今柊二のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
第1章 スイーツ歴史探訪と分析
第2章 スイーツ激戦区、首都圏をめぐる<洋菓子編>
第3章 スイーツ激戦区、首都圏をめぐる<和菓子編>
第4章 気軽に楽しめる!食事処でスイーツ
第5章 みんなが笑顔になる!お土産スイーツ
第6章 日本スイーツ紀行
<内容>
『読売プレミアム』連載の記事を4年分まとめたもの。どんな基準で選んでいるのか今一つ。まあ考えてみると、洋菓子も和菓子も東京だけでなく、全国まで広げるのはちょっと無謀な挑戦だったかな?という感じ。食い足りないし、分析も超あっさりしている。第1章はそれなりな感じ。文学への素養もあるし、ちょっと違った切り口の方がよかったか -
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今では珍しくもなくなった洋食だけれど、一定以上の年齢の人に
は「特別なごちそう」だったんだ時代があった。1960年代生まれの
私もそうなのだ。
時折、夕食の食卓に上るのは「アルデンテって何?」のナポリタン
か、ハンバーグ、それに精肉店で買って来たコロッケをはじめとした
フライの類。ある時、母が気合を入れて作ったコンソメ味のロール
キャベツは「ご飯のおかずにならない」と不評だった。
だから、洋食は外で食べる物だと思っていた。それはデパートの
食堂であったり、ぼつぼつでき始めたファミリーレストランであった
り、大人と一緒に入る喫茶店であった。
本書は洋食雑学少々で、ほとん -
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<目次>
第1章 「洋食の場」発達史と「ウキウキ」分析
第2章 メニューの研究
第3章 洋食「聖地」探訪~その1
第4章 洋食「聖地」探訪~その2
第5章 洋食ニッポン・関西三都物語
第6章 首都圏洋食紀行
第7章 洋食ニッポン・全国めぐり
第8章 洋食とチェーン店・のれん分けなど
終章 未来の洋食、世界の洋食
<内容>
結構分厚い本。大衆食堂と言えば今さんなのだが、今回ははしがきにあるように「ジャケットを着て」の洋食。最初に簡単な日本の洋食史。以降は、東京や横浜、神戸から各地方の名店を食べ歩き。ちゃんと各店の歴史も忘れない。やはり名店には歴史があり、そこには地域の歴史が -
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「外食」という切り口で近現代史を見る
◆明治維新によって人々の動きに流動性が出た事により、外食が急速に発達18
◆1878年の内国勧業博覧会の売れ残りを陳列した「勧工場」が日本の百貨店の源流となった。38
◆1904年の三越デパートメント宣言。40
◆デパートの食堂が、一般女性の外食の黎明。その後子どもをも取り込む。なお、屋上に遊戯スペースがあるというのは日本の百貨店に独特な事。42〜
◆横浜のホテルニューグランドの味を引き継ぎ78、福岡の江頭匡一が創立したのがロイヤルホスト。1970年の万博のアメリカパビリオンの外食スペースを手がけて経験を積んだ。
◆ロイホは福岡では特別な存在。 -
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人口は減っているのに世帯数は増えている日本。標準世帯モデルから単身世帯モデルに移行している今、ファミレスは三丁目の夕日のお茶の間と同じように「幸せだった時間」の記憶で過去のものになるのでしょうか?それとも「子供がうれしそうに食事をする顔を見るのはうれしい!」という筆者の心からの気づきを繰り返しアップデートしていくのでしょうか?「外食」が「産業」になっていく歴史を温かい目線、軽やかな筆致で描く新書ならではの名著だと思いました。デパート→ファミレス→フードコートという流れにも家族の在り方の変遷が隠されています。それにしても、ファミレスでご飯食べたくなりますよ!
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立喰いそばはずっと昔から好きな食べ物で、これからもずっと食べ続けて行くだろうと思う。美味しいお蕎麦もいいけれど、こういうB級を通り越してC級の食べ物に魅力を感じるのだから、人間の舌とは不思議なものだ。
著者は立喰いそばのスタイルにあまりこだわりがなく、種物も何でもござれ、稲荷も丼物も躊躇なく注文し、もりそばや冷やしも楽しむオールラウンドプレーヤ。一方、僕は真夏でも冷やし系を頼むのには抵抗があり、種物もかけ(+七味)か、天玉、たまにコロッケくらいを得意としているのでだいぶタイプが異なる。しかし、著者の立喰いそばに対する愛情は十分に伝わってくる一冊だった。
残念ながら食べ物の雰囲気を伝える語彙