伊藤亜衣のレビュー一覧

  • ある行旅死亡人の物語

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    先が気になって、一気に読み進めてしまった本。
    大金を残し、孤独死した田中千津子さん。

    最初は事件?犯罪の匂いがして恐る恐るページをめくっていたが、いつのまにか1人隠れるようにして生きた女性の生き様を食い入るように見ていて、
    ただただ報われて欲しいという気持ちで読み進めた。

    これがノンフィクションとは。
    手がかりが少ないなか身元を知るため、一つ一つ地道に丁寧に謎を紐解いていった記者達の熱意に感服する。素晴らしかった。

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    2026年06月23日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    うーん

    死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。

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    2025年04月11日
  • ある行旅死亡人の物語

    ネタバレ

    一気に読めました

    本が届いてから、2日で一気に読みました。
    皆さん、書評されている通り
    かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。

    なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
    長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
    おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
    なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
    千津子さんに子供があったという、知人の証言

    この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
    思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。

    やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。

    ヤクザだったかもと予想されている人も居ますが、私は違うと思います。この人物の写真も数枚見ましたが、どうみてもヤクザの服装ではありません。
    あんな地味な背広(この頃はスーツと呼ばない)や地味な私服を着ているヤクザは当時いません。
    車もこの頃にしては古いギャランGTOです。

    私は北朝鮮の工作員しかないと思います。
    以前、拉致事件に関わり逮捕されたシンガンスの場合は、同居の女性に最後まで正体を明かさなかったのですが、田中竜二は千津子さんに正体を明かしたと思います。
    アパートの大家が男の姿を見た事ないのも、工作活動で偶にしかアパートに帰らなかったし、帰った時も故意に姿を見せないように注意していたのではないでしょうか。

    金庫のお金も、千津子さんの貯金もあるかも知れませんが工作活動の資金のような気がします。
    3400万もの大金、怖くて使えなかったのでしょう。(後に関係者が取りに来るかも知れない)
    田中竜二が最後、どのように千津子さんの前を去ったかは分かりませんが、黙って去ったにしろ、別れを伝えて去ったにしても、その後の生活はは相当な恐怖だと想像できます。何しろ秘密を知っているわけですから。
    拉致されたり殺されると思っても不思議ではありません。

    アパートにしては不自然な二つのチェーンロック、防犯ブザーなども、これなら説明が付きます。

    最後まで、この男の正体はわからず読者のみなさんは消化不良かも知れませんが、本筋は田中千津子さん事、沖宗千津子さんは誰なのか?なのですから、それが分かっただけでも大円団ではないでしょうか。








    #ドキドキハラハラ #深い

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    2024年08月31日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    ノンフィクションの本は真実のみを書き記しているので、かたい文章だし読んでいて脳が疲れがちだ。しかしこの本はフィクションのようでスラスラと読み進めることができた。自分も記者のような気持で記事の中に入り込むこともできた。
    面白かった。
    世の中には本当に奇怪な事件がいっぱいあるんだろうなぁと痛感させられる内容だった。
    ただ奇怪=猟奇ではなく、その真相は意外とシンプルだったりするのだ。そのかけがえのない真実を追求するためにジャーナリストは奔走するのだと思った。

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    2026年10月18日
  • ある行旅死亡人の物語【毎日文庫】

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    記者ってすごい。
    記事になるのかどうかも全然わからないところから赤の他人の取材を継続して最後は1冊の本にする。内容よりもそっちの方に感動した。
    道中たくさんの人に助けてもらえたのも、取材を受けた人たちが、記者の仕事への取り組み方に多少なりとも感銘を受けたからではないかと思った。

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    2026年10月24日
  • ある行旅死亡人の物語【毎日文庫】

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    とても興味深い話だった
    見つかるわけないよと思ってたのに
    見つかるんやな…ってビックリした
    フィクションじゃないって
    こういうことか…
    自分は自分が死んだとき
    自分が誰なのか
    知らない人でもわかるかな
    どう考えても痕跡だらけだから
    わからなくはないと思うけど
    ちょっとだけ未来の老いた自分に
    思いを馳せた

