高嶋しょあのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラゴンが現れたドラクスローガという触れ込みの割にドラゴン退治は呆気なかったし、領主の態度も素っ気ない。何ともしっくり来ない土地はそもそも善政が行われない土地でしたか
農村暮らしの狩人が山賊崩れに成り下がるしかないともなれば、そこで金稼ぎをするなんて不可能。悪徳商人を自称するランヴァルドはドラクスローガでの稼ぎを確保する為にも金払いの悪い領主を引き摺り下ろす事になるわけだ
…と、悪徳商人らしい建前は出来ているけど、これって普通に悪政を敷く領主への義憤から革命を志す英雄的行動だよなぁ。勿論、ランヴァルドとしてはそんなつもりで行動しているなんて絶対に認めないだろうけど、前提と過程と結果だけを見れば善人の行動にしか思えないもの
また、ランヴァルドに賛同するのは領主に苦しめられている者達であるというのも象徴的
そこには人を喰い物にできないエリク達の純朴さはあるけれど、ランヴァルドの掲げる方針が弱い立場にとって有り難いものだというのは間違いなく言えるだろうね
だって、領主を追い遣れば儲かる、なんて考えて革命を始めたのに、結局商売そのものは国相手だけに行い、混乱の渦中で物価が乱高下しそうなドラクスローガでは一切の商いをしなかったのだから
そんな彼を「クズ」呼ばわりする事はもはや難しいし、そうした誠実な人間だからこそネールが懐いているのだと、改めて思えるよ
そうして利他までは行かなくても他人の益を意識して動くランヴァルドに保護されながら活動してきたネールは遂に国王に謁見するまでの立場に。おまけにジレネロストを所領に望んで一考の価値ありとまで受け止められてるし
武功しかない幼い少女がここまでの立場になるだなんて誰が想像したろうね!
ネールの故郷・ジレネロストを舞台に巻き起こるのは毎度の古代遺跡暴走。流石に4回目ともなれば慣れたもので。本番はネールの両親が登場してからか
ネールって登場当初は浮浪児そのもので、家庭の温かみから程遠い生活をしていた。それでいて時折家族の思い出は挿入されるから、出来る事ならネールが家族と再会できる機会があれば良いなと願っていた
だというのに、だというのに、である。まさかあんな親だったとは……
今のネールって本当に凄いんだよね。戦闘能力が高いなんていうのはネールを語る上ではおまけみたいな要素。ランヴァルドの庇護を受けてからのネールは多くの人に愛される少女になったし、彼女の活躍で救われた人だって大勢いる。今も滅んだジレネロスト復興の為に尽力している。それら行動の全てに嫌味が無いのが何よりも素晴らしい
ランヴァルドは「可愛いは得」なんて評するけれど、ネールの可愛らしさは外見的なものだけでなく、態度や行動にこそ現れている
彼女は誰からも愛されている
だからこそ、ネールを最も愛していて欲しい両親が彼女にそうした感情を一切持ち合わせていなかったのが本当にショックで…。諸々のシーンを読んでいる際にはランヴァルドと同じようにこちらまで「信じさせてくれよ」なんて思ってしまったよ…
いや、だって“納屋”の背景に気付いた途端ぞっとしたからね…。
こうなってくると、読者視点では親として全く評価できないシモンより誠実さを忘れないランヴァルドの方が家族に相応しい!と思ってしまう
けど、ランヴァルドはランヴァルドで家族という存在の厄介さを知っている。なのに、親から愛される事こそ正しいのだと信じずに居られないくらいには摩れていない。ランヴァルドがシモンの扱いに困るのもそういう背景が見え隠れしている
表層だけ見れば悪徳商人らしく稼ぎの種・ネールを手放したくないとの考えは確かにある。けど、少しでも深く分け入って見れば“良い親”ではないシモンに愛らしいネールを返す事が正しいのかと懊悩する様子が判る
イサクは「公正を欠くかもしれない、と危惧する人は、公正であろうとする人だ」と告げてくれるけど、この考え方を転用すれば「自分は親に成れない、と悩む彼は家族であろうとする人だ」とも受け取れる
だからか、ランヴァルドはヘレーナがネールを“化け物”だなんて言及した際には思わず反論してしまうし、崩落の危険がある遺跡で諦めずに彼女を救出しようとする。極めつけは捨てられた直後の彼女に投げかけた思い遣りに溢れた言葉の数々か。「もう俺とお前は家族みたいなもんだ」なんて、あのランヴァルドが言うなんてなぁ……!
