野村泰紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごく難しい。。
用語は覚えるの無理だ。
メモ
1. 素粒子=現在知られている物質の最も基本的な構成要素
2. 標準模型=素粒子と3つの相互作用を説明する非常に成功した理論
3. 自然界には強い力・弱い力・電磁気力・重力がある
4. 真空は単なる「何もない空間」ではない
5. 宇宙が冷える過程で対称性の破れが起きた
6. ヒッグス場が素粒子の質量生成に深く関わる
7. CP対称性は破れている
8. ニュートリノには質量があり、種類を変える=ニュートリノ振動が起こる
9. 初期宇宙は巨大な素粒子実験室なので、宇宙論と素粒子物理学は表裏一体
10. 標準模型でも宇宙のすべては説明できず、宇宙の本当の始まりもまだ未解明 -
Posted by ブクログ
とても読みやすくて、人にも気軽にすすめたくなる一冊だった。
もしかすると、この宇宙のことは、すでにかなりのところまで理解できているのかもしれない。
遥か彼方から針の穴を射抜くような精度で、この世界の構造を捉えようとしている理論物理学の世界。
でも、その理解の先には、さらに広大な謎と神秘が広がっている。
一般相対性理論と量子論をつなぐ理論。超弦理論の先にあるM理論のように、いくつもの可能性が、どこまでも続いていく。数式や理論の中に、世界の構造を描き出そうとするその営み自体が、ひとつの芸術のようにも感じられる。
人の好奇心が挑むには、この世界はあまりにも都合よく壮大で、美しく、そしてどこか残酷でもある。
それこそが、人と世界との相対性なのかもしれない。
宇宙の一部が人なのだから、ある意味では当然のことなのかも?
宇宙を知ることは、ときどき、人を知ることに似ている。
AGIや量子コンピュータは、科学の歩みを根本から変えるかもしれない。
しかしその先には、人と人との違いをはるかに超えるクオリアの差が生まれ、人間は今よりもずっと多くを知り、そして絶望するのかもしれない。
それでも、歩みは止まらない。
歴史がつなぐ「好奇心という呪い」が止まることを許さない。 -
Posted by ブクログ
◼️ 野村泰紀「95%の宇宙」
宇宙に関する物理学の本。パラレルワールドやブラックホール。途中は楽しく、分からないとこはそれなりに。
相対性理論、量子力学、そして2つをつなぐ量子重力論に関係する超弦理論(超ひも理論)。宇宙の謎に迫る物理学の発展の様子がよく分かる。特に超ひも理論は数年前の一時期よく出てきて、なんだろう?と思っていたので、少しでも触れられて良かったかな。
ビッグバンとインフレーション、そしてダークマター、ダークエネルギー。星や星間ガスなど現在の宇宙を構成するエネルギーで分っているものはたった5%で、残りの95%のエネルギーは、何から来ているのか。17種類の素粒子、その中の不思議なニュートリノ。科学学界の研究や理論を紹介しながら、説明していく。
参考書でなく専門書でもない。この辺物理学的でついていけないわけではないが、理解は難しい。
私の場合は途中、二重スリット実験付近で興味を惹かれた。上下2つの穴(スリット)を開けたボードの穴に向かって一発の電子を撃つと穴の向こうのスクリーンに現れる点は常に1つ。しかし電子がたくさん来るところと全く来ないところが交互に現れる縞模様のようになる。この縞模様は2つのスリット両方を同時に通ったものが再び出会ったときに起きる。
つまり、電子が上を通った世界と下を通った世界がパラレルワールドとして同時に存在する解釈が成り立つ、ということだそうだ。このへんから俄然おもしろくなった。
現在の世界は3次元に時間というものを含めた4次元で構成されている。では時間とは何なのか、と突き詰めていく。
そして、宇宙の全てを説明するためには、一般相対性理論と量子力学とを組み合わせ、重力と量子効果を共に統一的に扱うことのできる、量子重力理論の完成が重要になる、とのこと。で、素粒子は点ではなく小さなひも上のもので振動する、という超弦理論(超ひも理論)が最有力候補だそうだ。
ダークエネルギーの件を解決する考え方としてはマルチバース、親宇宙の中に子宇宙がいくつもある、時には生まれる、という考え方で、実は超弦理論にも多くの宇宙を作るメカニズムが組み込まれていると。ふむふむ。
