山本文子のレビュー一覧

  • ほんとうのことは誰にも言いたくない

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    『作品によっては私自身にとって特別な意味をちょっと持っていたりするものもありますが、そのことは作品そのものには意味をもたらさないですし長編だろうと短い読切だろうと、自分が描きたいことはだいたい描けたから全部受け取ってくれくらいの気持ちで世に送り出しています』―『プロローグ 岸に残る者と夜明けに向かう人』

    ヤマシタトモコが語る本をもう一冊。こちらは「違国日記」後に語ったロングインタビューをまとめたもの。やっぱりこの人の価値観のようなものが気に入っていると再確認。人は判り合えると簡単に総括しない、とは言え諦めている訳ではない。しかしそれを語る時には肯定と否定が逆になり、人とは解り合えるかも知れな

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    2025年11月20日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    一年前(?!)に買ったまま積読していてやっと読み終えた。よしなが先生は直接お会いしてもきっと魅力的な方なんだろうなと思う内容で面白かった。これからも健康第一で素敵な漫画を描き続けてほしい!

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    2023年09月21日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よしながふみの愛読者なら表紙からしてキュンキュンきてしまうこと間違いなしの丸ごと一冊よしながふみロングインタビュー。よくぞ企画してくれました。「あとがき」によれば最初は対談集が企画されていたということだが、途中でインタビュー本に変わったとのこと。編集者様、慧眼です。対談よりインタビュー本のほうが断然良いです。ありがとうございます。
    生い立ちから連載中の「きのう何食べた?」まで時系列に沿って語り尽くされているのだが、なんといってもその時々に何を読んでいたかが惜しみなく列挙されていて目が釘付けであった。
    ブリア=サヴァランの言を待つまでもなく、食が人を表すというのは普遍的に言われることであり、その

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    2023年07月24日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

    匿名

    購入済み

    よしながふみさんのインタビュー本。
    幼少期から今までの読んできたマンガ遍歴や所々小説、アニメの話も織り交ぜ、著者の各作品の裏話やお思いも盛り沢山。
    読み応え十分な良書。

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    2023年06月18日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    インタビューとしてもかなりのボリュームがあって、まるで一大叙事詩を読んだ後の様な心地よい疲労感と高揚感がありました。自分はずっとよしなが氏の作品を読み続けるんだろうなと思いました。

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    2023年03月02日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    「あの人とここだけのおしゃべり」は過去作品のBLなどが多くて、己の不勉強が浮き彫りになりわからないことだらけで楽しめなかったのだが、これは面白い。出てくる作品みんな読みたくなる。説明臭くも言い訳臭くも言葉足らずでもなく、作者の考えていることがきちんと伝わってくる感じ。

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    2022年11月09日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よしながふみのインタビュー本。生い立ちから各作品の解説まで幅広い内容を含む。
    特に、各作品についての話は、話作りをどのようにしてきたかが説明されていて面白かった。まずトップダウンで大枠を作り、その中で辻褄を合わせたり目標を満たすために、新キャラやエピソードを思いついて配置する。また、大枠を考える上でも、現在どんな漫画がないか、自分が日頃感じていること、などから企画を練っていく。

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    2022年09月19日
  • ほんとうのことは誰にも言いたくない

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    偉国日記にハマって、本作も気になり購入。
    他の作品も読みたくなった。
    こーゆーふうに考えて描いてたんだーとか、作者の意図とは違うふうに読んでたなーとか色々感じれて面白かった。

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    2025年02月21日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    作者の生い立ちから始まり、読み切りを含めた発行当時のほぼ全作品についてのコメントがあり大変読み応えがある。長編でヒットが多いが読み切りにも印象的なものが沢山あるのでそういったものに関してこんなに詳しい話が聞けるとは思わなかった。

    食べること、お金を稼ぐこと生活していくことに対してとても堅実で、そこに漫画がとにかく好き、という情熱を併せ持ってああいった作品群ができあがっていったんだなと。

    自分が描きたいものを描くことと、読者が望む喜ぶものを描くことに対して色々と思案をめぐらしている姿が面白かった。キャラ造形に対してさらっとスラムダンクのカップリングで例えてくるので、もうそういうのをあまり気に

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    2025年01月05日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よしながさんの作品に対する思いや考え方、制作にあたり裏話などが知れて面白かった。
    読んだことのある作品は特にもう一度手に取りたくなります。

    また、子供の頃から読んでいる作品数が多く、幅広いジャンルを読まれていたことに驚かされました。

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    2023年10月05日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    漫画との出会いから、漫画家となったきっかけ、デビュー作から、大奥、何食べまで背景をびっしりと語られたインタビュー本。大奥が白泉社で連載した理由など、読みごたえ十分。各作品読み返したくなりました。実際、読み返した。
    次回作の構想も話されていて、これも楽しみです。

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    2023年06月21日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    社会に対してとてもフラットな目をもっている方だなと思いました。
    同世代なので、流行りモノや読んでいた漫画が同じなので、当時はそんなに親しくしていなかった同級生と再会して「あなた、あの時そんなこと考えてたんだ!」みたいな懐かしさがありました