ランヴァルドは母親から殺されかけ、その後は天涯孤独として生きる中で家族に幻想なんて持てないだろう境遇。それでもネールには家族の下で愛されていて欲しかったと彼は考えている。それが叶わないとなった時、自分と同じように彼女を天涯孤独として生きさせるのではなく、かといって「家族なんてこんなもんだ」と幻想を砕くのではなく
独りになりそうな彼女に対して“家族”として傍に居ようとする彼の姿には思わず感動してしまいましたよ……。そりゃネールだって「帰ってきた」と感じられるというものですよ!
ランヴァルドがネールの新たな家族となったなら、彼女に不幸を齎しそうな存在は遠ざけなければならない。あまりにもあまりな親と証明されたシモンに悪徳商人らしく口撃を駆使し撃退する様は爽快感が有ったね。特にその中でランヴァルドの覚悟が改めて示されたなら尚の事
そうであれば、ランヴァルドとネールの関係も改めなければならない。正直、ネールが金貨でランヴァルドを雇っているという体でランヴァルドが搾取している構図は流石に宜しくなかろうと思えていただけに、再契約が行われたのは本当に良かったな。終身雇用のような持ちつ持たれつの契約関係の体をしたパートナー契約。何より、親に裏切られたばかりのネールに対して「お前のことを裏切らない」との約束が交わされた点は、何がネールにとって大切かをランヴァルドが真摯に考えた結果であるように思えたな
また、それだけでなく、ネールがより幸福を掴めるように手を回し、更にはネールが将来的に辿り着いて欲しいビジョンを提示するなんてね
こういったライトノベルだから安易に捉えていた面はあるけれど、言われてみればネールの強さは常識からあまりに外れている。その点を意識すればリンド夫妻やアンネリエのように警戒するのは仕方ないというもの。けど、実際のネールはそんな危険人物ではなく、誰からも愛される少女で
そこで「化け物になる道を選ばせないように」というのは、親代わりになろうと覚悟したランヴァルドがネールをどう育てていくか、それを周囲にどうサポートして欲しいかを宣言したように思えたよ
……そうした尽力がまさかランヴァルドをジレネロスト領主にさせてしまうのはちょっと笑って良い展開かもしれないけども!
いや、だってネールを活躍させ領主にさせて補佐をする腹積もりだったのに、彼の方が先に領主に成ってしまうなんて笑い話も良いところだよ!まあ、ネールとしては尊敬しているランヴァルドが自分の故郷の領主になってくれるなんて嬉しくて仕方ない、なんて受け止めていそうだから良い落とし所なのだろうけども。…ランヴァルドがまさしく貧乏くじを引いてしまったという事実を除けば(笑)
元貴族とはいえ今では悪徳商人を自称する青年には荷が重い状況、これを前にして彼が最も重みを感じているのは「ネールを親から引き離した責務」であるのは良かったな。この点もイサクが言及していた“危惧する人”という点を象徴しているね
だからおまけエピソードにもそうした想いが表れている。両親に捨てられたばかりのネールを気遣い彼女が喜ぶ何かを与えられないかと頭を悩ませる。そんなの悪徳商人の柄ではないから不器用な事になる、作った経験も無いパイを焼く羽目に成る
そうしたランヴァルドの温かみはネールにも温かみと成って届く、ひとりぼっちじゃないと思える
魔物だらけの森で浮浪児同然の暮らしをしていたネールが今はランヴァルドや兵士達や大勢に囲まれて故郷の味に浸れるようになった。その幸福な姿にこちらまで目頭が熱くなるようなラストでしたよ…… -
匿名
ネタバレ 購入済み物語の起伏もあり満足
ネールの感情表現が豊かになってきて、喋ることが出来なくても、可愛さが増しています。
今巻も物語や挿絵に文句はありませんでした。
ただ、少し不安なのが一巻も二巻もストーリーの根幹に過去の遺跡が据えられており、次もそうだと流石に芸がないかなとも思います。
ストーリーの伏線的にも遺跡の話は切り離せないものと推察しますが、毎度似たような展開では流石に飽きがきてしまいそうです。
