加藤洋平のレビュー一覧
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ネタバレ【この本をどう読んだか】
本書は、エゴとコアという軸でリーダーシップと成人発達を描く一冊として、自分の関心(意識の変容、親子関係、トランス体験)と強く共鳴した。本の構成としては物語パートと理論パートが組み合わさっているが、自分にとって価値が高かったのは、「物語で揺れを感じたうえで、章末の解説で発達理論として整理し直す」という往復運動そのものだった。
【物語パートから受け取ったもの】
物語部分は、冗長に感じる箇所もあった一方で、「揺さぶられている最中の人間」がどう考え、どう身動きが取れなくなっていくかを、かなり生々しく見せてくれる。特に、管理職の不在によって主人公が半ば強制的にリーダー -
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スキル、専門性を磨くことが強く叫ばれる昨今において、本当に求められる成長とは何かを投げかけてくれる。タイトルにはちょっと拒否反応もあるし、対話形式が少しライトなものにしてる感はあるが、内容自体に対する個人的共感はかなり大きかった。
筆者の言うところの"垂直的な成長"についてもっと目を向けていかないと、表層的なまやかしに惑わされ、人も組織もどんどん沈んでいってしまうのでは。。。というこのところの懸念に符合するものだった。
自分も含め、日頃周囲のメンバーの中にもこれ当てはまるなぁと感じる部分もあり、コミュニケーションのヒントにもなる。
理論自体はだいぶわかりやすく書かれている -
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リーダーシップの獲得方法を成人発達理論から説明した良書。リーダーシップとは、影響力であること、影響力は誰しも持っている以上、リーダーシップは誰もが備えているものであることを出発点にしていることが面白い。誰しも持っているリーダーシップの中でも、目指すべきものとして、「コアリーダー」が提唱されている。自分の願い=理念に基づいて行動できる人である。つまり、リーダーシップとは自分自身の表現である。そのために、自分の願いに自覚的になることが重要であることが主張されている。何か型にはめたリーダーシップではなく、自己分析を重要視する本書は、周囲に合わせて「良い人」「正しい人」であろうとする自分にとって、自分
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、 リーダーシップとは影響力
影響力はだれにでもある
役職や肩書は関係ない
そこにいるだけでその人に合わせて行動をし、
発言を選ぶなど他者を動かす力が働く
その人の在り方=影響力の大きさを決める
ひとは状況を心のレンズを通してみる
→評価指標にあわせてみる
→自分の成功体験のみをよしとする など
外的要因でその人への評価や存在の捉え方が変わる
↑は必ず起きるので、
自身がそう判断していることを自覚することが大切
人は保身をする生き物
自分を守るために人の評価にレンズをかけることもある
自分が保身をしているのか、
どんな感情でいるのかをメタ認知するには
相手の感情を知る知見が必要
ま -
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仕事における自己成長を通じてリーダーシップを学ぶ過程を、ひとつのケーススタディとして物語形式でまとめた一冊。途中に成人発達理論に基づいた解説が添えられている。
仕事でリーダーになるため、どうしたらいいかの情報収集として読み始めた。リーダーシップに関する本だが、社会人としての自己成長のプロセスを解説しているため、リーダー候補のみならず働く人全員に広く勧められると感じた。
もしこの成人発達理論を現実の私に当てはめたならば、この物語の主人公のように一直線には成長しないだろうなと思った。自分の欲望に忠実な自分と、組織の歯車として依存する自分との間を何度も行き来する内に、そのどちらでもない自分の理念に基 -
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ネタバレ印象に残った点
★自己欺瞞:正義のラッピング
★★自己犠牲的に一人で抱え込むのは自分勝手。保身。3種類の排気ガス:弱者・親しい人への八つ当たり、別にはけ口(暴飲等)、心身こわす。
・八方美人は他者依存段階。他人の気持ちや考えを考慮に入れながらも、それらに飲まれずに自分の気持ちを大切にすることが大事。
★大事だと思う相手に合わせる時、自分に恐れが存在し影響している。本音と本心、鎧を脱ぐ。
★自分に正直に生きるのは、責任を伴う。故に、怖い。
★★願いを握りしめ、ヘドロに突っ込む。
★★プライベートも大切にしてほしい。仕事を追いかける側に立てる。そうすると楽しい。 -
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本のタイトルが素敵。職場で女性がリーダーになっていく課程が小説仕立てで描かれている。
ピンク表紙じゃなかったらもっと売れていたと思う名著。
○リーダーシップと成長の4段階
・リーダーシップとは影響力(周囲を巻き込んでリードする)のことであり、4つの成長段階が存在する。
・他者への影響力を考えることはよくあるが、リーダーシップを育てるのであれば、自分の影響力の成長をリードすると考える。自分の影響力の起点に自覚的になることが肝要。
・「自分らしいリーダーシップ」には、人として成熟することも必要不可欠。人間的成熟とは視野の広さ、知識の幅である。
第一段階「エゴリーダー」
・他者のことは、自己の欲 -
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ネタバレストーリーに沿って自分自身のリーダーシップを考えることができる。
よくある「漫画でわかる〇〇」の物語小説版のようなものでしょうか。
抽象的なリーダーシップとは
ただそこにいるだけで発してしまう存在感、雰囲気。
良いリーダーに視野を広くする方法は2つ
・いつも自分の状態を俯瞰でみること
・丁寧に枠の外の体験を積むこと
正しいリーダーになるな、理念あるリーダーになれ。
自分の願い、missionを持ったリーダーになること。
仕事を通じて何をしたいのか。
コアな願いとリーダー
損得の壁、孤独の壁、アイデンティティの壁
損しても良い、嫌われてもいい、無価値でもいいと受け入れること、、
それでも -
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「ティール組織」のベースにもなった理論モデルであり、社会のあらゆる事象を理解・整理するための枠組み(またはメタ理論)である「インテグラル理論」の概要を解説した入門書。
インテグラル理論は、縦軸に「個人」と「集団」、横軸に「内面」と「外面」を配した四象限で構成されており、例えば「個人の内面」は自己の意識であるのに対し、「個人の外面」は脳科学や生物学的領域であり、「集団の内面」には文化や文明が、「集団の外面」には社会制度や環境が位置づけられる。またそれぞれの象限ごとに、発達の段階である「レベル」、並行して発達する複数の領域(「ライン」)、レベルやラインごとに生じる意識の状態(「ステート」)、さら