加藤洋平のレビュー一覧
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一見、「英治出版」の本かと見まごうブックデザイン。
内容的にも、キーガンの「なぜ人と組織は変れないのか」(ITC=Immunity to Change)と関連性が高いもの。
世の中一般では、大人になると人間は変らない、新しいスキルは習得できないという固定観念があるが、キーガンは、大人でも「知性のレベル」は発達すると言う。
この考えは、とても勇気づけられるものだし、「大人の成長」にかかわることを最近は仕事にしているので、「便利な」考えである。
が、キーガンの本を読み進めると、大人の「知性レベル」なるものは、かならずしも世間一般でいう「知性」とは違いそう。
というわけで、もともとの表現を -
Posted by ブクログ
理屈だけでは部下との人間関係は成立しない。
相互コミュニケーション、相手の特徴を掴む事が部下と自分の成長を促進させる。
その為に発達心理学の知識は必要になると思う。
この本で意識レベルという「人の器に近いもの」の存在を知った。
5段階あるらしく、上の成長させるには垂直型成長が必要になるとの事。
垂直型(思考、仕事の視野など)の成長を促す事ができるのは
自分より意識レベルの高い人だけ。
意識レベルの低い人は教育を任されても水平型(業務知識、専門知識など)成長しか促す事しかできない。
優秀と言われてる社員の下に新人を配属させる企業が多い
のは主に垂直型成長を促す事が目的だと思った。
任されな -
Posted by ブクログ
ネタバレ部下育成本かと思いきや、どちらかというと「発達心理学」なるものをビジネスに応用、これを物語形式で説明した作品、という所でしょうか。
当理論に基づき、「人は死ぬまで成長する」「人の成長には段階がある」と主張し、その成長段階にあった手助けをしてあげることで、相手(部下)は成長する、という建付けのようです。
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まあ、何つうか。総論は賛成なんです。
私だって窓際のくせにこうやってシコシコ本を読んでいるのは自分の成長を信じているからですよ。また、視野の広さや成長にも段階があるのは分かります。マズロー云々みたいのが本書でも言及されていますが、まあ理解できます。
ただね、実際・実務ではどうかと -
Posted by ブクログ
主任になった1年目の何をすれば良いのかわからずあたふたした時期を思い出す。
急に周囲が言いたいことを要求してきた。
それをどうにか応えることができれば部署はよくなると思っていた。
この本の【成人意識の発達理論】でいうところの他者依存段階なんだろう。
まさに八方美人であり、嫌われたくないという意識がとても強いのだから。
この本を読んでまず自分の本当に求めていることはなんなのかいうことを改めて考える機会となった。
理念に立つリーダー。
自分の行動一つ一つに
これは「エゴ」なのか「コア」を意識していきたい。
嫌われてもいいという揺るぎない理念を自分でいかに作れるか守れるかいうことが今 -
Posted by ブクログ
人材開発のお勉強。
・ピアジェ効果
無理に成長・発達を促そうとすると、どこかで成長が止まってしまうということを示す概念。
「当時のアメリカにおいて早期英才教育が盛んに行われており、長期間に及ぶ追跡調査をした結果、無理に成長を強いられた子供たちの多くは、20歳を過ぎるあたりでピタリと成長が止まってしまうということが確認されたのです。」
◆5つの発達段階の要約
発達段階1 具体的思考段階
発達段階1は「具体的思考段階」と呼ばれます。この段階は、言葉を獲得したての子供に見られるものです。そのため、すべての成人は、基本的にこの段階を超えていると言えます。
具体的思考段階の特徴は、具体的な -
Posted by ブクログ
・「室積さん」と「私」の対話形式。室積さんが聞き上手なのは分かるけど、反復や言い換えによる要約は読んでてちょっとしつこいな…と思ってしまうけど、それも部下との接し方のひとつなのだな。「〜〜に関して、どう思いますか?」と問いかけて、その答えを次に説明することに繋がるよう促す話し方。分かっちゃいるけど、意識してないと出来ないし、説明されて理解したことと問いかけられ答える(自分で考えてみる)というプロセスを経て理解したことと、納得させやすさが違うのだろうな。
・「人間は意味を構築することを宿命づけられた存在である」というよりは寧ろ、『人間は意味を構築できないものを認識することができない』のではない