次巻も買うつもりですが、一旦遺跡関連とは距離を置くか、別の切り口で遺跡を絡める等してくれると一層良い作品になるのではと愚考する次第です。 -
Posted by ブクログ
悪徳商人を自認するけれど、本人が思う程には悪徳ではないし、何よりもネールに対する態度は思い遣りに満ちている。そんなランヴァルドが次に直面するトラブルはまさかの影武者騒動ですか
ネールって前巻にて示されたように見た目だけなら本当に美少女然としていて、彼女と会う誰もが彼女を可愛たがってしまう容姿の持ち主。けど、中身はそこらの暗殺者顔負けの実力を有しているし元浮浪児だから常識も欠如している。おまけに喋れないからエヴェリーナという聡明な少女の影武者をするなど難しい話に思える
でも、それらの点は頭の回るランヴァルドが上手く立ち回ってカバーしたね
むしろ問題と成ったのはステンティールの問題を引き起こしたのがランヴァルドにとって因縁ある相手・マティアスだった事か
ランヴァルドと同等に知恵が回る商人のマティアスが相手なら、下手を打てばランヴァルドどころかステンティールも危うい事になるかも知れない。ランヴァルドには慎重な立ち回りが求められる
けど、ここでもやはり大活躍するのがネールとなるわけだ
ランヴァルドが魔獣の森で死ななかったのも、エヴェリーナが影武者を用意できたのも、ランヴァルドが裏方兼囮として行動できるのも全てはネールのお陰
いや、ホント、ネールはランヴァルドと出会って人生が変わったわけだけど、ランヴァルドだってネールと出会わなかければ詰んでいる場面が本当に多いよね!
だって、岩石竜の赤子を飼い育ててしまうのもネールにしか出来ない荒業だからね!
ネールのお陰で何とかなりそうなステンティールの陰謀。その中でネールが抱くのはランヴァルドの隣に相応しい人物に成る事か
ネールは強大な戦闘力に拠り、ランヴァルドにとって無くてはならない人材となっているのだけど、このステンティールで彼女が見たのは貴族社会へ軽やかに溶け込むランヴァルドの姿
ネールは元浮浪児だし、その前も普通の村娘っぽかったから仕方ないのだけど、貴族社会のマナーなんて持ってない。けどネールとランヴァルドがコンビを組んでランヴァルドが立場を大きくしていくなら、ネールだって彼の隣に相応しい人間になりたいと思うのは当然
その意味では今回の影武者騒動は慣れないマナーや貴族社会のノリが彼女を驚かせながら、他方で今後のネールがどのような人間へ成長していきたいかを考える上で貴重な機会となったように思えるよ
ランヴァルドもネールの成長を見守ってくれる最も身近な大人として振る舞えているね
彼は悪徳商人を自認するしネールを利用してもいるけれど、彼女を使い潰そうなんて考えては居ない。むしろマティアスの処分に表れるように、ランヴァルドはネールの情緒面をどう育成するかも考慮に入れている。それは本当の意味での悪徳とは呼べないだろうね
けど、善人とも呼べはしない。だから悪徳商人仲間であるマティアスが悪徳の果てに身を滅ぼした流れを他人事とは捉えない。自身を彼と同じく悪徳商人と認識しつつ、自分は「まだ失敗していないだけの者」と定義する
まあ、もしかしたらこういう姿勢にも悪徳商人らしからぬ彼らしさが現れていると言えるのかも知れないんだけどさ
ネールを”英雄”へと仕立て上げる狙いにもその悪徳と善行が曖昧に見えているよね
ランヴァルドがネールに手柄を押し付け、最終的に彼女を通して貴族へと返り咲く事を目論んでいるわけだけど、やはりその過程でネールを捨て置くつもりはないようで
本物の悪徳商人ならネールに利益があると唆しつつ最後の場面で騙して何も与えないなんて遣るのかも知れないが、ランヴァルドならそんな事はしないという信頼が在るね
ランヴァルドはネールを利用しているつもりでは在る。でも、ランヴァルドと一緒にいればネールはやがて失った村や家を再び手に出来るかも知れない。それは間違いないくネールが欲する最大級の報酬だろうね
舞台は新たな土地、北部のドラクスローガへ。今度はドラゴン退治ですか
…と、ワクワクさせる前フリだったのに、なんか割とあっさりドラゴン退治できてない……?
