トーマス・グリタのレビュー一覧

  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    寝かしておいた本をようやく読んだ。読み始めたら一気に読めた。GEってアメリカの工業化社会を推進した魂的な存在だったのに、その凋落ぶりっといったら急速で、お「奢れるものも久しからず」か。繁栄を押下しているときに腐敗は始まっていて、その後始末をする人が哀れだということがよく分かる。

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    2025年02月16日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    読みでがあった。
    巨大なコングロマリットの問題が全て入っていて、巨大企業の問題点のデパートといった感じだ。
    日本の大企業の取締役会の緩さも考えさせられた。

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    2024年05月04日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    久々にすごく面白かった。時を全て読んでしまいました。
    理由は事実をもとにしつつ、ある種の物語であるところ、人と人との関係性や思いなどが散りばめられていた。
    事実と見てもよし、架空の物語と見るもよし、だとは思う。
    ただ一つ難点を挙げるとするならば、時間軸が捉えづらかった。先の年に行ったり、戻ったりするところが分かりにくかった。

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    2024年01月30日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    世界一とも言える大企業GEの内情が詳らかにされ、こんなことが起こっていたのかと感嘆も嘆息もさせられる。GEだからこそ変えられない社風や文化が悪い方向に進み誰にも止められなくなってしまった。
    最高の製品を持つ企業が勝つわけでもなく、最もシンプルなストーリーを、わかりやすく語った者が勝つと言う言葉に深く考えさせられ、巻末の巨大化した組織の文化、意思決定、会計に関する詳細な洞察を与えられ、何らかのかたちでリーダーの役割を果たしている人であれば、この本から学べることは多いはずだ。と言う言葉には同意しかない。

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    2023年11月24日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    日本法人の過去の一末端の従業員として、ここで書かれたGEの凋落を中で体験した。海の向こうのおひざ元で、こんな問題が起こっていようとは。詳細はこの本で知った。詳細を知るには、距離と、職務階層が低すぎた。とは言え、当時GEの問題はよくマスコミで取り上げられていた、ともあった。私もアンテナを高くしていたらアクセスできていたとも思った。中の人ほど中のことを知らない。
    一言でいうと、greedy とarrogant. GEの経営はこの言葉で表されると思った。ウェルチが築いた圧倒的企業にあぐらをかぎつづけたImmeltとその取り巻き。経営に苦労したかもしれないが、真の経営はしていない、キャピタルという机上

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    2023年11月10日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    ビジネスマンとして教科書的存在であったGEの栄光と凋落を描いた作品。特に製造業に携わる人には共感できるところも多いと思うので是非読んでほしい。

    実態を伴っていなかったことは後々わかるのだが、GEの経営手腕は日系大手企業と比較して凄まじく先進的に感じた。それでも凋落するのがこの世の常。
    この本を読んだ後、盛者必衰という言葉を思い出し平家物語を読み返したくなりました。

    最後に海外のビジネス書なので、日本とはまた違ったオシャレな言い回しも多くてそこも面白い。

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    2023年07月28日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    GEは日本の総合電機メーカーが目標にしていた会社。
    しかし、GEの凋落と日本の総合電機メーカーの凋落が同時期に一致しているのは怖いくらいだ。

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    2023年01月09日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    トップが絶対の権力を持ちすぎることで
    組織が崩壊していく。
    でも、その裏にあるのは、利益を最大化したい
    投資家からの過度なプレッシャーなのではないか。

    トップになることで、高額な報酬が待っている。
    激しい競走に耐え抜き、トップに立ち、
    自分の権力を絶対化する。
    取締役会会長になることで、取締役会を
    機能不全とし、
    外部に対してはうまく行っているように
    見せる。
    こうすれば、誰からも文句は言われない。

    そのために、GEキャピタルは、
    会計処理のための、道具をさまざなに提供してきた。
    いざ、これが問題視されると、
    取り繕うために、

     キャピタルの売却
     アルストムの買収
     デジタルの立ち上げ

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    2023年01月09日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    老舗のアメリカ企業について知る為にAT&Tに続いてGEを。AT&Tのベル研究所についての本でも「興亡」とされたが、こちらも「盛衰」。驕れるものも久しからず。ただしAT&TもGEも「全盛期と比べて注目度が落ちた」という意味では「盛衰」を経験したものの、「依然として重要で巨大なプレイヤーである」という事実は変わらない。

    常に株価に奔走している印象。これが日本ではあまりにも鈍い。GEと言えばかの有名なジャックウェルチだが、その後任指名から本書は始まる。その後任であるイメルトの時代に大部分の紙幅が割かれる。

    ウェルチのCEO在任中に株式分割が5回行われ、ウェルチはGEを会社

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    2025年05月21日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    非常に詳細に巨大企業の崩壊の様子が描かれており、自社のガバナンスを考える上でも参考となる。
    積み上げるには時間がかかるが、崩壊は本当に一瞬であると痛感させられる。

