武田惇志のレビュー一覧

  • ある行旅死亡人の物語

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    ルポルタージュ的な本を読むのは初めてでしたが、知りたい部分があえて追求しきられていない(または描かれていない)ところに、小説にはない新鮮な感覚を覚えました。

    記者の思いが最後の一行に詰まっており、胸に残る(いい意味で)気持ちのまま読み終えることができました。

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    2025年11月26日
  • ある行旅死亡人の物語

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    警察も探偵もわからなかった行旅死亡人の身元を探していく二人の記者に感動しました。
    フィクションではないので数々の謎を残したままになりますが、ひとまず身元がわかったことは良かったと思います。

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    2025年10月06日
  • ある行旅死亡人の物語

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    知らないことばかり!
    『エレベーターのボタンを全部押さないで…』にチラッと出てくるこの本に興味があったので読んでみた。
    大正解!
    なんて本だ!!

    ミステリーよりミステリー
    まず実話だからの読者の共感性がとても高くなるのか?また分からないことを探求していく記者の発想力や行動力にも脱帽、そしてわかった真実
    またそこからの想像がもし本当ならとんでもないことに!いゃ〜読めてよかった。もっと広く知られていい本かと…

    行旅死亡人こうりょしぼうにん
    病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、身元不明の引き取り人不明の死者を表す法律用語。
    行旅病人及行旅死亡人取扱法により、死亡場所を管轄する自治体が火葬。身体的

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    2025年09月17日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    背表紙に引き込まれたのと、YouTubeで誰かが紹介してたのを思い出して購入した。
    ノンフィクションは初めてで、記者の人の書く文章を本でしっかり読むのも初めてだったけれど、こんなにも面白くて引き込まれるものなの?と驚いた。
    最後はやっぱり小説ほどうまく伏線回収はされないのか、、と残念だったけれど。

    筆者の推測に過ぎないものは書かれていないけれど、筆者もあの謎の男は工作員だと思ってるっていう認識で大丈夫なのかな?笑
    それと息子はどこに行った?

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    2025年09月05日
  • ある行旅死亡人の物語

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    友達からおすすめされたので読んでみた!

    記者だよ!官報見てたら気になった人について調べてみるぜ!な作品。
    ノンフィクションだからミステリーじゃないのに謎が多くてミステリーみたいだし、事実は小説よりも奇なりって感じ。

    きちんとわからないことはわからないと明言されているのも、主役である故人の尊厳を想像で冒涜しないのもよかった。
    色んな場所に足を運んで直接人から話を聞かせてもらう。熱意や誠意が伝わって教えてくれる人、親切心で他の人に繋げてくれる人。
    いい意味で「人」を感じられる作品だった。

    お友達だったおばあちゃんや、心配していたおばあちゃん。人は誰しも本当の1人ではないんだな〜と思った。読ん

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    2025年08月18日
  • ある行旅死亡人の物語

    匿名

    購入済み

    引き込まれました

    物語の先が気になり一気に読んでしまいました。
    ニュース記事見てとても気になっていたので購入して読んでみましたが人生について考えさせられ、死んでもなお、生きた証がのこされていることが素晴らしく感じました。

    #深い

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    2025年05月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    タイトルの通り、人生は旅なんだな。そしてその旅の途中に生きていた証を否応がなしに残していくんだな。こんなに個人情報を探って晒して何になるんだ?と思ったけど、その過程で彼女を思い出して笑顔になる人もいる。期待していたほどにドラマチックな展開は無かったが、とても面白くていっきに読んでしまった。
    人間は「死んだら全部おしまい」では無い。

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    2025年11月19日
  • ある行旅死亡人の物語

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    3400万円を残して孤独死をした、右手指が無く住民票も無い女性。残されていた遺品からこの人は誰でどんな人生だったのかを新聞記者が探っていく。人生を重ねる事とは何を残していく事なのか、今を生きることは何に向かっていく事なのか。以前に夜景を見た時、あの灯りひとつ毎に人生があり自分一人のちっぽけさを感じた事を思い出した。それでもどこかに足跡は残っているんだ。誰かは知ってくれているんだと感じられ救われた気がする。

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    2025年10月18日
  • ある行旅死亡人の物語

