武田惇志のレビュー一覧

  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    うーん

    死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。

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    2025年04月11日
  • ある行旅死亡人の物語

    ネタバレ

    一気に読めました

    本が届いてから、2日で一気に読みました。
    皆さん、書評されている通り
    かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。

    なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
    長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
    おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
    なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
    千津子さんに子供があったという、知人の証言

    この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
    思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。

    やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。

    ヤクザだったかもと予想されている人も居ますが、私は違うと思います。この人物の写真も数枚見ましたが、どうみてもヤクザの服装ではありません。
    あんな地味な背広(この頃はスーツと呼ばない)や地味な私服を着ているヤクザは当時いません。
    車もこの頃にしては古いギャランGTOです。

    私は北朝鮮の工作員しかないと思います。
    以前、拉致事件に関わり逮捕されたシンガンスの場合は、同居の女性に最後まで正体を明かさなかったのですが、田中竜二は千津子さんに正体を明かしたと思います。
    アパートの大家が男の姿を見た事ないのも、工作活動で偶にしかアパートに帰らなかったし、帰った時も故意に姿を見せないように注意していたのではないでしょうか。

    金庫のお金も、千津子さんの貯金もあるかも知れませんが工作活動の資金のような気がします。
    3400万もの大金、怖くて使えなかったのでしょう。(後に関係者が取りに来るかも知れない)
    田中竜二が最後、どのように千津子さんの前を去ったかは分かりませんが、黙って去ったにしろ、別れを伝えて去ったにしても、その後の生活はは相当な恐怖だと想像できます。何しろ秘密を知っているわけですから。
    拉致されたり殺されると思っても不思議ではありません。

    アパートにしては不自然な二つのチェーンロック、防犯ブザーなども、これなら説明が付きます。

    最後まで、この男の正体はわからず読者のみなさんは消化不良かも知れませんが、本筋は田中千津子さん事、沖宗千津子さんは誰なのか?なのですから、それが分かっただけでも大円団ではないでしょうか。








    #ドキドキハラハラ #深い

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    2024年08月31日
  • ある行旅死亡人の物語

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    こんなにも入念な調査をするのかと驚いた!
    膨大な調査から得られる情報はほんのわずか。
    それでも調査を続けていく記者の熱意に頭が下がる思いがしました。感謝をしながら記事を読もうと思います。

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    2026年09月28日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一人の女性の人生を、実際にこのかたの周りや、職場に聞き込むことによって形になってくる、それがとても不思議だった
    私の人生も私の周りの人たちから形になることができるのだろうか
    馴染みのある土地名がたくさん出てきてますます不思議な気持ちになる

    どの人にもどんな人にも人生にはそれぞれドラマがあって、当たり前のことなんだけど、一人の人の人生を最初から最後までずっと想像していないことが続くことに気がついた
    すれ違うひとも、周りにいる人たちにも今見えてることではないたくさんの出来事が重なって今があるということ
    そう思うと毎日がとても貴重な時間に思えた

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    2026年09月06日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    ネットで記事が出ていて、気になったので購入。
    事実は小説より奇なりですな。
    調べていくとわかることもあるしわからないこともあるけれど、現実だから答え合わせが出来る訳でもないのよね。本当は何があったのかしら?

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    2026年08月21日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    人が1人亡くなってるのに誰も知らなくて特定もできないって今の日本でも存在すること自体が驚きだった。資産をたくさん持っていて注目をしたのが彼女であるだけで,全く特定できない人が数多くいると言う事実が理解に苦しむ、社会とつながりにくくなったということだけで片付けられるのか、、すごくさみしい気持ちになった。知識として知れたのはよかった。

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    2026年08月12日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    少ない情報から北朝鮮のスパイ説まで行ってしまうのは、SNSの集合知(笑)による陰謀論に転んでいく様子に近い。
    しかし、わからないこともあるけども、ちゃんと最後までたどり着けたのは純粋にすごいと思う。
    まぁ、当事者女性がなくなっている以上、事実はわからないんだけども・・・。

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    2026年08月03日
  • ある行旅死亡人の物語

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    尼崎市のアパートで3400万円の現金を残した高齢女性の遺体が見つかったが、身元は不明。しかも右手の指が欠損していた。
    官報に掲載された行旅死亡人のデータベースから、この女性が一体何者なのかを記者2人が調べていくというノンフィクション。
    残された手がかりが極端に少ない中、珍しい苗字の印鑑や写真などから取材を重ね、真実に迫っていく過程が丁寧に書かれている。
    彼女は確かに存在していたし、彼女を思っている人たちは確実にいたのだという当たり前の事実に突き当たった時は、胸が熱くなった。

