久真瀬敏也のレビュー一覧
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そう言えば川の近くとか、山のヤバいとこに神社多かったかも?京都。(神社仏閣いっぱいあり過ぎて、興味が…)
神社建立とか、お祭りとかには、地を固めるという意味でも防災対策やと。
鴨川も昔は、すごい氾濫してたみたい。その度に対策立ててたけど、神社もその一貫なんかな?
一過性の対策やなく、恒久的な。
上賀茂神社は、前は良く通ってたし、歴史があるのも知ってたけど、感謝の気持ちゼロで通るだけやった(^^;;
これからは、神様にお祈りとかはせんやろうけど、せめて通ったりして地を固めるのには協力しよ!
こう考えると昔から今まで、残った神社やら建物、祭りなどの行事には全て意味あるってこっちゃな。
今回のは、地 -
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「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
ここでは、妖怪かな?
古文書なりに、書かれているもの、その正体というか真相。
それと災害との結び付き。
昔からの言い伝えなり、伝承と呼ばれるもんには、それなりの理由がある。
両面宿儺、土蜘蛛とほんとのとこは知らんけど、上手くまとめられてるな。
でも、辛いもんがある。高度な文明が滅びる的な…それの復讐も…
地名なりから、ある程度の災害などが分かるってのも目から鱗。(本そのまま信じてええの?)
人柱の話もそうやけど、呪いというのではなく、あくまでも論理的に?解説で納得!(本そのまま信じてええの?)
こういう感じの好き!
何か、古代の想いを感じながらってヤツ!
一 -
Posted by ブクログ
民俗学的観点から防災学を伝えていくという、また新しい感じでした。確かに妖怪そのものではなく、そこに隠された事柄を伝承させていくことは本来先人たちの考えていたことなのかと、納得してしまいました。
論文の盗作疑惑を探るため、桜咲准教授に近づきながらも大好きな民俗学の授業で新たな知見を得て生き生きしていく姿がとても素直で良かったです。盗作疑惑を含め事象から踏み込んだ考察にて理解を自身に落とし込んでいくのは、民俗学的なことだけでなくどの分野でも言えることですね。
桜咲准教授が何度も唱える3つの『風』はとてもわかりやすいです。
新たな民俗学シリーズが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
これはまたジャンル分けが難しいな(^ ^; 普通のミステリ要素もあるし、歴史ミステリ的でもあり、お仕事小説でもある(^ ^ 二冊前に読んだ「鬼」の本からの流れで、鬼の勉強にもなるし...
また、私の父方の祖父が民俗学者だったということもあり、個人的にものすごく興味のあるテーマと内容で、小説なんだけど「教養書」として読んだような(^ ^;
実際、一冊通して「小説成分」は薄めな印象。昔から残る地名について、伝えたいことがあるんだが、ただ教養本として書いてもなかなか読んでもらえそうにないので、小説の体を取った...というような印象を受けた(^ ^;
イケメン若手准教授と、色っぽくもバリキャリの