武田惇志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知らないことばかり!
『エレベーターのボタンを全部押さないで…』にチラッと出てくるこの本に興味があったので読んでみた。
大正解!
なんて本だ!!
ミステリーよりミステリー
まず実話だからの読者の共感性がとても高くなるのか?また分からないことを探求していく記者の発想力や行動力にも脱帽、そしてわかった真実
またそこからの想像がもし本当ならとんでもないことに!いゃ〜読めてよかった。もっと広く知られていい本かと…
行旅死亡人こうりょしぼうにん
病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、身元不明の引き取り人不明の死者を表す法律用語。
行旅病人及行旅死亡人取扱法により、死亡場所を管轄する自治体が火葬。身体的 -
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Posted by ブクログ
友達からおすすめされたので読んでみた!
記者だよ!官報見てたら気になった人について調べてみるぜ!な作品。
ノンフィクションだからミステリーじゃないのに謎が多くてミステリーみたいだし、事実は小説よりも奇なりって感じ。
きちんとわからないことはわからないと明言されているのも、主役である故人の尊厳を想像で冒涜しないのもよかった。
色んな場所に足を運んで直接人から話を聞かせてもらう。熱意や誠意が伝わって教えてくれる人、親切心で他の人に繋げてくれる人。
いい意味で「人」を感じられる作品だった。
お友達だったおばあちゃんや、心配していたおばあちゃん。人は誰しも本当の1人ではないんだな〜と思った。読ん -
匿名
購入済み引き込まれました
物語の先が気になり一気に読んでしまいました。
ニュース記事見てとても気になっていたので購入して読んでみましたが人生について考えさせられ、死んでもなお、生きた証がのこされていることが素晴らしく感じました。 -
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Posted by ブクログ
孤独死した身元不明の高齢女性はどこの誰でどんな人生を歩んできたのか。
僅かな手掛かりから地道な調査で、そして幸運にも助けられて、徐々に女性の人生が姿を現していく。
記者の取材というのはどんなふうに行うのか、という意味でも面白かったですし、推理小説を読むような展開でもありましたし、何より名もなく孤独に亡くなった女性がどんな人生を送ってきたか、片りんなりと明らかになっていくことが喜ばしく思われました。
著者の若い記者さんがあとがきに書かれていた、「人はいつか」ではなく「私はいつか」必ず死ぬ、という言葉が印象に残り、そのことを考えないようにしている自分に思い至りました。 -
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購入済み
うーん
死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。
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ネタバレ
一気に読めました
本が届いてから、2日で一気に読みました。
皆さん、書評されている通り
かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。
なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
千津子さんに子供があったという、知人の証言
この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。
やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。
ヤクザだったかもと予想されている人も