吉村仁の作品一覧
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ユーザーレビュー
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NDC486.5
「アメリカに、13年、あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生し、数週間だけ凄い声で鳴き交わして死んでゆく、へんてこなセミがいます。どうしてそんなに長い間地中にいるの?13年と17年なのはなぜ?日本人の科学者が初めて解いた、奇妙な「素数ゼミ」の秘密。」
・表紙が大人っぽいけれど、
...続きを読むイラスト多くフリガナもあり、わかりやすく説明してくれているので、小学校中・高学年でも読める!きっと友達に話したくなる^^
目次
1章 アメリカの奇妙なセミ
・不思議な生き物、セミ
・50億匹のセミ!?
2章 小さなセミの秘密
・アメリカ中がセミだらけ?
・謎を解くカギは「気温」?
・とてつもない時代「氷河時代」
3章 セミの歴史を追って
・祖先ゼミの受難
・不幸中の幸い「レフュージア」
・奇妙な性質のはじまり
4章 素数ゼミの登場
・13と17の秘密
・「素数ゼミ」の登場
・魔法の数字の不思議
5章 そして、現代へ
・長い旅の末に
・終わりに―「進化」ってなんだろう
著者等紹介
吉村仁[ヨシムラジン]
1954年生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学研究員、インペリアル・カレッジ個体群生物学センター研究員、千葉大学客員教授などを経て、静岡大学工学部教授およびニューヨーク州立大学併任教授。数理生態学が専攻で、進化理論を研究している。セミのほかにも、さまざまな動物の行動を進化的な数理モデルで解析し、多くの研究論文を発表している
Posted by ブクログ
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すごくわかりやすく、納得のいくような説明で面白かったです!
元々読みたくって、学校の図書室で探していたら、ありました。図も入ってるし、内容もまとまっていて「こういうことだからなのか!」と読んだら、すぐわかりました。絵も細いけど可愛くて好きです。
あまり長くないので軽く読めます。
Posted by ブクログ
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13年、17年周期に大量発生するセミの謎。言ってしまえばそれは生き延びてきた結果なのかもしれませんが、お話は氷河期まで遡りはては数学のお話にまでなってそれをかつ小中学生に分かりやすく説明されてとてもロマンがあって面白かったです。
Posted by ブクログ
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今年の夏ももう終わり。夏といえば、ここ一週間で元気な鳴き声が聞こえなくなったセミ。セミといえば、13年あるいは17年に一度だけアメリカの一部の地域ごとに大量発生する「素数ゼミ」という奇妙なセミの秘密が本書で解明されている。
そのような周期で成虫し、地方で億単位の匹数で発生する数種類のセミ。それまで
...続きを読むは、ジッと地中で、その時を待っている。その謎を日本人の科学者が初めて解いたもの。
「素数」という言葉に得も言われぬ抵抗感がある方もいるが、これらのセミは、氷河時代を乗り越え、まさに「風雪に耐える」を幾度も経験しているため、絶滅を回避してきた逞しさがヒシヒシと伝わってくる。
Posted by ブクログ
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僕はこの本を読み終えて、素数ゼミについて今よりも詳しくなりたいと思いました。文字だけでなく、イラストもあったのでよりイメージが湧きました。さらに、なぜそのセミが13年または、17年に登場するのかが、素数の性質を使った物だったので驚きました。
Posted by ブクログ
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