犯罪学教室のかなえ先生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルが尖っていたので手に取ってみた。
私は昭和生まれだが、当時は「みんな一緒」「命は平等」などと教えられ、学校でもみんな同じことをさせられ、できない奴は劣等生と言われた。
劣等生は「アホ」と呼ばれ、いじめの対象になった。
その当時の「アホ」は、おそらく今で言う「発達障害」だったんだと思う。
時代は変わり、「オンリーワン」「個性の時代」「多様性」なんて言われるようになった。良い時代になったとは思うが、親は「みんな一緒」子は「多様性」というちぐはぐな時でもある。
SNSのせいで成功する者が目立つようになり、劣等感を感じやすくなった。それによってさらに「自己肯定感を高めよう」なんていう概念 -
Posted by ブクログ
いつも配信を見ているかなえ先生の本ということで買って読みました。
10代向けの本なので全体的に読みやすく、分かりやすい説明、図と共に有用な物がギュッと詰まった1冊に感じました。
思春期は特に論理や理屈より感情を優先してしまう傾向にあるので、この本でやってはいけないことや対処法を抑えておくと今後の人生にも役立ちそうだなと思います。
巻末の電話相談窓口一覧等、どこに駆け込むべきかを書いてくれている点もかなり良いポイントだと思います。
助けたい誰かがいる人や、助けて貰いたい学生さん向けの本ではありますが、
SNSでの誹謗中傷の話やロールレタリング等、大人でも知っておくと使える知識が書いてあるの -
Posted by ブクログ
世の中「〜べき思考」が蔓延る中で、真逆の「適当に対応する事」が増えている気がする。だから「肩の力を抜いてテキトーに生きてみよう」とする本書だ。大事なのは他人から見た自分ではなく自分から見た自分を成長させること」だ、と言う。現実、理不尽な出来事や自分が悪くなくとも傷つけられることも多々ある世の中だからこそ、そう言った感覚が生まれてもおかしくはない。結局「周りはあなたに対して悩み迷惑をかけているとは思ってはいない、そこまで興味がない」のだ。よって真に大切に思ってくれる人を選び抜く事、特にネット情報には「テキトー」な温度差を持って接し、決して一人だけ、一つだけ生真面目にフォローしない事だろうか。それ
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Posted by ブクログ
適当って「ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。」「程度などが、ほどよいこと。」の意味もあるのに、ネガティブに受け取られがちなんだよな。
反出生主義って言葉を初めて知った。凝集性も。
迷惑系や私人逮捕、暴露系がいることは知ってるけど具体的な名前は数人しか知らないし、自警団系YouTuberって名前を初めて聞いたし、そういうことがあったんだ~へ~ってなりました。
私よりネットにどっぷりな人などの視界の偏りというものを感じられた気がする。
それはそうという話にこう受け取る人もいるかもしれないという注意が入るのが興味深い。
かなえ先生の本だけど、中の人の視点で書いてるのおもろかった。