎士として毅然と立ち向かう強さも持っている
このアーサーの在り方は一時は武術を習っていた来人の心を刺激し、更にはサクソニアンに蹂躙される民を守れなかった悔やむ心がリンクしていく
全く別の生き方をして少し前まで他人でしか無かった来人とアーサーが協力する流れとしてはこれ以上無いものになる
この巻で描かれるのはアーサー王の戴冠式まで。そして未来を知っている為にこの先に起きる悲劇も知っている来人はその戴冠式で起きる反乱を回避するために様々な策を打つのだけれど……
この辺は歴史の修正力の如く来人の邪魔が入るものだからその策も結局水の泡になり反乱は起こってしまう残酷な展開。ただ、そこで生じた新たな殺戮が来人により平和な世界を築きたいという想いを確かにさせるわけで
今後はアーサー王伝説の世界を自分の望む混沌にしたいモルガンとその世界を平和にしたい来人による物語修正バトルの様相となっていくのかな?
また、演説シーンなどを中心にしてアーサーよりもアーサー王らしい姿を見せる来人の今後の立場も気になるところ
ただ、アーサー王伝説には数多くの人物が登場するのだから仕方ないのだけど、本作も第一巻にしてはかなり多くのキャラクターが登場する。
アーサー王伝説を知っている人なら問題ないかもしれないけど、アーサー王伝説を読んだのがかなり昔な自分にとっては厳しい場面も多々有ったのがちょっと難点だったかも