吉村仁のレビュー一覧

  • 素数ゼミの謎

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    漢字 大人レベル
    フリガナ あり(ごく一部)
    文字の大きさ 小
    長さ 長い(126ページ)
    出版年 2005年
    内容 13年あるいは17年周期で羽化する「素数ゼミ」の謎を解明する。
    感想 一見難しそうに見えるが、とても読みやすい。最小公倍数など多少の算数の知識は求められるものの、著者の語り口が易しく、前提となることを何度も繰り返し説明してくれるので、算数や理科に苦手意識があってもついていけると思う。生き物の不思議と、突き詰めて研究することの面白さに目を開く一冊。

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    2025年09月07日
  • 素数ゼミの謎

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    昆虫も、数学どころか算数も苦手ですが、とても面白く読むことができた。一部ルビが振ってあるので小学校高学年〜読むことができると思います。

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    2025年07月03日
  • 素数ゼミの謎

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    素数ゼミについてずっとフシギに思っていたこと――なぜ北アメリカだけなのか? なぜ周期が13年や17年と長いのか? そしてなぜ素数年なのか? そうした疑問がこの1冊で氷解。
    子どもにもわかるように書かれているが、内容は高度。なかでも、挿まれている図表が重要な役回りをはたしている。文章だけだったら、理解にかなりの時間がかかったかもしれない。
    著者は数理生態学が専門。アメリカでの研究生活も長い。他の生物学分野が専門で、日本にいたのなら、この積年の謎は解けなかったかもしれない。それにしても、見事な謎解き。

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    2025年05月03日
  • 素数ゼミの謎

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     昆虫の学会で、若い研究者さんたちを優しく導く、著者の吉村仁先生、ナイスです!
     この本は、そんなやさしさあふれる?吉村先生のロングセラーです。ページ数も少なく、フリガナ付き、やさしく読みやすく、小中学生以上にピッタリ。まるで30分の科学ドキュメント番組をみているようです。
     石森愛彦さんのイラストもすばらしい!

     読んでよかった。素数ゼミ(周期ゼミ)は知っていましたが、基本のとこ、誤解していることが多かったです。
     わたしが誤解していたことは、1.サイズが普通のセミと同じ、2.全米に生息、3.全米で発生年がそろってる、4.アメリカには素数ゼミしかいない、など。そんなことなかったです。
     吉

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    2025年04月16日
  • 素数ゼミの謎

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    すごくわかりやすく、納得のいくような説明で面白かったです!
    元々読みたくって、学校の図書室で探していたら、ありました。図も入ってるし、内容もまとまっていて「こういうことだからなのか!」と読んだら、すぐわかりました。絵も細いけど可愛くて好きです。
    あまり長くないので軽く読めます。

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    2023年05月14日
  • 素数ゼミの謎

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    ネタバレ

    13年、17年周期に大量発生するセミの謎。言ってしまえばそれは生き延びてきた結果なのかもしれませんが、お話は氷河期まで遡りはては数学のお話にまでなってそれをかつ小中学生に分かりやすく説明されてとてもロマンがあって面白かったです。

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    2023年01月22日
  • 素数ゼミの謎

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    今年の夏ももう終わり。夏といえば、ここ一週間で元気な鳴き声が聞こえなくなったセミ。セミといえば、13年あるいは17年に一度だけアメリカの一部の地域ごとに大量発生する「素数ゼミ」という奇妙なセミの秘密が本書で解明されている。
     そのような周期で成虫し、地方で億単位の匹数で発生する数種類のセミ。それまでは、ジッと地中で、その時を待っている。その謎を日本人の科学者が初めて解いたもの。
     「素数」という言葉に得も言われぬ抵抗感がある方もいるが、これらのセミは、氷河時代を乗り越え、まさに「風雪に耐える」を幾度も経験しているため、絶滅を回避してきた逞しさがヒシヒシと伝わってくる。

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    2022年08月31日
  • 素数ゼミの謎

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    僕はこの本を読み終えて、素数ゼミについて今よりも詳しくなりたいと思いました。文字だけでなく、イラストもあったのでよりイメージが湧きました。さらに、なぜそのセミが13年または、17年に登場するのかが、素数の性質を使った物だったので驚きました。

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    2022年05月27日
  • 素数ゼミの謎

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    素数ゼミは13年のものと17年のものがいます。

    アメリカ全土で13年または17年周期にセミが一斉に羽化するわけではありません。
    今年はこの地域の素数ゼミが羽化して、来年は別の地域の素数ゼミが羽化するという具合です。

    幼虫の期間が長い理由は気温の影響です。
    これは氷河期が影響しています。

    気温が低いと成長に時間がかかりますし、寒いと幼虫の間に死んでしまう個体も増えます。
    そうなりますと、羽化してもまわりに仲間がいないため繁殖の機会が得られないケースも出てきます。
    そこで、氷河期と言えども盆地など比較的暖かい場所に、素数ゼミは固まって生息するように進化していきました。

