益田裕介のレビュー一覧
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『あなた自身が親にとって「育てにくい子供」だった』という言葉にハッとした。過去にかけられたネガティブな言葉や態度について親を責めるだけではなく、客観視することの重要性に気付かされた。自分と親との関係を、自分と子供との関係に連鎖しないために。Posted by ブクログ
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一読めには、突き放されたように感じました。それくらい耳の痛い現実を表してくれています。
精神の治療は、周りが優しく導いてくれるものではありません。信頼関係のある医師と患者の上に厳しい導きがあります。
それがわかって良かったです。Posted by ブクログ -
マンガを使って精神科について紹介されていた。敷居が高いと感じる科だが、気楽に行っても大丈夫と思えた。わかりやすい内容だった。Posted by ブクログ
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これ今月更新のアンリミテッドで一番良かった本だった。軽々しく「毒親」って言葉を使う最近の風潮に違和感があった。親との関係に葛藤するのはほぼ普通の事だし、親も完ぺきではない人間なんだっていう視点がないと思ってた。自分のルーツを否定すると自分を本当の意味で受け入れることができなくて、健康な状...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通り。相手は変わらないという事実を受け入れ、自分の認知(捉え方)次第でどうにでもできるという内容です。逆に自分の認知が変わらないと、状況は変わらないということでもあった。どんな病気でも依存症でも、最終的には本人の「決意」というのが響いた。Posted by ブクログ
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環境、時代、精神疾患から俯瞰的な視点を持って、親を理解する。親だけでなく、人間へ理解が深まった。
寿司を美味しいもの、と捉えるのでなく,刺身と米と理解するような例えも本書にあり、めちゃくちゃな母親ではなく、そういう人なんだ、とこの本を読んで気持ちが変わってきた。
最後はどこに人間の尊厳があるのか...続きを読むPosted by ブクログ -
益田先生の新刊。
YouTubeの時の語り口そのままに先生のフラットな姿勢が伝わってくる一冊だった。
親との関係性から発達の特性まで現代のメンタルヘルスに関わる内容が幅広い範囲で網羅されていて読みやすかった。
「家族原型」って先生の造語。概念として分かりやすかった。Posted by ブクログ -
医師は事実を明らかにする。実際に起こったこと、背景要因、実は気になっていることはこちらではないか、など。主観2.0がある程度客観的で新しい決定ができることが目標。
親との絶縁=連絡を取らないという選択肢をずっと続けることはメンテナンスが結構労力がいる継続的な行為。>これはほんとにそう思う。Posted by ブクログ -
うーん。やっぱりやることは同じなんだよねえ。うまくいかないのもどうにかなるわけではない。それでも飯は食わないわけにもいかないのだ。ワーキングメモリは小さい前提で動いているがそれも年とともに減るんだよねえ。Posted by ブクログ
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YouTubeでも有名な早稲田メンタルクリニックの益田先生の著作。親子関係に問題があった人に向けて、ただ「私の親は毒親だったんだ」と片付けるだけでは、親子間のトラウマは乗り越えられないのだ、としたうえで、下記のように、親子について理解する手順を示す。
・そもそも親子とは?現代の親に求められる子育てと...続きを読むPosted by ブクログ -
親に対する自分の主観は一旦置いておいて、親を俯瞰で見る、というのは私の中にはない発想だった。
親がどういう生育環境で、どういう祖父母に育てられ、どういう時代を生き、職業を選択したか…このように客観的に見ることで、親への新しい理解を獲得することが、治療の第一歩だと言う。
その中で発達障害の可能性につい...続きを読むPosted by ブクログ -
いつもYouTubeでお世話になっている益田先生の著書。
会話のテクニックについて具体的な例を挙げながら紹介されている。
「自分がどんな人間かを把握しよう」という部分がとても参考になった。
まずは自己理解が進んでいないと、いくらテクニックを駆使しても空回りしてしまう。Posted by ブクログ