伊藤亜衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。(カバー裏より)
ある高齢女性が部屋の玄関で亡くなっているのを発見される。物語はここから始まる。自宅で亡くなっているのにも関わらず、本人確認が取れないのである。彼女が所持していた3,400万もの現金、さらには右手の指が全て欠損していて・・・謎だらけなのである。彼女は誰なのか・・・読む手が止まらなかった。
ひとはたったひとりでは生きられない。なにかしら痕跡を残しながら生きている。そんな小さなカケラを筆者たちはすくい集めて、彼女の正体を探っていく。その取材の過程が丁寧に描かれて、 -
購入済み
うーん
死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。
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ネタバレ
一気に読めました
本が届いてから、2日で一気に読みました。
皆さん、書評されている通り
かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。
なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
千津子さんに子供があったという、知人の証言
この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。
やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。
ヤクザだったかもと予想されている人も -
Posted by ブクログ
先が気になって一気読みでした。
すっきりと全ての謎が明らかにならない、というところが、正直、物足りなさを感じつつも、それがかえって余韻をもたらし、この話がノンフィクションであるという現実をつきつけてきます。
私は、「タナカチヅコ」さんが、保険証がなくても治療してくれるという歯医者に通っていたという事実に、そこまでして身を潜めて生活しなければならない事情があったのだろうかというのが一番心に残りました。
一緒に生活していた男性がキーマンなのでしょうが、この男性については、当該女性以上に手がかりがありません。
この件は、身元が判明し、遺骨や遺産が相続人へ引き継がれた時点で一件落着のはずですが、謎 -
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Posted by ブクログ
多額の現金を残して孤独死した老婆の行旅死亡人を追跡する記者二人のレポ。途中まで読んだ記憶あるなと思ったらネットの記事の再構成だった。謎を追っていき託された「家系図」が埋まっていく記者の執念のノンフィクションだが、結局肝心の現金やどこかにいった貴金属や内縁の男性やウォン札等の謎は刑事や専門家の推測として「工作員?反社絡みの金じゃないの」「宝くじじゃないの」「宗教団体絡みとか?」と釈然としない結論になってしまう。
それが現実という一方で「そんな推測の結論でいいんかい」というのが薄寒く、考えてみたらヤバめな話なら関係者の了解も得られないし、ルポとして表に出ないよなとも思う。 -
Posted by ブクログ
行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語だそうだ。この物語は、3400万円もの大金を持ちながら尼崎の古いアパートの一室で亡くなっていた女性の正体を探すノンフィクションのルポルタージュです。
今流行りのモキュメンタリーかな?と思って読み始めたけど、本物のドキュメンタリー作品でかなり読み応えがあった。細い糸を手繰り寄せるように、著者である雑誌記者2名の執念の追跡により、千津子さんが確かに生きていた証が少しずつ集まってくる。何故3400万円もの大金を持っていたのか、何故年齢を偽っていたのか、田中竜次とは何者なのか、死亡時身長 -
Posted by ブクログ
行旅死亡人。聞きなれないワードに興味を引かれ手に取った。そしてあまり下調べもせず読んだので、フィクションだと思っていたらノンフィクションだと最後に気付き驚く始末。
玄関先でなくなった身元不明な女性。部屋には多額の現金が保管されていること、女性の指がないといった特徴あり。少ない情報から、真相を掴むべく地道な取材を続ける新聞記者。その経過がこの一冊に纏められている。
事件性があるのか無いのかも分からない死体を追うというのが、他のミステリーとは違う点。取材経過で入手した実際の写真が掲載されているので、亡くなった女性をリアルに感じられる。また読み進めるうちに、この女性も楽しかった日常もあったんだな -
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