吉村仁のレビュー一覧

  • 素数ゼミの謎

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    進化のロジックが数理によって解明されていく、数理生態学という学問の楽しさと数学の美しさに詰まった本。
    読むまでは、「数学」と「生態学」がどう結びつくのか見当がつかなかったが、数学苦手な自分にも、児童向けのやさしい説明で(ざっくりと)理解できた。
    久々に数学がやりたくなった。

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    2023年09月17日
  • 素数ゼミの謎

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    13年または17年ごとに大発生するという、素数ゼミ。なんで他の素数ではなく13年、17年なのか?という話。
    なんとなくその周期になった訳ではなく、ちゃんと理由があると言うことが、わかりやすく解説されていました。

    小学生でも、本を読み慣れた子なら4年生くらいから読めそうです。

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    2023年01月22日
  • 素数ゼミの謎

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    13、17年おきに大量発生する素数ゼミの謎を分かりやすい言葉とイラストで紹介する本です。なぜ素数なのか?なぜ長く地中で暮らすのか? 様々な疑問を丁寧に解き明かします。

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    2022年08月14日
  • 素数ゼミの謎

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    子どもがどうしても読んでほしいというので読みました。わかりやすかったです。まだ小1だったので、ところどころかみ砕いて読んだのですが、最後まで集中して聞いていました。

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    2021年07月18日
  • 素数ゼミの謎

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    これはセミ特有の事象なのだろうか?
    他の生き物でも同じな気がする。
    多数年を土の中で過ごし、短い陸上生活を送る生き物は他にいないか?

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    2020年12月26日
  • 素数ゼミの謎

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    北米の「13年ゼミ」や「17年ゼミ」は知っていましたが、なるほど、素数ゼミとはうまく名付けたし、実際に「素数」であることが意味を持っていることを平易に解き明かしてくれていて、面白く読めました。

    著者の吉村さんは数理生態学が専門とのことなので、実際には様々な数理モデルを駆使して解明したのでしょうが、この本ではうまくかいつまんで説明してくれています。

    私自身は数理生態学が専門ではありませんが、私の出身研究室は数理生態学の分野ではおそらく日本で一番有名なところで、私が在学していた当時の教授も優秀な数理生態学者でした。農学部だったので、害虫の発生予測を数理モデルにして、被害が出る前に対策することが

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    2019年01月20日
  • 素数ゼミの謎

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    数学は苦手だ。はっきり言って算数からダメだった。しかし、この本を読むと数、数学というものの果てしない魅力の一端を知ることが出来る。
    数学は嫌い。でも謎解きは好き。という人にはオススメ。
    こういう、苦手な物の魅力を教えてくれる本に早く出会っていたら、もっと人生の幅が広がっていたかもなぁ…と後出しみたいな感慨もわくのである。

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    2018年03月05日
  • 素数ゼミの謎

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    13年と17年に一度、大量に発生する「素数ゼミ」。
    なぜ同じ場所で繰り返し大量発生するのか、なぜ一定の周期で羽化するのか、なぜこんなに長い間羽化しないのか…
    これらの疑問に「進化」=繁殖と交雑という視点から考察しています。
    中学生くらいでも読める文体と量。
    生命の進化の凄さを感じますが、文末にもあったように、近年の人間による急激な環境の変化に彼等が対応できるか、少し心配です。

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    2016年08月23日
  • 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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    [ 内容 ]
    北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。
    この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を“あっ”といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。
    「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし。

    [ 目次 ]
    プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
    第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
    第2章 素数ゼミの秘密に迫る!第3章 素数ゼミを追って!
    第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったか
    第5章 進化の歴史とムシの多様性

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    2010年07月13日
  • 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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    素数年ごとに大発生する北米のセミの生態と進化について。素数である理由については10年以上前に高校で聞いたことがあったけれど、その進化についての仮説がまた面白かった。

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    2009年11月25日
  • 素数ゼミの謎

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    生き残りのための選択肢。知らないセミだけど、彼らは生き残るために自然に選択している、
    あれこれ理屈を捏ね回さなくても、長い時間をかけて自然に進化している。生命ってそして素数って不思議。

    400匹のセミの写真がちょっとだけ気持ち悪い。
    挿し絵もリアル。子供の時はセミは捕まえられるくらい平気だったのに、久しぶりにみたら、絵でもなかなか。

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    2022年05月18日
  • 素数ゼミの謎

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    多分子供向けの本だと思うんですが、ずっと家にあったまま読むこともなかったので思い切って読んでみました。
    夏の苦手なものの1つであるセミの話ですが、かなり興味深かったです。ずっと昔から生き延びてきたセミって凄いなとしみじみ。

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    2021年07月24日
  • 素数ゼミの謎

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    アメリカには、幼虫である期間が13年と17年(どちらも素数年)であるセミがいる。ところが、12、14、15、16年の幼虫期間をもつセミはいない。このなぞに迫ったのがこの本である。実に明快なロジックを使いなぜ、13、17年なのかを解説してみせ、なかなか面白いが、ロジックの破綻ポイントである「なぜ、11年や19年ではないか」にはまったく触れないという二流学者のやり口がちょっと残念。

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    2018年10月23日
  • 素数ゼミの謎

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    一般向けの本がこれが初めてとは思えないほど、やさしくわかりやすい文章。挿絵もなんだか味があるうえに、いい具合に理解の助けになって良し。

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    2018年03月04日
  • 素数ゼミの謎

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    蝉に関する「なぜ」を分かりやすく回答しながら、進化の仕組み・不思議に関する入門書とも言える。生物学に対するとっかかりとして良書かと。

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    2016年05月31日
  • なぜ男は女より多く産まれるのか ──絶滅回避の進化論

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    これまで語られてきた
    男のほうが幼児死亡率がたかいから
    多く生まれることが証明された。
    いろいろ雑然としていたほうが
    緊急の場合には対処できる。

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    2015年03月13日
  • なぜ男は女より多く産まれるのか ──絶滅回避の進化論

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    数理生態学を専門とする大学教授が、絶滅回避という観点から、昆虫、人類の男女比、経済、投資、企業経営などについて論じた一冊です。
    面白い理論だとおもいます。

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    2013年01月15日