橋本将功のレビュー一覧
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ビジネス環境の複雑化・高度化に合わせて、組織のあり方や環境整備の重要性を説くマネジメント書籍。
一般的なプロジェクトマネジメントに照らして『悪意のない不適切なマネジメント』を回避し、最大のリスクである人を壊すという致命的なミスを避けながら成功体験を積み上げることをテーマに設定している。
5つのテーマ『タスク』『プロジェクト計画』『コミュニケーション』『キャリア』『組織・環境』からなり、大ピンチ図鑑のような危険度・頻出度でレートを示している(参考値)
現代日本の労働者の置かれた環境(曖昧な指示やコミュニケーションの希薄化)や、スタンス(全てを正直に話すとは限らない等)を踏まえた適切なマネジ -
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マネージャーや管理職に向けたTIPS的な内容。
「アンチパターン」と「対策」が書いてある。正直「対策」に関しては綺麗事だな…と思うところは多い。
元気な時に読んだほうがいいかもしれない。
以外簡単な読書メモ。
TIPS
・日本における仕事の熱意や愛着は5%(世界平均は23%)
当たり前だけどなかなかできないこと
・ミスしたらミスを責めるのではなくプロセスや環境の問題を洗い出すこと
・心理的安全性「チームメンバーがリスクある行動を取ったとしても、チーム内では安全であると信じられる状態」
→高い生産性や効率性を発揮
・メンバーの状況や意見を尊重する
・感傷的なやり取りに注意 叱責だけでなく -
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難しい問題である。人間に原因があるケースもあれば、プロジェクトが計画時点ですでに破綻してるケースも多々あり、リーダーも無茶を承知で指示せざるを得ない場面もあると感じる。プロジェクト規模が大きいと関係者や指示系統も複雑になり、誰も答えを持っていないというケースも少なくない。
こうしたプロジェクト上の問題を配下のメンバーが個人の力で解決するのは、経験上ほぼ不可能だ。
そして自分が壊れてしまっても、上司やプロジェクトは一切責任を取ってくれない。
最善策は、(ウソで良いので)病院でうつ病か何かと診断してもらい、さっさとプロジェクトから離脱することだ。
「あなたが居なくてもプロジェクトは止まらない」を -
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ネタバレ面白いタイトルで少し話題になっていたので。プロジェクトが壊れるのか人が壊れるのかは不明だけど、受け手、送り手の気質もあるにせよそうならないように努めることは重要であり、破綻プロジェクトも多数あるみたいなので参考にしたい。指示の方法やレビュー時に気を付けることに加えて、コミュニケーションや透明性の欠如、組織・環境など参考になる。リーダーにおすすめ。
#メモ
・知らず知らずのうちに言動や意思決定によるストレスを与えることがある
・過度なプレッシャーやサポート不足、明確な目標や役割の不在などが、メンバーのモチベーション低下やメンタルヘルス不調を引き起こさせる
#アンチパターン抜粋
- タスクの丸 -
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内容はタイトルのまま。人が病む原因となりうる要素を50個並べた本。50個もあるため、一つ一つの記述は短く、対策も表面的に思える。だからこそサクッと読めて良い、という面もあるが。
真面目に対策しようと思ったら、一つの要素で本が一冊書けるようなテーマばかりなので、本書を読んで何かすぐに個別対策ができるというようなものではない。「悪いのは分かるのが、簡単に対策できるなら、とっくにやってるわ!」になりがち。
逆に、本書の良さは網羅的に書き出して整理したところで、インデックスとして価値がある。一応、ITプロジェクトという文脈で書かれているけど、それ以外の業務でも通用する話ばかりなので、ITじゃない人 -
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ネタバレプロジェクトマネジメントに関連するメタ認知のテクニックについて述べた書籍。
題名から受けるイメージとは異なり、マインドセットなどに関する内容となっている。
プロジェクトマネジメントに関しては、前作の「基本が全部わかる本」がよくまとまっているので、そちらがオススメ。
本書はプロジェクトマネージャ向けの内容で、基本から一歩進んで視座を上げた「メタ認知」を知ることができたのは良かった。
【ポイント】
・メタ認知とは、「自分や関わる相手が何をしっているか、何をやっているかを客観的に理解していること」に関する能力
・組織の発展には、各人材が持つスキルの平均点を上げる観点での仕組み(ドキュメンテ -
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プロジェクトマネジメントとは何か、その中でプロジェクトマネージャーの役割について、教科書のようにまとまっており、自分自身経験はないが概要は学べたと思う。本書のような流れでプロジェクトが進行し、課題をクリアしていきながら完了に至るのかということを想像できた。
1. プロジェクトとはなにか 基本的な知識と考え方をおさえよう
・プロジェクト:いまある状態からあるべき状態にするために行う、スタートからゴールまで続く複数の業務(本書の定義)
・プロジェクトの目的:プロジェクトが向かうべき最終的な到達点
・プロジェクトの目標:そのプロジェクトで達成すべき基準
・プロジェクトの目標はQCDによって定義す -
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◯本書を読む目的
・仕事で小さなプロジェクトを回す必要が出てきたため
・今後マネジメントフェーズになった時の予習
◯感想
まずはリスクの観点で全体を俯瞰し、アクティブに調整を行うプロジェクトマネジメントとタスク進捗管理や予算管理に終始するプロジェクト管理を混同しないことが重要。
プロジェクトは不確実性が伴うものなので、計画段階からスケジュールや予算にバッファーを持たせるべき。
本書のプロジェクトの定義やQCDに関する交渉を有するという観点で考えると、ソリューション営業もプロジェクトの一部だと感じた。
そう考えると自分も普段大なり小なりプロジェクトマネジメントを実行している身ということにな -
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