最後の方はブラックホールの話。「特異点」がまた出てきた。マルチバースも特異点も、息子がよく観ていたウルトラマンの映画や仮面ライダーにさりげなく出てきたりして、ヒーローものは科学の感度が高いなと思ったものだ。
ブラックホールからラストまで、また難解になり、ちょっとついていけなかったかな。
有名な理論の名前を知ってはいたが、それがどういう位置付けなのか、が何となく見えた気がしている。
数学や物理学は想像するのが難しい。文系の私はそこが本当に難点。力の方向や同時性は苦手だし、例えばありえない仮定が出てくると想像から先に入ろうとする。どんな感覚か掴みたいからだ。
今回の理論の間には気が遠くなるくらいの、実験と数式の積み重ねがあるはず。結論だけを記載するのはありがたい。ただ中間の解説もこれはこうなってるから、だけでは伝わらないことも多い。その塩梅が難しいんだろうなと思いました。 -
Posted by ブクログ
大自然に浸ると人間の小ささを感じるけど、たまに宇宙の本を読みたくなるのもそれを味わいたいのかも
今、美しい地球に住んでいるけど、地球は太陽系に属していて、太陽系は天の川銀河の一部で、そんな銀河が集まって銀河群になり、それが銀河団を構成し、銀河団同士が集まって超銀河団になり、それが泡の膜(フィラメント)のように広まっていて、泡の中には超空洞(ボイド)がある
そんな宇宙で自分の存在なんて無に等しい
なーむー
When I immerse myself in the great outdoors I really feel how small I am, and maybe the reason I sometimes want to read books about the universe is that I want to experience that feeling more deeply.
Right now I’m living on this beautiful planet Earth, but Earth belongs to the solar system, the solar system is just one part of the Milky Way, countless galaxies gather into galaxy groups, those form galaxy clusters, galaxy clusters gather into superclusters, and those spread out like the films of bubbles called filaments, with vast voids inside the bubbles.
In a universe like that, my existence is virtually nothing.
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Posted by ブクログ
ワクワクしながら読んだが、私立文系には理解困難な部分も多々。
ただずっと読んでみたかったブルーバックスを読めたのと、宇宙の面白さに気づけたので満足とする。
•宇宙に存在する全物質の質量の大部分はダークマター。私たちが宇宙といったときに真っ先に思い浮かべる銀河や星は宇宙にとってはある意味不純物のようなものである。
•ウィンプ→ダークマターの有力候補
•私たちの宇宙は、初期には完全に一様で超高温高密な世界だった(BIGBANG)。そして今私たちを構成する通常の物質は、反物質との対消滅を逃れたわずかな残りカスであり、現在の宇宙のエネルギーの数%を占めるに過ぎない。
•宇宙は大きく見れば一様であり、その超初期にはインフレーションからビッグバンに繋がる再加熱が起こった。そしてそれ以降の宇宙は時間と共に冷えていき、温度が十分に冷えて光が自由に伝搬できるようになった時刻(宇宙の晴れ上がり、宇宙誕生から38万年後)があり、そこから放たれた光が138億年後の私たちに伝搬してきている。
•宇宙に関する常識は時代を追うごとに変化している。見えているものや直感的に感じられるものを常にそのまま信じ込むことにはリスクがある。
•マルチバース理論→私たちの宇宙は、無数にある宇宙たちの一つに過ぎない。その周りには、性質(空間次元の数、真空のエネルギー値、素粒子の種類や質量等)の異なる宇宙が無数にある。