    次は発生のタイミング

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    2021年09月21日
  • 素数ゼミの謎

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    アメリカに、13年周期、17年周期で大量発生する、素数ゼミと呼ばれるセミがいるそうです。

    なぜ、13年と17年という素数の周期で、いっぺんに同じ場所で大量発生するのか?その謎に迫った本です。

    地球の歴史と生命の進化の関係の壮大さと、壮大な中にある完璧な法則性に、感動しました。

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    2021年05月13日
  • 素数ゼミの謎

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    イラストもあり、文章も優しかったのでとても分かりやすかった。
    大人が読んでも愉しめるけど、子供が読んでも楽しめる内容だと思う。

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    2020年02月09日
  • 素数ゼミの謎

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    TV番組で紹介されていて、面白そうだったので読んでみました。素数自体も不思議な存在なので、素数で出てくるセミもとても不思議だったけれど、そうなるためにものすごい時間をかけて、進化してきたんですね。こんな風に他の生き物についても勉強したくなりました。

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    2016年10月20日
  • 素数ゼミの謎

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     いやー,おもしろい本でした。しかも,納得させられてしまいました。
    ・13年と17年周期に出てくるセミたち
    ・なんでこの期間なのか。
    ・なぜ,同じ場所で大発生するのか
    について,一つ一つそのなぞを解いていきます。
     素数と言えば,「1と自分自身しか約数を持たない数」のこと。5年生の算数で習います。素数同士の最小公倍数は,そうじゃない数同士よりも結構大きめの数となります。これが,このセミが生き残ってきた原因でもあるのではないか…というのです。
     これ以上話をするとネタバレになるのでよくないので,やめておきます。
     ま,ドキドキしながら,著者の理論を読んでみてください。

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    2014年12月09日
  • なぜ男は女より多く産まれるのか ──絶滅回避の進化論

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    強者生存の進化論の前段階として
    絶滅回避の進化論がある

    絶滅回避には
    何事もほどほどがよい

    協力が大切

    そんなビジネス書か?自己啓発本か?みたいな
    ことまで数学を用い説明がされる
    恐ろしい本

    かえす刀で
    投資は破綻する
    分散投資ではダメ
    なんてことまで説明されて

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    2014年09月04日
  • 素数ゼミの謎

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    子供に向けて話をするように書かれているが、大人が読んでも充分面白い。
    素数ゼミの謎がすっきり解き明かされる。

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    2014年04月11日
  • なぜ男は女より多く産まれるのか ──絶滅回避の進化論

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    ネタバレ

    偶然手にとったこの本、いつか読みたいと思っていた素数ゼミの先生の本でした。
    人間の経済活動を、生物の進化や活動の法則に当てはめて考えてみようという斬新な試み!いやぁ、面白かった。しょせん人間も自然の法則からは逃れられないんだな、と思い知らされました。
    「期待値から見た予測個体数は無限大に発散するが、実際には確実に絶滅する」ことを証明するくだりは圧巻。これはそのまま原発事故にもあてはまるんじゃないかな、いう気がする。「期待値から見ると絶対事故は起こらないけど、予測不能なリスクはゼロにならないので、そのモデルは将来的には必ず破綻する」と。
    あと面白かったのは、「資源が少ないと多様な生き物が少ない資

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    2013年02月25日
  • 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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    『17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!』
    (吉村仁、2008年、サイエンス・アイ新書)

    アメリカでは、13年と17年おきに発生するセミ(周期ゼミ)がいます。
    実はカギは13と17がともに素数であるということにありました。

    また、
    アメリカの面積と日本の面積を比べた場合、日本はアメリカよりも面積がかなり小さいのにアメリカに匹敵するような虫の種類が生息しています。
    これはなぜか。それは本書を読んだお楽しみにしておくということにしますが、この理由がわかったとき、日本人が何故虫の音にしみじみと感じるのかがわかったような気がします。

    (2009年8月17日)

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    2009年10月07日
  • 素数ゼミの謎

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    素数ゼミの存在は前から知っていたが、なぜ素数ゼミがとりわけ注目されるのか、別に素数でなくてもいいんじゃないか?という私の疑問に答えてくれた本書であった。結論を知って私の考えの浅はかさを思い知った。生物とは悠久の時をかけて進化しているのだと。つまり、彼らの存在のキーとなるのは昔の地球環境であると理解した。彼らは、長い時間をかけて淘汰を勝ち残った強者だと感心した。

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    2024年11月13日
  • 素数ゼミの謎

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    素数ゼミの進化の秘密が、子供にもわかるように平易な言葉で書かれている。面白かった。
    少し物足りない感じはあるかも。

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    2024年04月06日
  • 素数ゼミの謎

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    とても読みやすく分かりやすかった。高学年なら読めるかな?読んでいて面白いと思える本に久しぶりに出会った気がします。

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    2024年01月19日