伊藤亜衣のレビュー一覧

  • ある行旅死亡人の物語

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    ある身元不明の遺体の告知をもとに、その人物がどのような人物であったかを調査する内容。
    警察、家庭裁判所、弁護士、役所、探偵と、日本における正攻法での探し方をしたが対象者は絞り込めず、マスコミであった著者の方が特殊な苗字の判子に目を付け、草の根的に情報を集めていく内容になっている。

    この本のすごい所は実話であることに尽きる。
    故人の情報のカケラを持つ人物たちを探し出し、集めた情報をつなぎ合わせ、人物の情報を補完、特定していく辺りは最高にエンタメしている。
    確実に運もあったとは思うが、本では省かれている大量の調査があったんだろうなというのを感じた。

    人間一人が社会で生きるというのは膨大な情報を

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    2026年01月29日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ルポルタージュ的な本を読むのは初めてでしたが、知りたい部分があえて追求しきられていない(または描かれていない)ところに、小説にはない新鮮な感覚を覚えました。

    記者の思いが最後の一行に詰まっており、胸に残る(いい意味で)気持ちのまま読み終えることができました。

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    2025年11月26日
  • ある行旅死亡人の物語

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    警察も探偵もわからなかった行旅死亡人の身元を探していく二人の記者に感動しました。
    フィクションではないので数々の謎を残したままになりますが、ひとまず身元がわかったことは良かったと思います。

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    2025年10月06日
  • ある行旅死亡人の物語

    匿名

    購入済み

    引き込まれました

    物語の先が気になり一気に読んでしまいました。
    ニュース記事見てとても気になっていたので購入して読んでみましたが人生について考えさせられ、死んでもなお、生きた証がのこされていることが素晴らしく感じました。

    #深い

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    2025年05月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    行旅死亡人という言葉を初めて知った。病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語なのだそうだ。死亡人の身体的特徴や発見時の状況、所持品などを官報に公告して引き取り手を待つらしいが、それで引き取り手が現れるケースはどれくらいあるのだろうか。
    ある記者が偶然目にした死亡記事を発端に、孤独死した身元不明の女性の謎に迫ってゆく過程に引き込まれた。実際に調べた人の言葉だと思うと、「人間の足跡、生きた痕跡は、必ずどこかに残る。」という文にも重みを感じる。
    明らかになったこともあるが、謎のまま残ったこともある。なんだかそこには、亡くなった女性の意思が働い

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    2026年01月24日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ミステリー小説だと思って読み進めていた!写真もあってずいぶん本格的だなーと。が、途中で著者の名と記者の名が同じでびっくりした。
    前半進みが遅く(小説と思って読んでいたからかも…。)感じられたが、後半からは一気読み。記者魂アッパレ!

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    2026年01月20日
  • ある行旅死亡人の物語

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    始まりは1人の遊軍記者が見つけた行旅死亡人の記事だった。

    行旅死亡人(こうりょしぼうにん)
    病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。


    2020年4月、兵庫県尼崎市のアパートで手元に現金3,400万円を残して亡くなった身長133cmの右手指を欠損した女性。
    40年以上住んでいたアパートは「田中竜次(仮名)」名義で契約されていた。しかし下の階に住む93歳の大家は、男性の姿を見かけたことはなく女性は1人暮らしだったと証言する。

    タナカチヅコと名乗っていたその女性の部屋から「沖宗」という珍しい姓の印鑑が見つかったことを手がかりに2人

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    2026年01月14日
  • ある行旅死亡人の物語

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    どうやっても死亡人の身元は判明しないだろうというところから、よくぞここまで解き明かしたと思った。
    ノンフィクションなのに、まるでフィクションみたいな設定と謎の難易度だから、ミステリーとして読めるかも

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    2026年01月13日
  • ある行旅死亡人の物語

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    こんなことがあるんだぁー。へー。記者の人たちすごい!謎は謎のままなところもあるけど、それもまたリアル!

