小沼理のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレシンプルにめっちゃムズいなと思った。
自分が当事者でないことについて、どこまで語ったり考えたりするのがいいのかわからない。
そんなに簡単に「共感」できない、すべきでないのはその通り。
とした時に、どんな「距離感」でいたらいいのか。
大学時代にジェンダー論を専攻していたが、そこはけっこう悩んだポイントだったなぁというのを思い出した。
この本で一番心に残ったのは「はじめにーわからないけどわかるよ」の章。
性質として私自身も共感力が高めなタイプなので、相手の状況や気持ちを想像して「わかる」と言ってしまいがち。
でも当人からしたら「わかってたまるか!」という部分もあるだろうし、自分の想像力の範囲でし -
Posted by ブクログ
冒頭で話されている「分かるかも」という口癖はつい自分も使ってしまうな〜
全体的にLGBTQ +について語られていたが、人と人との距離感って本当に難しい。人の考えは100%理解はできないし、自分の意見と真逆の人が現れた時は攻撃するのではなく歩み寄る姿勢が大事であるけれど実際はなかなかできなかったり。そもそもこの考えも自分がマジョリティに属する側の人間で傲慢な所もあるのではないかとモヤモヤしたりうまく自分の答えは出なかった。
でもやっぱり相手を知ろうとすることは人と関わる上で必須だよな、その上で共感の言葉を言うことは悪いことではないよなとこの本を読んで思った。