トーマス・グリタのレビュー一覧

  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    盤石だと思われていたGEの内実が興味深い。収益を極端に追求する様子は良くも悪くも米国企業を感じる。デジタルに舵を切った時は外から見た際には素晴らしい戦略かと思っていたが、実態とのギャップが激しかったことを理解した。

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    2023年02月18日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    エジソンはお飾り、J.P.モルガンによる資金力で生まれた
    どんなビジネスでも成功させる方法を知っている会社

    ウェルチ 
     マネジメント効率 金融 ランキングによる人員削減
     1980から2000年で売上5倍、株価40倍 企業買収
     実質 全米7位の銀行 AAAのGEキャピタルと エジソンコンデュイット
     利益平準化 本来のCP短期債券発行+GE資産の高値購入

    2001年  イメルト
     後継者選びを公開 営業力のイメルトへ
     エンロン不正会計で 2002年 米国企業改革保成立にて 利益操作不可能に
     ヘルスケア、再生可能エネルギー分野の企業買収
     保険と再保険会社の売却 損失の可能性ある再保

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    2022年11月30日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    ウェルチCEO時代、GEという巨大コングロマリットがどのように構築されたか。従業員が受けていた苛烈な業績へのプレッシャー。その裏にあった会計トリック。
    イメルト時代の経営方針の迷走。コーポレートガバナンスの欠如。
    などなど、名声の裏で機能不全に陥っていたGEの実態を描く衝撃作。
    日本のコングロマリット、東芝などに関心のある投資家も必読です。
    コングロマリットがなぜディスカウントされるか、これを読めば感覚的にわかると思います。

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    2022年10月25日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    GEのことは、仕事の一部が競合することもあって、何かとベンチマークの相手としつつも到底叶わない相手と思ってきたのに、内情はこうだった、と知って、ガッカリすることしきり。

    違法ギリギリの会計手法については、JPモルガンがせっせとレポートを出していたので、新しい話ではなかった。やはり、キャッシュフローが大事という当たり前の真実に行き着く。

    Oil & Gasの分野のことは、あまり良く分かってなかったので、為になった。

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    2022年09月14日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    GEという米国の超巨大企業がいかにして衰退していったのかについて、関係人物が内部でどのようなことを行なっていたのかなどが詳細に書かれている。
    コングロマリットとして成長を維持し続けてこれた要因には、組織内での会計操作があり、また、や真的な目標を達成するためにはあらゆる手段を使ってでもやることとされ、その方法として不正が行われているのが実態である。こういった大企業でとんでもない非倫理的活動が行われていたこと、表面的には株価を上げ投資家に利益をもたらすよなことを行い、外部からも疑いを持たれずにやれていたことも驚きであった。
    ただ改めて振り返るのは、そもそも会社は何のために存在するのか、何をすべきか

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    2025年10月24日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    アメリカでも「大企業病」はあるんですね...日本特有かと思っていましたが、どんな国でも巨大企業が陥る共通の落とし穴があるものです。

    エジソンが設立した会社GE。電気製品メーカーでしたが、金融、航空機などさまざまな分野に進出しコングロマリット企業に成長しました。

    金融事業に頼りすぎたことでリーマンショックで大きな損失をうけます。さらに会社が大きくなりすぎて経営が複雑化してしまいます。肥大化したGEは時代の変化にもついていけず部門売却で事業を絞り込み縮小していきます。

    GE衰退の要因としては、
    ・過度な金融依存と会計操作
    ・ガバナンスの形骸化(経営トップへの権力集中と監督機能の喪失)
    ・現場

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    2025年07月04日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    大企業が徐々に崩壊していく物語。
    崩壊の原因として描かれているものは特に目新しいことはなく、市場との対話から離れ、経営がマネーゲーム化し、取り返しのつかないことになるという大きな組織の典型的な話し。
    具体的な人名や驚くようなエピソードなど、かなり詳しく取材をしているところは凄い。やや暴露本的な要素が強く、組織論等に構造化して理解に落とし込むには、読み手の力が必要。

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    2025年02月04日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    大企業特にコングロマリットの難しさを感じる内容。
    色んな事業が混じり合うことで、色が濁ってしまうのだろうか。
    企業が大きくなる、時が経つにつれて、起業当時(DAY1)の精神が薄くなるのは仕方ない。ただ、ブレない芯がないとダメなのかなと。
    トップが変わることは会社が変わることを意味するとはよく言うが、意思を引き継ぐ難しさはあるのだろう。
    時を同じくして、日立V字回復の書籍を読んでいるので、とても複雑な思いだ。。

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    2024年11月04日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    某新聞の書評で知って読んでみました。約半分読んだところで挫折。
    評価2.5

    面白いポイントは
    ・コングロマリット(複業企業)がどんな感じで商売、仕事してるのか分かる
    ・GEが衰退した原因が分かる。例、極端な成果主義と現場へのプレッシャー、金融業への依存、小手先の会計操作など

    難点は
    ・とにかく話が長い。無目的に読み続けられる代物ではないと感じた
    ・金融や会社の会計について多少知ってないと話が進むにつれてどんどんイメージしにくくなる

    挫折したのでまだ全体を把握できてませんが、具体的な目標を持って挑まないと厳しいと思いました。

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    2023年06月05日
  • GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

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    アメリカ人ジャーナリストにより、GEの歴代CEOを中心に経営幹部に取材した結果をまとめたもの。GEの盛衰を概略理解できた。ただし、GEの時々の経営実態がデータとしてわからないので、事業の成功・失敗の評価が人の意見の積み重ねでは説得力がない。どの会社のCEOもそうだが、人の評価には賛否両論があり、何らかの定量的なデータが示されないと個人的意見と判断せざるを得ない。残念な書籍。

    「(GE誕生の聖地:ニューヨーク州スケネクタディ)この巨大な古い工業の本拠地は空洞化しはじめていた。GEの最盛期には4万人以上の男女が働いていたが、2017年にはその数は1/10になっていた」p6
    「GEの生みの親は、ト

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    2023年04月09日