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    2026年01月12日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ノンフィクションなのにフィクションみたいな面白さがある。けれども、謎はすべて解けないところは、やはりノンフィクション。

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    2026年01月11日
  • ある行旅死亡人の物語

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    この超大作がノンフィクションなことに驚く。記者の調査力と粘りに脱帽。
    調査対象者の夫とは?なぜここまで隠れた暮らしをしていたのか?
    究明しきれない部分は多くあるものの、これが返って真実だよなと実感できていい。

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    2026年01月04日
  • ある行旅死亡人の物語

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    とても面白かった。
    スッキリしない終わり方だったが、ノンフィクションってそういうもんよね。
    意外と日本人も暖かい。捨てたもんじゃないわ。

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    2025年12月27日
  • ある行旅死亡人の物語

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    記者の人はすごいなぁ。警察や探偵が分からなかったことを調べ上げるのだから。
    こうして調べてもらって昔関わりのあった人に思い出してもらった千津子さんは幸せだったんじゃないかな。
    多額の現金、人目をしのんだ生活とまだ謎は残るが、それもまたリアル。

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    2025年12月26日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    小説ではなく記事の加筆修正をまとめた"実話"だということがとても信じられなく、1人の人間の生と死とを実感することが出来た。本書にも似たような事が綴られていたが、駅や街ですれ違う人ひとりひとりにその人だけの人生があり関わりを持つ大勢の人がいるということが身に染みた。普段意識することができてないないが自分は今どのような人に支えられ、どのような人と関係を持っていて、それは今後どのように変化していくのかを考えさせられた。

    千津子さんの晩年の生活や大金の謎、男性との関係など不可解な点は多く残されたが、最初は名前が本当かすら不明であった女性の出生から家族構成など多

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    2025年12月21日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    謎を追うことにグイグイ引き込まれていくが、初めは陰謀的な話かと思いきや、だんだんと人の人情や哀愁で物悲しく切なくなる作品だった。

    ぬいぐるみを子供の様に大切にしている事がわかる実際の写真に、胸が苦しくなった。
    彼女の人生の謎は本当の事は結局はわからないが、不幸せか幸せかは、他人が判断することは出来ない。
    考えさせられる本だった。

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    2025年12月21日
  • ある行旅死亡人の物語

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    タイトルの通り、人生は旅なんだな。そしてその旅の途中に生きていた証を否応がなしに残していくんだな。こんなに個人情報を探って晒して何になるんだ?と思ったけど、その過程で彼女を思い出して笑顔になる人もいる。期待していたほどにドラマチックな展開は無かったが、とても面白くていっきに読んでしまった。
    人間は「死んだら全部おしまい」では無い。

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    2025年11月19日
  • ある行旅死亡人の物語

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    3400万円を残して孤独死をした、右手指が無く住民票も無い女性。残されていた遺品からこの人は誰でどんな人生だったのかを新聞記者が探っていく。人生を重ねる事とは何を残していく事なのか、今を生きることは何に向かっていく事なのか。以前に夜景を見た時、あの灯りひとつ毎に人生があり自分一人のちっぽけさを感じた事を思い出した。それでもどこかに足跡は残っているんだ。誰かは知ってくれているんだと感じられ救われた気がする。

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    2025年10月18日
  • ある行旅死亡人の物語

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    孤独死した身元不明の高齢女性はどこの誰でどんな人生を歩んできたのか。
    僅かな手掛かりから地道な調査で、そして幸運にも助けられて、徐々に女性の人生が姿を現していく。
    記者の取材というのはどんなふうに行うのか、という意味でも面白かったですし、推理小説を読むような展開でもありましたし、何より名もなく孤独に亡くなった女性がどんな人生を送ってきたか、片りんなりと明らかになっていくことが喜ばしく思われました。
    著者の若い記者さんがあとがきに書かれていた、「人はいつか」ではなく「私はいつか」必ず死ぬ、という言葉が印象に残り、そのことを考えないようにしている自分に思い至りました。

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    2025年10月07日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    うーん

    死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。

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    2025年04月11日
  • ある行旅死亡人の物語

    ネタバレ

    一気に読めました

    本が届いてから、2日で一気に読みました。
    皆さん、書評されている通り
    かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。

    なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
    長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
    おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
    なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
    千津子さんに子供があったという、知人の証言

    この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
    思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。

    やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。

    ヤクザだったかもと予想されている人も

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2024年08月31日