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    2026年07月05日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    記者さんのコツコツとした聞き込みで、警察も弁護士も見つけられなかった身元が判明していく様子には驚きました。でも表紙絵のぬいぐるみをぶら下げてる様子には違和感が。
    亡くなった人はこのぬいぐるみをベビーベッドに寝かせ、名札をつけ、着替えやおもちゃも置いてあったとか。戸籍に出産の記録が残っていないのは謎だけど、ぬいぐるみを代替にしなくてはいけなかった何らかの別れがあったことを想像したのですが…大切なこのぬいぐるみを片手でぶら下げるのは、違うんじゃないかな…

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    2026年07月01日
  • ある行旅死亡人の物語

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    身元不明の死亡者の女性の人生を記者二人が探っていく過程を丁寧に描いていくドキュメント。その女性の人生すべてが明らかになるわけではない。しかし、一人ひとりの人生には色んな引き出しがあるんだということがよくわかる。話題になっているだけのことはある作品。欲を言えば、もう少し熟成してストーリーテリングに工夫してもよかったかも知れない。

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    2026年06月28日
  • ある行旅死亡人の物語

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    多額の現金を残して孤独死した老婆の行旅死亡人を追跡する記者二人のレポ。途中まで読んだ記憶あるなと思ったらネットの記事の再構成だった。謎を追っていき託された「家系図」が埋まっていく記者の執念のノンフィクションだが、結局肝心の現金やどこかにいった貴金属や内縁の男性やウォン札等の謎は刑事や専門家の推測として「工作員?反社絡みの金じゃないの」「宝くじじゃないの」「宗教団体絡みとか?」と釈然としない結論になってしまう。
    それが現実という一方で「そんな推測の結論でいいんかい」というのが薄寒く、考えてみたらヤバめな話なら関係者の了解も得られないし、ルポとして表に出ないよなとも思う。

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    2026年06月29日
  • ある行旅死亡人の物語

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    行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語だそうだ。この物語は、3400万円もの大金を持ちながら尼崎の古いアパートの一室で亡くなっていた女性の正体を探すノンフィクションのルポルタージュです。

    今流行りのモキュメンタリーかな?と思って読み始めたけど、本物のドキュメンタリー作品でかなり読み応えがあった。細い糸を手繰り寄せるように、著者である雑誌記者2名の執念の追跡により、千津子さんが確かに生きていた証が少しずつ集まってくる。何故3400万円もの大金を持っていたのか、何故年齢を偽っていたのか、田中竜次とは何者なのか、死亡時身長が133㎝とされていたのは何故か、ペンダントと暗号の意味…色々な謎を残してこの本は終わるのですが、行旅死亡人ではなく「沖宗千津子さん」という一人の女性として、無事故郷のお墓に眠らせることができたのは良かったし、作者の熱い記者魂には感銘を受けた。また、人間には一人一人それぞれの人生があり、物語があるのだということを改めて気づかされる一冊でした。

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    2026年06月21日
  • ある行旅死亡人の物語

    Posted by ブクログ

    行旅死亡人。聞きなれないワードに興味を引かれ手に取った。そしてあまり下調べもせず読んだので、フィクションだと思っていたらノンフィクションだと最後に気付き驚く始末。

    玄関先でなくなった身元不明な女性。部屋には多額の現金が保管されていること、女性の指がないといった特徴あり。少ない情報から、真相を掴むべく地道な取材を続ける新聞記者。その経過がこの一冊に纏められている。

    事件性があるのか無いのかも分からない死体を追うというのが、他のミステリーとは違う点。取材経過で入手した実際の写真が掲載されているので、亡くなった女性をリアルに感じられる。また読み進めるうちに、この女性も楽しかった日常もあったんだなとか色々と考えてしまう。最初から最後まで緊張感もあるし、妙な寂しさもあるのが良い。

    物語の本筋ではないが、一番怖いなと思ったのが、この世に存在している人間の過去を丸裸にするのは、やろうと思えばやれてしまうこと。もちろん記者ではないので、そんなに簡単ではないのだが。

    自分なんてそんなに複雑な人生ではないから、どこの誰で、どこの学校を卒業してとか、こんな生き方をしていたんだとか、簡単に丸裸にするされるのだろうな。怖いな。

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    2026年06月11日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    目線の先

    ある行旅死亡人の身元を新聞記者の取材を通し、過去に遡り追跡する。謎の死を遂げ、行旅死亡人となった女性。残された高額なお金、関わっていた人がいない、健康保険証がない、など不可解なことが多いので、ミステリー的な要素もあった。
    読み進めるうちに、この女性の遠い過去より、直近のことが知りたい気持ちが強くなった。それは記者の視線と自分の視線が違うことにあるのだと思った。本人が行旅死亡人(本人はその概念をご存知なかったと思うが)を選んだ意味が知りたかった。

    #じれったい #切ない

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    2025年12月21日