    星は3つ

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    2026年10月24日
  • ある行旅死亡人の物語【毎日文庫】

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    ネタバレ

    結局男はだれだったのか。
    何故、周りと縁を切っていたのか、
    息子娘の存在は
    など、謎が残ったままでした。

    でも、ノンフィクションとなるとリアル

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    2026年10月23日
  • ある行旅死亡人の物語

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    現金3400万円を残して孤独死した身元不明の女性。
    2人の記者が追った、「行旅死亡人」の半生を取り戻すまでを描く。

    記事のネタ探しのために閲覧した「行旅死亡人情報」をきっかけに、女性の軌跡を追う記者たちのルポルタージュ。
    「行旅(こうりょ)死亡人」とは、身元が分からず引き取り手がない遺体を指す法律用語です。
    読んでいる途中、なんか既視感のある話題だなあ…と思っていたら、元々は2022年に配信されたネット記事を書籍化したものでした。

    自宅で孤独死し身元がわからないケースは稀で、警察と探偵でも明らかにできなかった人物を、捜査上何の権限もない記者が足を使って調べ尽くす取材力に感心しました。
    関係者は実名(一部仮名)で記載され、笑顔の女性、大切にしていた遺品、住んでいた部屋の写真を見ると、確かに存在したひとりの人生が心に迫りなんとも言えない感情に駆られます。
    日本に100人程しかいない"珍しい苗字"に着目して家系図を辿っていく過程は、まさに生きた証を紐解く様で少し怖くもありました。

    亡くなった女性にとって、自分の痕跡を報道されることが良かったのかはわかりません。
    謎の多くが残されたまま読者には釈然としない結末ですが、女性の本心は彼女が空の上で家族と語り合えればそれで十分なのかなと思えました。
    年間の行旅死亡人は約600〜700件だそうです。
    無縁仏となった人たちにもきっと人生のドラマがあったはず…。
    誰の身にも起こりうる最期に、自分も他人事ではないのだと身につまされます。

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    2026年10月19日
  • ある行旅死亡人の物語

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    1日で読んでしまった。
    私も自分の先祖を調べたことがあるので、遡って探していく楽しさを思い出した。
    調べるのは楽しいが、所詮書類しか残っていないので、先祖を探し当てたとしても、一体どういう人生を送ったのか、どんな人柄だったのかはわからない。
    ここに出てくる女性も同じで、移動先や故郷の家族のことはわかるが、どうしてあの寂しいアパートで死んだのか、所持金は何なのか、詳しいことは全くわからない。
    1人の人生を追うということはこんな便利な世の中でも案外難しい。

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    2026年10月15日
  • ある行旅死亡人の物語

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    3400万円もの大金を所持して亡くなった行旅死亡人の身元を特定するために著者が広島とかに聞き込みの旅をするといった内容。
    最終的には身元が分かり、お骨も引き取られたので良かったと思う。
    ただ、著者の記載の所々に何だか、亡くなられた方への尊厳があまりかんじられず、また、夜の原爆ドームを見て、妖しい魅力、と書いてみたり、と何だか少し違和感というか、悲しさを感じた

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    2026年10月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    こんなにも入念な調査をするのかと驚いた!
    膨大な調査から得られる情報はほんのわずか。
    それでも調査を続けていく記者の熱意に頭が下がる思いがしました。感謝をしながら記事を読もうと思います。

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    2026年09月28日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    一人の女性の人生を、実際にこのかたの周りや、職場に聞き込むことによって形になってくる、それがとても不思議だった
    私の人生も私の周りの人たちから形になることができるのだろうか
    馴染みのある土地名がたくさん出てきてますます不思議な気持ちになる

    どの人にもどんな人にも人生にはそれぞれドラマがあって、当たり前のことなんだけど、一人の人の人生を最初から最後までずっと想像していないことが続くことに気がついた
    すれ違うひとも、周りにいる人たちにも今見えてることではないたくさんの出来事が重なって今があるということ
    そう思うと毎日がとても貴重な時間に思えた

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    2026年09月06日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネットで記事が出ていて、気になったので購入。
    事実は小説より奇なりですな。
    調べていくとわかることもあるしわからないこともあるけれど、現実だから答え合わせが出来る訳でもないのよね。本当は何があったのかしら?