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    2025年04月14日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    アメリカを代表する企業であったゼネラルエレクトリック(GE)が何故没落したかを描いている。全社的に利益目標達成を厳しく求められ、達成するための手段は問われないとなれば、不正の温床となるのは目に見える。また当たり前のことだが、過去の負債をなくすことが如何に大変か、その様子も見て取れる。

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    2024年12月02日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    ジャックウェルチ公認のジェフイメルト期にフォーカスして世界的なコングロマリットがどう衰退したかを詳述する本。詳述なだけに読むのに体力がいる
    日本ではここまでマーケットのプレッシャーで経営が動くことはないかもしれないが、腐敗していく経営陣の反面教師的なケースとして参考になる。
    一時期やたら名経営者として持ち上げられていたジャックウェルチも、結果を見るとサステナブルではない目先の利益と株価を追うタイプの経営者だったんだなという印象。彼はこれからの時代にロールモデルになることはなさそう

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    2024年05月20日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    ネタバレ

    アメリカを代表するコングロマリットGEの盛衰史。M&Aを通した多角化戦略は日本企業の大手メーカーでも見られる。メディア大手や映画コンテンツなど、工業とは離れた業態に手を出していたのだと本書で知った。金融と工業という2大柱は共存し得たのか、金融機能を活用した資本コストの低減は本当に有利に働いたのか考えさせられる。GEはコングロマリットとして巨大すぎるため取締役会ではガバナンスが効かなかった。モニタリングが不十分で自分達が運営する事業を網羅的に把握できていなかった。そこにリスクがあったと思われる。おそらくコングロマリットといえど近似する事業を3,4個保有するのが限界なのではないかと考えさせ

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    2024年03月24日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    ネタバレ

    伝説の経営者ウェルチ時代からグレーな会計で成長してきたという点注目。それがイメルトの時代には持たなくなった。
    取締役会をはじめとするガバナンスは大事。CEOはYESマンではなく自分に反対し、声を上げてくれる取締役をそろえるべき。

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    2023年09月21日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    理想の経営者・組織とされたGEの崩壊の経緯は日本と変わらないような気がする
    Jウエルチ時代に仕込まれた歪が、日本的とも思える[白人]男性優位主義・会計操作で限界に達するまでが、結果から振り返って描かれる
    こんな会社を称賛していた社会が日本より好調な日本には更に闇が?
    この時GE買っとけば今なら...
    経済誌が「浪速のJウエルチ」と称えた経営者の会社に勤務したものとしては感慨深い

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    2023年08月06日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    読み物として面白い。
    あのGEがここまで衰退するとは誰が思ったか。
    時代と共にマネジメントの正解は変わっていくのに、人は変わらない

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    2023年05月12日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    周囲が「まずい」と認識してからの衰退は早かった。
    しかし、その問題が発生し始めてからダウ工業株平均からGEの株が除かれるまでの間は約40年。

    40年に渡ってゆっくりと衰退していった。
    「経営者が無能」と一言で表される問題ではないでしょう。

    外からは復活するかに見えたGEが、どうして衰退しまったのか、その歴史が書かれた本。
    非常に読み応えがあり、読むだけなのに体力を使った。

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    2023年05月02日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    2023年18冊目。満足度★★★★☆

    かつて、時価総額世界No.1、トリプルAの格付、NYダウ採用銘柄で最も長い歴史を誇ったエクセレント・カンパニー・GE

    日本でも特にジャック・ウエルチ時代の経営について、賞賛するメディアが多かった

    しかし、実はそのジャックの時代から水面化では内部崩壊を始めていて、日本の東芝で起きた粉飾紛いの経営が長年に行われており、かなり危うい経営実態にあったことが、本書を読めばよくわかる

    米国企業を中心に株式投資をしている者として、改めて「個別」株式への投資のリスクの高さを再認識した

    なお、海外のノンフィクションにありがちであるが、話がやや冗長なところがあり、約

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    2023年04月11日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    GEの凋落が生々しく描かれていて興味深い。リーダーのあるべき姿やステークホルダーからの扱われ方等勉強になる部分もあった。

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    2023年04月10日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    2023年2月20日時点で、GEの株価は83ドル。

    すでにGEヘルスケアは分社化され、
    2024年にエネルギー事業はGEベルノバに、
    航空機事業はGEエアロスペースに分社化される。

    コロナ禍では34ドルまで下落していたわけだから、
    株価だけ見れば、いまのところスピン・オフ戦略は
    うまくいっている。
    経済再開で、ボーイングからのジェットエンジンの受注も
    増えているようだ。

    しかし今後は果たしてどうなるだろう。

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    2023年02月24日