あらすじ
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「やめてくれ、アルウィン。なぜ君が……」
「私を信じろ、マシュー。命綱を信じる、私を」
灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。姫騎士アルウィンのため、密かに手を汚し続ける元冒険者マシューも、この街に数いる害虫の一人だ。
迷宮都市『灰色の隣人』へと帰還したマシューたちを待ち受けていたのは、想像とは正反対の『建国祭』に浮かれる住民たちの姿。
スタンピードは? 太陽神教は? 『伝道師』の思惑は? 疑問を打ち消すような喧騒のなか、密かにヤツらは街の暗部を色濃く、赤黒く染めていき――
そして、誰もが他者を顧みないこの悪徳の街で、アルウィンは状況を打開するために『最悪の一手』を打とうとする。
「お前と出会ったこの街を、第二のマクタロード王国にしてやるものか」
一人のヒモとその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第4巻!
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Posted by ブクログ
運び屋のおじさんが教祖で、アルウィンの国の仇だとは。自分のエゴのために国を滅ぼされちゃたまらないな。
アルウィンが神器を使って教祖を倒し、スタンピードを止め、街の英雄になったわけだけど、代償が怖いな。
この作品は無条件で良い展開なんてなく、死ぬ時は平気で人が死んでいく現実的な部分もあるから、この先がどうなるか。