白金透のレビュー一覧

  • 姫騎士様のヒモ5
    第二部始動とのことですが、あいも変わらず倫理観崩壊しっぱなしのろくでなし主人公によるノワールじたばた劇。最後に明かされるエイプリル父の真実といい、これだよ、これを読みにきたんだよ……、と絶望的に安心できる第5巻でした。これを味わいに来ています。
    とはいえ今回は作中唯一の純白良心とも言える少女エイプリ...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ5
    スクロールを使ったトリックを見抜き、アルウィンの解毒薬のための資金を手に入れたのも束の間、伝道師とナタリーが繋がっていた(?)ことや、エイプリルの新しい護衛がナタリーだったことに驚愕。
    実は太陽神教を欺くための作戦とかだったらいいんだが。

    最後にヴィンセントに正体がバレたことも不味い展開に。
  • 姫騎士様のヒモ4
    運び屋のおじさんが教祖で、アルウィンの国の仇だとは。自分のエゴのために国を滅ぼされちゃたまらないな。
    アルウィンが神器を使って教祖を倒し、スタンピードを止め、街の英雄になったわけだけど、代償が怖いな。
    この作品は無条件で良い展開なんてなく、死ぬ時は平気で人が死んでいく現実的な部分もあるから、この先が...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ3
    迷宮に潜って無事アルウィンを救えたけど、イージスは6人中3人が死亡。他の探索部隊も犠牲者が続々。異世界ノワールだけあって、次々と人が平気で死んでいくから残酷さがとても際立つ。アルウィンが精神を病んでしまうのも無理はない。

    ドワーフがマシューにした行いもえげつない。人間社会で虐げられていたとはいえそ...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ(1)

    2巻まで読んで欲しい

    叡智を期待して購入するのはオススメしない。

    貴方が望む叡智は手に入らない。

    普通に面白いから2巻まで買って読んで欲しい。
  • 姫騎士様のヒモ5
    シリーズ新章開幕。今回はエイプリルがメイン。
    新章序盤ということで、ど派手な展開は無いものの、相変わらずのノワール感満載の舞台設定の下、マシューがギリギリ限界な状態で絡まった糸をちょっとずつ解いていく所が面白い。
    しかしまぁ、本巻の見どころは最後の部分だろうか。エイプリル~。マジでヒヤヒヤさせるんじ...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ2
    ジャスティンの結末がなんとも皮肉だな。貧しい人々を救いたかったはずなのに、結果的にその人たちの居場所を奪ってしまったわけだし。

    ニコラスという、リリースを生み出した人物が登場。悉く人々を陥れる天啓を行う太陽神は外道すぎる。マシューがいろんな汚い語彙を使って罵倒するのもわかる。

    最後にはスタンピー...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ
    悪事が蔓延る街。描写の際の言葉遣いの悪さ。太陽神への罵倒の数々。そのどれもが正義なんて存在しない、残酷な世界観を表している。読んでいて引き込まれた。

    「君は悪くない」というマシューの言葉は、相手に言っているように見えて、実は罪悪感を押し殺すために、マシューが自分に言い聞かせているような気がしてなら...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ4
    アルウィンマジかっけぇ。
    何故か建国祭に浮かれたムードの街。背後で暗躍する勢力から街を守るため、アルウィンとマシューが駆け回る。アルウィンの成長が光る本巻。デズ、セシリア、ベアトリス、ニコラス等の仲間たちとの共闘シーンもとても良き。とても面白かったです。
    特に良かったのは、アルウィンの元王族として自...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ3
    マシューのアルウィンに対する狂気的な愛のお話。
    マシューが「比較的」まともに戦うバトルシーンが多く、今まで以上にマシューがカッコ良かった。
    前巻までよりノワール分は薄いですが、その分ファンタジー色が付いた、相変わらず口汚い表現を楽しめる面白い作品でした。
    なんやかんやで、お互い信頼している感が満載の...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ2
    自身の行動を背景に溜まっていくツケを、マシューが口八丁手八丁で誤魔化しつつ、姫騎士様を守るために奔走するお話。
    今巻も良かったです。前巻よりは、明るめエピソードが多かったかな?
    前巻読んで、面白かったけどこの展開はちょっと、、、な人も、今巻は大丈夫なので是非。
    個人的には「なすび」ネタが面白かったで...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ
    電撃文庫史上、最低な主人公と聞いて。
    久々に電撃文庫買いましたが、面白かった!
    ダークヒーローと言うには下半身ゆるゆるで下衆い。
    姫騎士のヒモやってますし。
    一応面倒見いいところもあるのに、子供に腕相撲で負けるほど弱い。
    と見せかけて、作中何人も人を殺しているヤバいやつ。
    本当にびっくりするほど弱い...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ
    マシューカッコ良い
    ここで終わっても綺麗なのになって所で終わらず黒さを出してくるのでとても引き込まれる話
    2巻が楽しみ
  • 姫騎士様のヒモ
    迷宮に潜るヒロインを地上で主人公が待つという、通常と逆の視点の作品。
    主人公が「ヒモ」としての信念を持ち、如何なる事も躊躇なく進める様が描かれる。
    終始暗い展開であり、一部(特に一か所)受け入れにくい展開もある。
    しかし、今までに無い読後感を味わえる作品であった。この点、新しい雰囲気を重視する電撃文...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ
    想像の100倍くらい重いダークファンタジーという感じでした。

    残酷な描写も多々ありますが、その分人間味が溢れた作品になっていると思います。

    ただ、世界観や主人公の性格的に人を選ぶ作品ではあると思います。
    私はドハマりしてしまったので、次巻が今からとても楽しみです。
  • 姫騎士様のヒモ(1)

    立ち回りうめえな

    姫騎士と来たら、くっころ的なイメージがあるけど、まあヒモと仲良くやっている。
    どうやって、姫騎士さんのおっぱ〇は服に収まっているんですかね、このヒモが独占するとおもうとコノヤロウ。
  • 姫騎士様のヒモ
    なんとも通俗的なタイトルで、タイトルそのまま冒険者の姫騎士様のヒモとなった訳あり碌でなしが主人公の物語なわけだけど、そのタイトルの本当の意味を知るとなんとも味わい深い。
    ただ、物語的には全然スカッとはしないし湧き上がるような熱量があるわけでもない。
    代わりに、なんとも言えないやり切れなさや怒りやほん...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ

    面白かったですが

    面白かったですが、良くも悪くも日陰の世界がリアルに描写されていて、舞台が別に異世界でなく新宿的な場所でも変わらない感じがしました。
    マシューが太陽神にどう立ち向かうのかは楽しみです。
  • 姫騎士様のヒモ
    「ヒモ」と聞いて良い印象を持たない方が大半だと思いますが、ヒモの立場に甘んずる主人公は印象に違わない社会の爪弾き者で無法者。

    『彼はただのヒモでした』という話なら、本作が電撃小説大賞の大賞を受賞するわけはなく、そこにはアウトローの彼だからこそ陰に日向にと立ち回って姫騎士を支えられるわけですが、そこ...続きを読む
  • 姫騎士様のヒモ
    評価(16)
    世界観(3)ストーリー構成(2)設定(4)文章(2)登場人物(2)ジャンルとしての完成度(3)