小野壮彦のレビュー一覧
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ネタバレ人様にだけは不義理をするな」という両親の教えであり、「人に対して熱い思いを持って向き合えよ」という、先輩や仲間たちの教えのおかげだということ。
結局、人をマネジメントして集団としての結果を出すということは、そうした凸凹な人たちのモチベーションを上げて、一つの目標に向かって進ませるということだ。そのためには、マネージする側は、次のような流れでひとりひとりへのアプローチをカスタマイズして設定することがコツとなる。 ①それぞれの部下のポテンシャルを見極める ②どの能力を伸ばすかについて設計する ③ちょうど良い具合の仕事をお願いする(少し背伸びくらいが良い)
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・人は4つの階層で捉えられる。
-知識、経験、スキル
-コンピテンシー(行動特性)
-ポテンシャル(xxすることにエネルギーが湧くか)
-エネルギーの源泉
・コンピテンシーを見極めるためには、オピニオンではなく、ファクトを集める。炙り出したいことを直接聞いても出てこない。エピソードを引き出すことに注力する。
語られている内容の重心の置き方から、大事にしている価値観を導出する。上手く不意打ちを織り交ぜることで、相手のより一層深いところにダイブする。
・ポテンシャルの因子は好奇心、洞察力、共鳴力、胆力。このエネルギー総量が大きいほど、人としての器が大きい。このポテンシャルモデルを駆使することで -
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ネタバレ著者は小野壮彦氏。1973年生、早稲田、アクセンチュア、企業、楽天へ買収、ヴィッセル神戸取締役(ここで31才)、その後世界最高峰のエグゼクティブサーチファームのエゴンゼンダーで活躍して。ZOZOを経てこの本を出すときにはグロービスキャピタル。
感想。貴重な理想の本。
備忘録。
・人材を、優劣と善悪の4象限で分ける考え方。
・人を4つの階層で考える。この考え方がとても勉強になった。1階:経験・知識・スキル、B1階:コンピテンシー、B2階:ポテンシャル、B3階:ソースオブエナジー。
・浅い方ほど他人から見えやすく、分かりやすく、変わりやすい。地下に潜るほど分かりにくく、変わりにくい。
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経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術
著:小野 壮彦
良書、問題提起の書であるとは感じましたが、その方法論をすべて受け入れることは生理的にできませんでした。
人を選ぶ技術は、非常にむずかしい。
事業の成否を問うのは、誰とやるか、がいかに重要であるにもかかわらず、その実行はとても難しく、ノウハウは共有されていないとあります。
優秀なヘッドハンターの書とありますが、ヘッドハンターとともに事業を推進していくわけでもありませんので、人材登用のすべてではなく、一面、一端を担っている方の意見と見たわけです。
気になったのは、以下です
■人をみる基準
・人を見るときの基準は、2つ。優劣の判断と -
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「採用」としても「人間関係」としても実用的かつ救いの多い良書でした。
●「採用」として
特に第2章のフレームワークは、採用にかかわらず全社員で共有しておきたいくらいです。階層の概念や、コンピテンシーとは?などを共通言語として持っておけると、よりズレのないリファラルや面接ができそう、そして採用に直接関わらない人も自己成長の役に立ちそう。その上で第3章の落とし穴を採用にかかわる全員で頭に入れておけばかなり面接の精度が上がりそう。見る目にズレが起きるときは、「見るべきポイント」は間違えていなくて、「問いの仕方」が間違っていることが多いように思います。
●「人間関係」として
フレームワークや概念の -
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【評価】
内容 :★★★★★
読みやすさ:★★★★☆
難易度 :★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
【所感】
人を選ぶというのは何分偉そうに聞こえるが、生きる上(ビジネスの場だけではない)で非常に重要な要素。決して人を排除することがその目的ではない。そして人を見る目はセンスなどではなく訓練によって養えるものである。そんな前提のもと人の見極め方について『知識・スキル』より深い『コンピテンシー』『ポテンシャル』といった領域まで踏み込んで洞察している。示唆に富む理論も然る事ながら相手からそれらを引き出す具体的なコミュニケーション手法まで語られているので多くの学びがあった。特にポテンシャル因子 -
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ネタバレ本書は、元エゴンゼンターのトップヘッドハンターが、豊富な実践経験と科学的知見に基づき「人を見る目」の本質を体系化した作品です。人材評価のプロセスを「自己認識」と「他者理解」の両面から解き明かし、現代の採用現場や人間関係構築に役立つ実践的知見を提供します。
核心的なフレームワーク:
1. 4象限モデル
‐人材を「優秀/平凡」と「有害/無害」の軸で分類
2. 階層評価法
- 地上階: スキル・知識(表面的要素)
- 地下1階: 行動特性(コンピテンシー)
- 地下2階: 成長可能性(ポテンシャル)
- 地下3階: 内面的動機(使命感/劣等感)
重要な洞察:
- 優 -
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ヘッドハンターとして経験を積んできた著者が人を見る技術について自信の知識経験をもとに書いた一冊。
本書を読んで経営層をヘッドハントしてきた著者だからこそ知る人を見るノウハウをたくさん知ることができました。
コンピテンシーを見抜くために行動に注目すること、ポテンシャルモデルである好奇心、洞察力、共鳴力、胆力を図ること、使命感と劣等感のバランスをみることという3階層を面接から見ていくことがいい人材を選ぶことにつながることを学ぶことができました。
座り方、人数、話し方など実践メソッドや質問をディープダイブして相手の本質的な部分を炙り出すことや優秀で有害な人を見抜くために確証バイアスにとらわれないこ -
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自分がやってきた面接の質問の浅さを知りました
面接で理解すべきは相手のコンピテンシー、それを裏付けるファクト(具体的行動)。コンピテンシーは再現性が高いので
困難に陥った時どのような対応をしたか。
「あなたはそのとき何をしたか」
「具体的にどうやったのか」
「その場合、このような問題が起きそうですが、どうでしたか?」
ポテンシャルの強さをみるには以下の4つのエネルギーを探る
好奇心、洞察力、共鳴力、胆力
これらについては高めか弱めかふわっとした感覚で評価すると良い
気をつけるべきは優秀なEvilタイプ。見抜くのは難しい。見た目は爬虫類みたいで瞬きが極端に少ないタイプが多い -
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人を選ぶ目的は、リスクがある人を排除するのではく、その人が起こすリスクをあらかじめ認識しておくということ。”腹を括っておく”のが本質的なリスク回避だと本書では最初に述べられています。
最終的にはそうだけど、できればリスクがある人は極力避けたほうがいいよね。と実務担当者や管理者は思うでしょうな。
前半部分が有益。人を4つの階層でとらえる方法が書いてあります。
◾️一番上はスキル・経験 一番見えやすい
◾️その下がコンピテンシー〝どんなシチュエーションで、どういうアクションを取りがちか〟という、固有の行動のパターン
◾️その下の地下二階がポテンシャル。その人ののびしろ。
「好奇心(Curiosi