え?あれで終わりなのってくらいあっさり終わったんですけども…。そりゃまあ、ネールがこれまでにゴーレムやら何やら倒してきたのだから、人知を超えたドラゴンで無い限りは苦戦しないのかも知れないけど、それでもあれで終わりなの…?
強大な存在だったようだけど、領主が手をこまねく程ではないような…。ランヴァルドの報告への素っ気なさといい、ドラクスローガにはまだまだ裏の事情があるのかな?
あと、この土地でも古代遺跡に遭遇したら、流石にランヴァルドの悪運は強すぎるような気がするなぁ(笑) -
Posted by ブクログ
ランヴァルドは自身をクズと呼ぶしタイトルにもそうあるけれど、エピローグ部分で何者かが言及するように各所に育ちの良さが滲んでるよなぁ。それは育ちが良いからクズではないという意味ではなく、ランヴァルドを裏切り金貨500枚の価値があった武具を見合わぬ額で売り、その日暮らしのように使い、自分の首を絞めたあの裏切り者の護衛達とは全く違うよね?という意味で
あの護衛達は明日の事も自分の決断の結果も考えずに行動していた。それはまさしくクズと呼ぶべき所業。対してランヴァルドは明確な目標があり、そこへ向けてどう歩んでいくかの計画もある。そして自分の言動が周囲にどう影響するかも正しく把握できているから対人関係も良好
だからランヴァルドは育ちの良いお坊ちゃんが生きる上で切り捨てなければならない、情けを掛ける余地が無い部分に対して非情に成っているというだけに思えるね
そのようなランヴァルドだからか、森で見つけた野生時に対しても礼を返すし、彼女が怪我をしていれば自分を治癒するついでに治してしまう。後に彼女に雇われる過程や取引の仲介でそれなりのボッタクリをしているけれど、それだってあくまで取引という体でやっている。つまりは護衛達と同じように完全に少女を騙すなんてしないという判断基準にランヴァルドの甘さが見て取れる
ならネールが彼に懐いたのも人を疑う事を知らなかったなんて純朴な理由ではなく、“正しい人”を見つけたからなんて言えるのかもしれないね
ネールについてランヴァルドは美少女故の注目度や得があると言及しているけど、それ以上にネールは愛され体質であるように思えるね
ネールは見た目を整えるまで子供達から石を投げられ、獲物もぼったくられるような生活をして居たわけだけど、その最中だって潜り込んだ宿屋のホールを使う事を黙認されていたし、ランヴァルドと旅をするように成ってからは訪れる場所訪れる場所で可愛がられている。それは見た目以上に愛嬌のある彼女の態度が効いているのだと思える
そもそも天性の愛嬌があるからこそ、家族や故郷を喪いながらの野生児生活でも心がクズのように堕ちたりしなかったのだろうし
ただ、ランヴァルドもネールもそういった天性とは相反する才覚も持ち合わせているね
ランヴァルドは剣も魔法も不出来だったが商業の才は持ち合わせていた。それが発揮されている間は彼の人の良さは曇ってしまう
ネールも人から愛されるような要素ばかり持ち合わせているが、一度刃物を握らせれば人を慄かせるような強さも持ち合わせている
二人とも望む生活をする為には素顔の全てを余人にひけらかす訳には行かない。それだけに出会いの時点で素顔を晒すしか無く、またそれでも関係が途切れなかった二人は本当に相性の良い組み合わせなのだろうね
