伊藤亜衣のレビュー一覧

  • ある行旅死亡人の物語

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    先が気になって一気読みでした。
    すっきりと全ての謎が明らかにならない、というところが、正直、物足りなさを感じつつも、それがかえって余韻をもたらし、この話がノンフィクションであるという現実をつきつけてきます。

    私は、「タナカチヅコ」さんが、保険証がなくても治療してくれるという歯医者に通っていたという事実に、そこまでして身を潜めて生活しなければならない事情があったのだろうかというのが一番心に残りました。
    一緒に生活していた男性がキーマンなのでしょうが、この男性については、当該女性以上に手がかりがありません。

    この件は、身元が判明し、遺骨や遺産が相続人へ引き継がれた時点で一件落着のはずですが、謎

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    2026年05月24日
  • ある行旅死亡人の物語

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    身元不明の死亡者の女性の人生を記者二人が探っていく過程を丁寧に描いていくドキュメント。その女性の人生すべてが明らかになるわけではない。しかし、一人ひとりの人生には色んな引き出しがあるんだということがよくわかる。話題になっているだけのことはある作品。欲を言えば、もう少し熟成してストーリーテリングに工夫してもよかったかも知れない。

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    2026年06月28日
  • ある行旅死亡人の物語

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    多額の現金を残して孤独死した老婆の行旅死亡人を追跡する記者二人のレポ。途中まで読んだ記憶あるなと思ったらネットの記事の再構成だった。謎を追っていき託された「家系図」が埋まっていく記者の執念のノンフィクションだが、結局肝心の現金やどこかにいった貴金属や内縁の男性やウォン札等の謎は刑事や専門家の推測として「工作員?反社絡みの金じゃないの」「宝くじじゃないの」「宗教団体絡みとか?」と釈然としない結論になってしまう。
    それが現実という一方で「そんな推測の結論でいいんかい」というのが薄寒く、考えてみたらヤバめな話なら関係者の了解も得られないし、ルポとして表に出ないよなとも思う。

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    2026年06月29日
  • ある行旅死亡人の物語

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    行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語だそうだ。この物語は、3400万円もの大金を持ちながら尼崎の古いアパートの一室で亡くなっていた女性の正体を探すノンフィクションのルポルタージュです。

    今流行りのモキュメンタリーかな?と思って読み始めたけど、本物のドキュメンタリー作品でかなり読み応えがあった。細い糸を手繰り寄せるように、著者である雑誌記者2名の執念の追跡により、千津子さんが確かに生きていた証が少しずつ集まってくる。何故3400万円もの大金を持っていたのか、何故年齢を偽っていたのか、田中竜次とは何者なのか、死亡時身長

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    2026年06月21日
  • ある行旅死亡人の物語

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    行旅死亡人。聞きなれないワードに興味を引かれ手に取った。そしてあまり下調べもせず読んだので、フィクションだと思っていたらノンフィクションだと最後に気付き驚く始末。

    玄関先でなくなった身元不明な女性。部屋には多額の現金が保管されていること、女性の指がないといった特徴あり。少ない情報から、真相を掴むべく地道な取材を続ける新聞記者。その経過がこの一冊に纏められている。

    事件性があるのか無いのかも分からない死体を追うというのが、他のミステリーとは違う点。取材経過で入手した実際の写真が掲載されているので、亡くなった女性をリアルに感じられる。また読み進めるうちに、この女性も楽しかった日常もあったんだな

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    2026年06月11日
  • ある行旅死亡人の物語

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    大金を残して孤独死した女性の身元を調べるノンフィクション。行旅死亡人というの初めて知ってそこから興味が湧く。そして身元を調べる方法も地道に多岐にあるんやな。生きた痕跡がどこかに残る、私が生きた痕跡も残ってくれるといいな。

