カルロス・ルイス・サフォンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「風の影」が良かったので、その第2弾ということで購入
「風の影」の冒頭にでてくるバルセロナの「忘れられた本の墓場」が本作にも登場する。訳者あとがきによると「忘れられた本の墓場」4部作の第2弾らしい。
本作は「風の影」より少し前の時代で1928~1930年頃の時代設定で、1926年に建築家ガウディが没し、1929年に世界恐慌が始まるという時代背景がある。
この本のエピローグに主人公に送られてきた女性の手紙の中に「ダニエル」という息子が出てくるが、これが「風の影」の冒頭にでてくる「センペーレ古書店」の息子「ダニエル」で、前作につながっている。
感想は下巻で -
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Posted by ブクログ
・ カルロス・ルイス・サフォ ン「マリーナ バルセロナの亡霊たち」(集英 社文庫)の「訳者あとがき」によつてこの物語の粗筋をできる限り 短い言葉で言へば、「ゴシック・ロマンの香りが全編ただよう本作 は、ミハイル・コルベニクなる人物をめぐる謎追いを経糸に、オス カルとマリーナの友愛を緯糸にして、一九七九ー八〇年の『現在』 と、その半世紀まえの『過去』の逸話を行きつ戻りつしながら紡が れていく。」(309頁)。主たる物語はミハイルだが、そこにオ スカルとマリーナが絡むといふことである。これを物語巻頭の文章 から引けば、「時という大洋がそこに埋めた思い出を、遅かれ早か れ返してくるなんて、あのころの
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Posted by ブクログ
ネタバレそうかー、そう来るのかー
それはでも無茶やわー
四部作の二作目で急にそれは無茶やわー
むしろどう収束させるのか気になって早く次読みたいわー
ということで、一応このパターンもあるかなという予想の範疇ではありましたが、やっぱり無茶してきよる
同じ世界なのに世界観変えて来やがったのよ
しかも(繰り返しになるけど)四部作の途中なのよ
まぁ誰も読んでないだろうからぶっちゃけちゃうけど、前作では一見ファンタジーに思えたことが実は裏であーなっててこーなってて最後にそれが明かされてうわーだったのよ
でも今作はファンタジーに思えたことがそのまんまファンタジーっていう
うそ〜ん
だって共通する登場人物と -
Posted by ブクログ
ネタバレあれっ?幻想的なミステリーだと思ってたのに、ミステリーみたいな幻想小説だったの?
最後は流血がいっぱいで色んな人が死んでしまってグロテスクなのだけれど、結局のところ何の犯人を探していたのか、何が一番の問題だったのか分からないまま、私の頭の中はとっ散らかっております。
結局、上巻で「忘れられた本の墓場」へ行ったときから時空を超えた“天使”の罠に捕まったということなのかな?この小説の主人公は小説家なので、作者のカルロス・ルイス・サフォン自身が主人公でもあり、天使でもあったのかもね。
でも、私は実は伏線はこの小説の外にあるのではないかと期待している。
それは主人公ダビッドが子供の頃にセンペー -
Posted by ブクログ
まず前作『風の影』のあらすじを覚えていない。魅力のある小説だった気はするのだが、なんかこうスッと入ってこなかった。本作もやっぱりそれに近いかな。
ちなみに『風の影』の断片的な記憶はこんな感じ。特に後半戦を覚えていない。
・本の墓場みたいなところ。冒頭チラリとしか出てこない
・ナゾの作者が書いた本が出てくる
・ナゾの男につけられる
・友だちと血入りのソーセージを食べるシーン
・彼女と空き家でイチャイチャする
作中での時間経過の感覚とか、他人の書いた原稿を裏で書き直してしまう場面とか、ヒロイン(ではないのか。クリスティーナの方ね)の振る舞いとか、いろいろ微妙に納得しづらい。
夢と現がないまぜ