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    2026年08月21日
  • ある行旅死亡人の物語

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    人が1人亡くなってるのに誰も知らなくて特定もできないって今の日本でも存在すること自体が驚きだった。資産をたくさん持っていて注目をしたのが彼女であるだけで,全く特定できない人が数多くいると言う事実が理解に苦しむ、社会とつながりにくくなったということだけで片付けられるのか、、すごくさみしい気持ちになった。知識として知れたのはよかった。

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    2026年08月12日
  • ある行旅死亡人の物語

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    少ない情報から北朝鮮のスパイ説まで行ってしまうのは、SNSの集合知(笑)による陰謀論に転んでいく様子に近い。
    しかし、わからないこともあるけども、ちゃんと最後までたどり着けたのは純粋にすごいと思う。
    まぁ、当事者女性がなくなっている以上、事実はわからないんだけども・・・。

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    2026年08月03日
  • ある行旅死亡人の物語

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    尼崎市のアパートで3400万円の現金を残した高齢女性の遺体が見つかったが、身元は不明。しかも右手の指が欠損していた。
    官報に掲載された行旅死亡人のデータベースから、この女性が一体何者なのかを記者2人が調べていくというノンフィクション。
    残された手がかりが極端に少ない中、珍しい苗字の印鑑や写真などから取材を重ね、真実に迫っていく過程が丁寧に書かれている。
    彼女は確かに存在していたし、彼女を思っている人たちは確実にいたのだという当たり前の事実に突き当たった時は、胸が熱くなった。

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    2026年07月05日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    記者さんのコツコツとした聞き込みで、警察も弁護士も見つけられなかった身元が判明していく様子には驚きました。でも表紙絵のぬいぐるみをぶら下げてる様子には違和感が。
    亡くなった人はこのぬいぐるみをベビーベッドに寝かせ、名札をつけ、着替えやおもちゃも置いてあったとか。戸籍に出産の記録が残っていないのは謎だけど、ぬいぐるみを代替にしなくてはいけなかった何らかの別れがあったことを想像したのですが…大切なこのぬいぐるみを片手でぶら下げるのは、違うんじゃないかな…

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    2026年07月01日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    身元不明の死亡者の女性の人生を記者二人が探っていく過程を丁寧に描いていくドキュメント。その女性の人生すべてが明らかになるわけではない。しかし、一人ひとりの人生には色んな引き出しがあるんだということがよくわかる。話題になっているだけのことはある作品。欲を言えば、もう少し熟成してストーリーテリングに工夫してもよかったかも知れない。

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    2026年06月28日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    多額の現金を残して孤独死した老婆の行旅死亡人を追跡する記者二人のレポ。途中まで読んだ記憶あるなと思ったらネットの記事の再構成だった。謎を追っていき託された「家系図」が埋まっていく記者の執念のノンフィクションだが、結局肝心の現金やどこかにいった貴金属や内縁の男性やウォン札等の謎は刑事や専門家の推測として「工作員?反社絡みの金じゃないの」「宝くじじゃないの」「宗教団体絡みとか?」と釈然としない結論になってしまう。
    それが現実という一方で「そんな推測の結論でいいんかい」というのが薄寒く、考えてみたらヤバめな話なら関係者の了解も得られないし、ルポとして表に出ないよなとも思う。

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    2026年06月29日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    目線の先

    ある行旅死亡人の身元を新聞記者の取材を通し、過去に遡り追跡する。謎の死を遂げ、行旅死亡人となった女性。残された高額なお金、関わっていた人がいない、健康保険証がない、など不可解なことが多いので、ミステリー的な要素もあった。
    読み進めるうちに、この女性の遠い過去より、直近のことが知りたい気持ちが強くなった。それは記者の視線と自分の視線が違うことにあるのだと思った。本人が行旅死亡人(本人はその概念をご存知なかったと思うが)を選んだ意味が知りたかった。

    #じれったい #切ない

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    2025年12月21日