まあ、そうは言ってもすぐには相性の良さをそのままの意味で認めようとしないのがランヴァルドのツンデレ体質なのだけど。これは実母に裏切られ直近でも護衛に裏切られた事で人間不信に陥って居た為でもあるのかな
だとすれば、そんな人間不信のランヴァルドをも絆したネールは尚更に愛され体質だったのだと思える。魔物や人を狩れる強さという価値を見出していたもののそれ以上をネールに求めるつもりはなかった彼はいつの間にか彼女の保護者のように成り、彼女を養ってやり、彼女に文字を教えるようになった。それは商売相手以上の接し方
利用する者と利用される者、辛うじて存在した二人の関係が決定的に変わるのは古代遺跡での救助か
あの時、ランヴァルドにとってネールを見捨てて避難する事が最も良い選択だったのは間違いない。後に稼ぎ頭であるネールを救って良かった!なんて自分を騙すように誤魔化しているけれど、助けようとした瞬間の彼にそんな回りくどい発想あるわけもなく
あの瞬間のランヴァルドは間違いなく視野が狭くなり、思考も足りず、正しい判断も出来なかった。そんな状態の彼が一心不乱に行ったのがネールの救助であるという点が彼はネールを唯の商売道具とは見ていないし、何ならとても大切な相手と捉えているのだと判る
同様の現象はネールにも見て取れるね
当初のネールはランヴァルドを雇っているつもりだった。雇っているから傍に居てくれる、だから金貨も払い続ける
でも、古代遺跡脱出後の彼女は金貨を払っていないね。また、ランヴァルドが領主から望む褒美を与えられなかった際には命令されたわけでもなく義憤に拠ってバルトサールを殺そうとした
そこには契約や取引なんて言葉では取り繕え無い感情をランヴァルド相手に抱いているのだと判る
そんなネールが居てくれるからこそ、褒美などには全く敵わないが褒美以上に尊い想いをランヴァルドは感じ取れたのだとも思えるよ
そうした工程を踏んだからこそ、金貨ではなく文字と言葉に依って交わされた新たな契約の尊さがより感じられるように成っているね
ネールが精一杯の文字でランヴァルドに伝えたのは感謝、誰にも明かした事のない出生を通してランヴァルドがネールに伝えたのは哀しさと決意
人には明かせない才覚を持つ二人が、他の人には明かした事のない想いを通じて旅を共にする理由を改めるラストはとても良いものでしたよ……
それにしても、イラストから伝わってくるランヴァルドの格好良さは素晴らしいものだけど、文章からも台詞からもイラストからも全方位的に伝わってくるネールの可愛らしさは天上知らずで素晴らしいね!
彼女自身は喋れないけれど、ふとした拍子の仕草がもう可愛らしいし、ネール視点で描かれた際の文章の組み立て方も本当に可愛らしい!
作中においてネールは愛され体質なのは間違いけど、読者からしても思わず愛さずに居られない可愛らしい少女だと思えますよ! -
購入済み
幸せで歪んだ復讐を
クソ父上。長年自由を奪い軟禁生活を強いたクソ父上に復讐をする息子。
その方法は幸せに生き続けること。
妾の子供が過ちを吹聴するのではという不安で精神を攻撃し続ける。不毛ではなく、不幸にもならない。実に幸せで歪んだ復讐譚です。 -
購入済み
ただのひねくれ主人公かと思った
すごくやべーひねくれ主人公だった件
マザーグースの捩れた6ペンスもビックリするくらいの捩れっぷり、病んでる。
感受性豊かな人は元気な時に読んだ方がいいんじゃない?ってくらい捻くれてる。
褒め言葉ですけどね。