小川彌生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スケートカナダに向けて練習を積んでいく中、同行のコーチ陣不在という状況に精神的に追い込まれるみちる。晶は晶で足の故障が完治しないなかでの大会となる。
少しずつ、ペアとしての絆が深まっていく一方で、過去の事件に係わる新たな人物がみちるの前に現れる。また、黒木の父もみちるとの関係を完全に断絶する意向はない様子。
みちるの精神的な脆さが特に描かれている刊になっています。また、みちるを支えたいと思う一方で、支えるということを口実にしてみちるを縛り付けてしまうことを恐れる礼音。かつてのダンス中も礼音にまだ未練があるようで、礼音の思いがみちるに向かっていることを知ると、それを妨害しようと画策。次巻以降に向けては、彼女の動きがカギとなってきそうです。
礼音迷ってないで、ちゃんとみちるを支えてあげて!といいたくなります。 -
Posted by ブクログ
5巻まで一気読み。
きみはペットの作者の作品。
フィギュアスケート(アイスダンス)もの、だけどいわゆるスポ根じゃなくて
主人公の過去のトラウマ、幼馴染やパートナーとの恋愛模様が主軸に描かれてます。
主人公のみちるは小さい頃に父親から強制的にVIP御用達の児童売春クラブのモデル?を
させられていて、そんなみちるを救おうとしてくれた人は殺されている。
そのせいで、自分のことを汚くて悪い人間だと思っていて、好きな人に触れられるのが怖い。
そんなみちるは才能あるフィギュアスケーターでシングルの選手だったけど
怪我をきっかけにアイスダンスへ転向し、
昔の大好きな幼馴染のレオンに再会してちょい明るくなったかと思ったけどやっぱトラウマ発動、
と思えばアイスダンスのパートナー・晶と深い関係になって…
というストーリー。
同時に、みちるの過去の記憶が徐々に明らかになって
売春クラブがらみの殺人事件の黒幕は誰なのか?
という疑問が少しずつ明かされていきます。
みちるのトラウマが重いし、事件の謎がちょっとずつしか明かされなくてミステリアスな雰囲気。
また、絵もシャープなので一見するとシリアスなマンガなんだけど
主要人物がことごとくシリアスになりきれないキャラクターで
テンポ良くギャグ要素も盛り込まれているので読んでいて楽しいです。
特にみちるたちのコーチである、ロシア人にしか見えないカナダ人・マリーの
日本語言い間違えシリーズがことごとくツボで読みながら噴出してしまいます。
みちるのパートナー・晶も王子様なルックスを持ちながら、年下のみちるの言動や行動に
振り回されている様子がおかしくもあり、かわいくもある。
あと、アイスダンスについての描写も結構しっかりしているように感じられます。
アイスダンスって競技はフィギュアスケート内ではマイナーだし私もあまりよく知らないんだけど
素人目には十分かなと思うし、用語集もついてるのでわかりやすい。
ミステリー・アイスダンス・トライアングラーの3要素が
バランス良く配分されていてほんと5巻読むのがあっという間でした。面白い~
個人的にはレオンがかわいくて好きだな~ちょいとなよなよキャラではあるけど
ダンスシーンはかっこいいし、しっかりみちるに欲情してるし人間臭い。
みちるが晶に寝取られた(?)ときはちょいショックでした…。