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    孤独死した身元不明の高齢女性はどこの誰でどんな人生を歩んできたのか。
    僅かな手掛かりから地道な調査で、そして幸運にも助けられて、徐々に女性の人生が姿を現していく。
    記者の取材というのはどんなふうに行うのか、という意味でも面白かったですし、推理小説を読むような展開でもありましたし、何より名もなく孤独に亡くなった女性がどんな人生を送ってきたか、片りんなりと明らかになっていくことが喜ばしく思われました。
    著者の若い記者さんがあとがきに書かれていた、「人はいつか」ではなく「私はいつか」必ず死ぬ、という言葉が印象に残り、そのことを考えないようにしている自分に思い至りました。

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    2025年10月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    1人の行旅死亡人から2人の記者によって謎がひとつひとつ解明されていく…。読み進めていくうちに、本当は触れてはいけないものなんじゃ…と、緊迫感もあり一気に読めた。
    なんとなく、チヅコさんはこの2人に自分を見つけて欲しかったのかな。だから、遠い小さな町での聴き込みや調べることも、わりとするりと事が運んだのかな…とか、読んでいくうちに1人の人間の物語に血が通ってきた感じがした。
    伊藤記者が時折チヅコさんに情を寄せている描写も暖かな感じがして良かった。

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    2025年10月04日
  • ある行旅死亡人の物語

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    記者にとって、「未解決」という言葉が持つ謎の引力は、とても大きい。
    僕がある地方都市で働いていた時には、30年ほど前の未解決事件を追いかけようとしていた。職場に残されていた過去の資料を読み漁り、現場にも足を運んだ。でも、何もわからなかった。
    今でも、もっと本気で取り組んでいたら、と思うことがある。

    この本では、著者のそんな記者魂を感じた。
    結果がどうであれ、ここまで情熱的に取材に打ち込める胆力は、尊敬する!!!

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    2025年09月28日
  • ある行旅死亡人の物語

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    行旅死亡人という言葉を初めて知りました。謎が多く最後は想像するしかなかったけど、身元が分かって良かったです。自力でここまで調べられることにびっくりしました。記者さんすごいです。ぬいぐるみが印象的でした。ぬいぐるみを自分の子どもと重ねて一緒に過ごしてきたのかな。不完全燃焼ではあるけどこれがノンフィクションなんだと新鮮な気持ちになりました。

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    2025年09月23日
  • ある行旅死亡人の物語

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    身元不明のご遺体の謎に迫るノンフィクション。読みやすくてあっという間に読み終わっちゃったのに満足度高い。
    わからない事があるまま終わるのがリアルで、またノンフィクションジャンル読みたいなと思ってしまう。

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    2025年09月14日
  • ある行旅死亡人の物語

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    実際の話と知らずに読み始めたから途中驚いた

    大阪、兵庫で過ごした時間の詳しいことはわからなかったけど、親戚まで辿り着けたのはすごい
    続きが気になってサクサク読めた

    年齢が違ったのは被爆者であることを隠すためなのかな分からないけど時代に翻弄されたことは確かだろうな

    パートナー?とはどう過ごしたのか息子は本当にいたのか等他にも気になることはあったけど
    幸せな人生であったと思えていたらいいなと思った

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    2025年09月13日
  • ある行旅死亡人の物語

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    身元不明の女性の遺体が誰なのかを探るドキュメンタリー。死というものは本人からすれば、それで終わりなのかもしれない。
    今後の日本でも同様のことは今後起こり得るし、自分が死んでからどのように周囲に伝わるのか想像させる内容だった。

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    2025年09月07日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    序盤で提示される謎は興味深いが明かされる人生は特殊なものではない。ただ一人の女性が生きて、生きていた、それが何とも言えない気持ちになる。
    読みやすく面白かった。

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    2025年08月24日
  • ある行旅死亡人の物語

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    人に歴史あり
    生と死 生きざま
    たまたま本にならなくてもさまざまな生き方がある
    それぞれの生老病死
    1日1日を大切にしたいと思える本

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    2025年08月19日
  • ある行旅死亡人の物語

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    調査して分かった結果と推測をあくまで分けて書いてあるところに、故人へのリスペクトと記者たる所以を感じた。

    死に方は選べないが、生き方は選べる。どんな死に方をしたいかを考えさせられた。

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    2025年08月12日
  • ある行旅死亡人の物語

    購入済み

    うーん

    死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。

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    2025年04月11日
  • ある行旅死亡人の物語

    ネタバレ

    一気に読めました

    本が届いてから、2日で一気に読みました。
    皆さん、書評されている通り
    かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。

    なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
    長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
    おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
    なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
    千津子さんに子供があったという、知人の証言

    この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
    思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。

    やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。

    ヤクザだったかもと予想されている人も

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2024年08月31日