今柊二のレビュー一覧
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今柊二さんて、WEB本の雑誌でときどき古本と定食のエッセイとか読んでいておもしろいなとはいつも思っていたんだけど、これはスイーツがテーマということで読まねば!と。
で、ものすごくおもしろかった、よかった。スイーツ本書いてくれてありがとう、っていう感じ。
普通のスイーツ本って、店や商品の紹介とか、つくり手のこだわりとかのうんちくが多い気がするけど、そういうのがなくて、実際に食べにいって食べる「実況」みたいな感じで、こんなの他のスイーツ本で読んだことないような。文章も凝ってるところ気取ったところがなくて、ほんとに素直な感想って感じがすごくよくて、ひたすらウキウキ感がつたわってきて、読んでて楽しくな -
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カゼやインフルエンザがはやる季節を乗り切るにはビタミンを取る。ということで「コンカツ」ならぬ「トンカツ」でブタミンパワー全開、ブーブー言わせれば、病気が吹っ飛ぶ。
今回の本は、これでもかと言わんばかりのトンカツ特集だ。トンカツだけに文庫本にしてはちょっと厚めだ。写真付きで読んでいるとトンカツが食べたくなる。
珍しいカツと言えば、「紙かつ」だ。この「紙かつ」を出している店は、新宿西口にある「豚珍館」という珍しい名前の店だ。もちろん、分厚いロースカツもある。ライスと豚汁おかわり自由なのがうれしい。行くとついおかわりしてしまう。ただという言葉に弱いせこいモクモク羊でした。
新宿から山手 -
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ロイヤルホスト、すかいらーく、デニーズに代表される「ファミリーレストラン」が戦後、いかに生まれ、受容され、いまどのように変遷しているか。
日本人にとっての「外食」文化と歴史の通史。
筆者と同世代の僕には、母親の買い物のついでに連れてってもらうデパート食堂や、家族のちょっとしたご褒美イベントで出かけるファミリーレストランの華やぎが懐かしく思い出される。
この本を読んで、子供の頃、憧れだった「ティーボーン」というファミレス風のステーキハウスを思い出した。たぶん今はもうない。
その名の通り、サーロインとフィレの両方が食べられるTボーンステーキが看板メニューだったのだが、頼もうとすると「お前にはまだ -
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昭和から続く名店を中心に紹介する、定食グルメエッセイ。
第1章 昭和~平成~令和を生き抜いた全国名店行脚
第2章 「さあ、今日は何を食べようかな」テーマ別探訪
第3章 焼きそばVSチャーハン
第4章 東京メトロに乗って首都圏定食漫遊
第5章 作家と食
第6章 北海道から九州まで全国定食紀行
番外編、コラム有り。
味も値段もボリュームも大満足の、全国定食紀行。
いつの間にかの第九弾に驚き!
コロナ禍で、行ける店がご近所さんばかりとなった昨今、
他所に食べに行きたい店はあれど、躊躇してしまうジレンマ。
なので、この本の存在はありがたいです。
歴史を感じる名店だけでなく、その土地の特色のある店や
チ -
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定食評論家のスイーツ食レポと蘊蓄の本。
第一章 スイーツ歴史探訪と分析
第二章 スイーツ激戦区、首都圏をめぐる<洋菓子編>
第三章 スイーツ激戦区、首都圏をめぐる<和菓子編>
第四章 気軽に楽しめる!食事処でスイーツ
第五章 みんなが笑顔になる!お土産スイーツ
第六章 日本スイーツ紀行
第一章の歴史探訪は少なめで、
スイーツ好きの中年おじさんが全国86店で食べまくる
食レポ中心といった内容。
スイーツ男子へのエールも感じられる。
一人での食レポは大変で、近所、仕事の移動の途中、
出張先、帰省等、範囲が限られてしまうのは
仕方ないでしょう。
でもま、よく食べ歩いたものだと感心してしまいます。
知 -
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定食評論家のとんかつ食レポと蘊蓄の本。
第一章 とんかつとサラリーマン・・・サラリーマンの多い都心。
第二章 とんかつと学生・・・神保町や早稲田等、学生街。
第三章 ありがたいチェーン系とんかつ・・・和幸、さぼてん等。
第四章 とんかつ発展史・・・その歴史と発展、老舗。
第五章 とんかつのバリエーション・・・かつ丼、カツカレー等。
第六章 日本とんかつ紀行・・・旅先でのとんかつとバリエーション。
最終章 とんかつオブザワールド・・・アジア、ハワイでのとんかつ。
この一冊で、とんかつの事が詳しくなりそう。
相変わらずの美味しそうな食レポも衰えていません。
だから、読んでいると食べたくなってしまう -
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以前、「とことん!とんかつ道」という本を取り上げたことがある。定食評論家である著者の最新作が洋食がテーマの今回の本だ。
老舗、町の人気店、チェーン店など様々。地域も東京以外にも首都圏、関西三都、そのほかの地域の店もいろいろ取り上げられている。写真も掲載されているので、ペラペラめくっていくと腹いっぱいになってしまう気分だ。
洋食の歴史を紐解き、著者なりの世代別洋食「ウキウキ」感の研究というめずらしい視点から洋食を語り、メインメニューとアラカルトの研究を通して、メニューについて述べる。
洋書「聖地」探訪として人形町、銀座(日比谷)、日本橋、浅草、上野、神保町界隈、横浜が取