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    2026年05月12日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    こちらも某YouTubeでお話が出て気になっていた本。割とすぐ読み終わりました。
    なるほどなぁと感慨深い気持ちにもなったし、やっぱりその気になれば身元ってわりとすぐ特定されちゃうんだなぁとも思いました。
    もちろんぬいぐるみとか配偶者とか謎は残るけども。
    最後の方にあった『身元の判明を故人は望んでいるか』ってのもちょっと納得する部分もあって、色々考えさせられる本でした。
    ノンフィクション久々に読んだ…。

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    2026年05月06日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    不審な点が多い行旅死亡人の正体を追ったルポタージュ。

    彼女はなぜ、その道を選んだのか、多額の現金はなんだったのか最後まではっきりとしない。

    自分の人生を捨てたかったのかもしれない彼女の正体を記者と、彼女と同じ性をもつ人々が繋がり、生きた痕跡をつなぎ辿っていく。

    最後の時、何を思っていたのか。長年離れていても彼女を思い出し楽しそうに笑う友人がいることを覚えていただろうか。

    孤独に身を置くことを決断した彼女には、実は温かな帰る場所があった。

    誰かの記憶の中に残る限り、人は完全に孤独にはなれないのかもしれない。

    少なくとも彼女は、完全な孤独の中にいたわけではなかったのだと思いたい。

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    2026年05月05日
  • ある行旅死亡人の物語

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    YouTubeの出版区でうつって気になったので読んでみた。
    ルポを読むのはほぼ初めてだったけど読みやすく、西加奈子さんが昔「○○人じゃなく、○○個の命とストーリーがある」って話してたのを思い出させる内容だった。
    元同僚の男性がなぜ行旅死亡人となった女性のことを覚えていたのか、その理由が綺麗な人だったから、とこたえていたのは笑った。同じ行旅死亡人になっても器量が悪いと見つからない可能性はグンと下がりそう(笑)

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    2026年04月25日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ノンフィクションで辿っていく孤独死した女性の身元。面白いがでも結局、わからない詳細。人はどれだけの繋がりがあったとしても、一旦途切れるともろい。

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    2026年04月25日
  • ある行旅死亡人の物語

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    大金を残して孤独死した女性の人生を追うノンフィクション。共同通信社記者2名が、地道で丁寧な取材により、彼女の人となりを明かしてゆく。読みながら、記者たちが彼女の尊厳を回復していく過程を一緒に歩んでいるようにも思えた。ミステリー好きにも読んでほしい。

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    2026年04月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    旅行死亡人って言う言葉と制度をこの本で初めて知れた。何故大金を抱えたまま一人孤独死をしたのかの謎は残ったままで闇深い事情を抱えていそう。身元がわからない状況の中で記者達の執念で手がかりを掴み繋がっていき身元を判明できたのは凄い事だ。どんなに身寄りの少ない人でも故人を覚えていてくれてる人や記録など何かしら残っているものなんだなと感慨深くなった。人の人生を追っていくのは面白い。晩年は一人で過ごしていたようだが幸せな時代があったと願わずにはいられない。一人で生きていたと言え不幸せとは限らないが。

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    2026年03月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    記者ってこうやって一つ一つ辿っていくんだというお仕事ドラマでもあり、人は一つの痕跡も残さずに存在することなど出来ないということを感じる話だった。
    結果的に全ての謎はわからないというのも非常にリアルで、たぶん隠したいことがあって隠したのだろうからご本人からするとやり遂げたのかしら…本当のことはもうわかりようがない。

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    2026年02月25日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    目線の先

    ある行旅死亡人の身元を新聞記者の取材を通し、過去に遡り追跡する。謎の死を遂げ、行旅死亡人となった女性。残された高額なお金、関わっていた人がいない、健康保険証がない、など不可解なことが多いので、ミステリー的な要素もあった。
    読み進めるうちに、この女性の遠い過去より、直近のことが知りたい気持ちが強くなった。それは記者の視線と自分の視線が違うことにあるのだと思った。本人が行旅死亡人(本人はその概念をご存知なかったと思うが)を選んだ意味が知りたかった。

    #じれったい #切ない

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    2025年12月21日