ナオミ・バグドナスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024年
鑑賞作品 No.40
ユーモアについてユーモアをもって真剣に書かれた本。
アメリカ企業におけるユーモアの実例がたくさん登場し、何よりも脚注までも楽しませてくれる。
ユーモアなんて理論では語れないもの、本で学ぶものではないものだと思っていた。(だったらなんでこの本を読もうと思ったんだ?と疑問を抱いたあなたは正しい!)
しかし、本書は、理論的に学べるユーモアもあるのだと教えてくれた。例えば、大事なプレゼンや会議の場において、いかにユーモアを発揮するか。それはまさに最強の武器を私たちに与えてくれる。
もっとも、ユーモアという武器は非常に厄介で、人を傷つけたり自分をも傷つけてしまう諸 -
Posted by ブクログ
ユーモア
もしかすると今の僕に一番不足していて、今の僕に一番必要なものだったのかもしれない。
2年以上前から読もうと思っていて、手をつけていなかった本。
今、読むべき本だったのだろう。
なぜこの本が今の僕に必要だったと感じられたのか。
それは、真面目とふざけの間にユーモアは存在すると知れたからだ。
仕事と遊びはキッチリ分けるという思考に囚われていると、仕事の時は真面目に、ふざけるのは遊びのときだけという思考になる。
しかし、ふざけることとユーモアは違う。
ユーモアはむしろ、アイデアの呼び水になる、難しい交渉を円滑にする、チームの心理的安全性を高めるなど、仕事においてたくさんのメリットをも -
Posted by ブクログ
感想:ユーモアは最強ツールだから意識的に言わなきゃ損。
本書を読む前ひ思ってた:
・ユーモアはむずかしい
・ウケなかったらこわい
・自分は笑いの才能がない,才能ある人におまかせ
・自分は真面目な性格なので、無理にユーモア言おうなんて考えない方が幸せ
読後:↑全部まちがってた。
私の本書のポイント2点:
①:ユーモアを言う人は周囲から評価が上がる
真面目な研修合宿に、意図的にユーモアを言わない役と、意図的に「面白くない」ユーモアを言う役を、参加させた実験。結果、面白くないユーモアを言う人は、皆から「人格が良い」「頭が良い」など好意的に思われた。
実験での「面白くない」ユーモアとはたとえ -
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Posted by ブクログ
ビジネスや私生活で周りの人たちと良好な関係を築くためにも、ちょっとした笑いがとても大切だということは誰でもわかることですが、それを科学的にアプローチしたスタンフォード大学ビジネススクールの教師、研究者が書いた一冊です。
自分自身を”つまらない人間”だと思っている僕としては、読んでいてとても勉強になりました。その一方で、割と長く助長だったことに加えて、基本的に例としてあげられるエピソードが日本人だと分かりにくいことが多かったため減点しました(英語の駄洒落は翻訳できないし、名前が出てきたコメディアンなんて一人も知らなかった)。
ですが、唯一無二の書籍だと思うし、実生活にとても大きな影響を与える -
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Posted by ブクログ
ネタバレ以前に自分がユーモアを飛ばした時に悪い雰囲気になってしまったのは、そのジョークがパンチ・ダウン(自分よりも地位が低い人をからかう、当時は後輩に対して)になっていたからだったのか!と気づけた。
自分の地位が低い時はパンチ・アップが有効であり、地位が上がるほどジョークの対象にできる上司が少なくなるので自虐的ユーモアが有効になるようだ。
これまでのリーダーは絶対的な引っ張る力を求められていた。完全無欠な人こそリーダーだった。しかし、昨今のリーダーはこの人なら信頼できると思われることが重要らしい。
私もそうだが、上司とは仕事だけでの付き合いであるため、仕事が終われば赤の他人で、仕事後に飲みに行っ -
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Posted by ブクログ
「ユーモアは大事だからみんな身につけようね!」という主張を、グゥの音も出ないほどに丹念に刷り込んでくる一冊。
分かってる!正直なところ、ユーモアの大事さは最初から分かっているんだ!
それを身に付けたいがために手に取ったのだ。しかし具体的な部分はあまり書かれていない。
というか紹介されているアメリカンジョークは多いが、日本人にはその文化からくるウケがメロスの政治知見くらい分からぬ。
しかしヒントやマインドについては多く散りばめられていて、普段から笑いを起こすためにエンジンをアイドリング状態にしておくことや、日常の中に笑いの種が隠れていること、予測から外れたタイミングで笑いが起きるといった教えは -
Posted by ブクログ
ユーモアを使うことで職場関係等がどうやって良くなっていくのかアメリカで実際にあった物語やジョークを用いながら話しを進めていく本で分かりやすい説明もあったが、理解できない箇所も数点あった。
中でも自分の中で響いた点は、ユーモアは面白くなくて良いということ。その場で適切にユーモアを伝えれるか。ユーモアのセンスがあると周りに思われればそれで良い。またユーモアを訓練するには周りの事実に目を向けて素通りしないこと。なにで笑いが起きたか聞く耳を立て、それを自分の言葉に変換する力が必要。つまり語彙力。そのユーモアを仲間とコールバックする。(仲間意識が向上する)するとよりよい関係に繋がる。
痛みはコメディ -
Posted by ブクログ
自分の苦手なもののひとつである
「面白いことを言わなければいけない雰囲気」
これをこの本を読み、捉え方のヒントが見つかった。
それは『陽気さ』と『ユーモア』と『コメディ』の違いだ。
日本ではテレビにより芸人さんが行う『コメディ』が身近だと感じる。それが特に学生時代のコミュニティで使われている。
本書によると『コメディ』とは、ユーモアを組み立て実践すること、とある。
そしてその『ユーモア』に必要となる『陽気さ』をもって世の中に向き合うことが最も重要と書いてある。
『陽気さ』とは、喜びを感じる、感じようとするマインドセットである。
つまり『陽気さ』がない限りは『ユーモア』や『コメディ』 -
Posted by ブクログ
ユーモアの大切さとその技術について述べた本です。以下、要旨と感想を記載します。
◾️ユーモアの大切さ:
本書曰くユーモアには、
① 地位と知性が高い印象を与える。
② 創造力を高める。
③ 人間関係を強化する。
④ ストレス耐性を高める。
などの効用があるとのことです。個人的な経験で言っても、適切なボケを適切なタイミングで出来るならこれらの効果はある気がします。特に④については重要だと思っており、ヴィクトール•E•フランクルの「夜と霧」でも、ナチスのユダヤ人強制収容所での体験をもとに次のように語られています。
「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。ユーモアとは、