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    2023年06月18日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    何故よしなが作品には「世間の目を気にする人」「それを相手に無造作に押しつける人」が多彩なグラデーションで描かれているのか、不思議に思っていた。
    作者本人はフラットで大胆な感性に見受けられるが、自分とは異なる人を拒否せず受け入れる素地を、子ども時代に多くの大人と接する中で培ったようだ。
    個人的には銀英伝愛読者と知り、納得と親近感を覚えた。

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    2023年06月11日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よしながさんのバックボーンとか考え方がわかって、「大奥」がああいう作品になったことに合点がいった。もともと「昨日何食べた」が友達から回ってきたことが出会いだけど、完全に「大奥」でノックアウトされた。
    ほぼ同世代とお見受けしたのだけど、同じ時代を生きていたために、わかる、わかる!と言いたくなる部分と、飄々と壁をぶち壊していく馬力に、さすがです!と拍手したくなる部分もあり。
    大学の頃、女性学を学んだとき、目を開かれた思いだったし、それ以前から早く働きたい、自分で自分を食わせたいと思っていた。
    それが今、すっかり働くことにくたびれている。
    給料が「仕事という我慢の対価」に成り下がっている。
    いろいろ

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    2023年05月27日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    全編語り下ろしの、よしながふみ初のインタビュー本。
    幼少期からの半生、仕事観、作品の解説とエピソード等を、
    詳細に、丁寧に語ってゆく。インタビュー担当は、山本文子。
    第1章 漫画に心奪われて  第2章 夢に見た漫画家へ
    第3章 BL誌でも、少女誌でも 第4章 解決しないことの中に
    第5章 ドキュメンタリーのように 第6章 女性と仕事
    第7章 一緒に歳を重ねて  第8章 ずっと漫画と
    各章末に注。次作の作品解説有り。

    幼い頃から積み重ねられた体験と経験が、
    創作の糧になってゆく過程。人間関係とドラマ、料理と食事。
    『ベルサイユのばら』『美味しんぼ』『SLAMDUNK』との出会い。
    漫研と同人誌

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    2023年05月21日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    きのう何食べた?と大奥でよしなが先生に本格参入。
    BLにはジャンルとしてはまらなかったので、読みはするけど…という感じでした。
    でも、きのう〜にはまり、それまでも何だか気になる存在だったよしなが先生のこれまでをあらためて知り、先生がすごく漫画好きなんだ!そこに惹かれる要素があるんだと再認識しました。
    あのひととここだけのおしゃべり の中でも、そのマンガ好きはいかんなく発揮されていましたが、本書でさらに実感しました。
    自分とかぶる時期に「あの頃の」マンガを読まれていた…だから、自分の好みのマンガ、大人っぽい話を描いてくれる少し年下の作家さんなのです。最初は10個くらい年上だと思ってましたが、4つ

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    2023年05月15日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    #西洋骨董洋菓子店 #大奥 #きのう何食べた どれも大好き。#愛すべき娘たち も好きだな。作者による解説や創作の裏話を読んだら、また1巻から読み直したくなったし、未読の作品も読みたくなった。漫画家になるまでの来し方がまた、よしなが作品に直結していて、面白い。作品を読んでいて感じる、視界の広さとか、潔さと慎重さのバランスとかがどこから来ているか、分かった。「あ〜、そうですよね〜」って、頷く言葉多数。

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    2023年03月29日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よしながふみファンのためのインタビュー本。
    「西洋骨董洋菓子店」で面白い!と思い、気づいたらほとんどの作品を読んでいました。知らずにBL作品も買ってびっくりして本棚の奥に隠したのですが、結局あまりの面白さにドキドキしながら買い集めてした。。本棚の奥に。

    そんなファンなので、この面白い物語を紡ぎだす人は何でできているのだろう??という興味の片鱗を満たしてもらった気がします。ブレなさもかっこいいし、二次創作とオリジナルのキャラクターに対する解釈の違いも面白かったです。
    次の作品の構想もあるとのことで、楽しみにしています。

    よしながさんの漫画を読みながらたまに読み返したいです。

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    2023年01月15日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    かなり読み応えのある一冊。
    よしながさんが、とても頭の良い方なんだな、というのがわかる内容でした。
    話に出てくる他の漫画家の方の漫画もぜひ読んでみたいと思いました。

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    2022年11月03日
  • 仕事でも、仕事じゃなくても

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    よかった。
    面白いけど、めっちゃ長い(笑)。
    半分くらいで一度息切れしたけど、なんとか完走できました。

    もう、すっごく腑に落ちる一冊。
    よしながふみ好きなら読んで損はないと思う。

    子供の頃読んでた漫画の話も面白いし、この話やキャラに入れ込みすぎないフラットな視点?がよい。
    この熱すぎない、でも冷めてるわけでもない温度感が私は好きなんだな、と再確認。

    ずっと描き続けて欲しい作家さんです。

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    2022年11月02日