白金透のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ悪事が蔓延る街。描写の際の言葉遣いの悪さ。太陽神への罵倒の数々。そのどれもが正義なんて存在しない、残酷な世界観を表している。読んでいて引き込まれた。
「君は悪くない」というマシューの言葉は、相手に言っているように見えて、実は罪悪感を押し殺すために、マシューが自分に言い聞かせているような気がしてならない。
アルウィンがマシューをヒモにしたいと言ったのは、自分が道を踏み外しそうになった時に手綱を絶対に離さないでいて欲しいからなのかな。
太陽の下でないと元々の力が出ないって、かなりの痛手だと思う。目立つのが嫌で実力を隠しているなんてレベルではないから、アルウィンの願いを直接支えることもできない -
Posted by ブクログ
ネタバレ電撃文庫史上、最低な主人公と聞いて。
久々に電撃文庫買いましたが、面白かった!
ダークヒーローと言うには下半身ゆるゆるで下衆い。
姫騎士のヒモやってますし。
一応面倒見いいところもあるのに、子供に腕相撲で負けるほど弱い。
と見せかけて、作中何人も人を殺しているヤバいやつ。
本当にびっくりするほど弱いのに、さくっと殺しちゃうので驚いた。
勿論、普通の人ではなく、過去に名を馳せた人ではあるのだけれども。
でも、今は諸事情で弱体化しちゃっているので、あの暴力的な街でよく生きてきたなと感心するほど。
特に終盤に彼が目的のために殺さざるを得なかった存在には非常に驚かされた。
え、その人まで殺しちゃうの -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとも通俗的なタイトルで、タイトルそのまま冒険者の姫騎士様のヒモとなった訳あり碌でなしが主人公の物語なわけだけど、そのタイトルの本当の意味を知るとなんとも味わい深い。
ただ、物語的には全然スカッとはしないし湧き上がるような熱量があるわけでもない。
代わりに、なんとも言えないやり切れなさや怒りやほんの少しの希望が描かれている。
あまりライトノベルでは描かれない世界だな。
電撃小説大賞の大賞作なのだけど、これはちょっと読む人を選びそうだなと思う。
もうひとつ、個人的に物足りなく思ったのは主人公と姫様との絡みがほとんどないこと。
唯一、姫様絡みの事件場面だけ格好良かったのだけど^^ -
購入済み
面白かったですが
面白かったですが、良くも悪くも日陰の世界がリアルに描写されていて、舞台が別に異世界でなく新宿的な場所でも変わらない感じがしました。
マシューが太陽神にどう立ち向かうのかは楽しみです。 -
無料版購入済み
ものたりない?
イマイチでした。なにかが物足りない?ような?
あとがきでコミカライズ担当の方が、「原作の内容が濃い」と書かれていたので、原作読んでからのほうが楽しめるのでしょうか?そのあたりはわかりません。