エルヴェルテリエのレビュー一覧

  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    面白かった。様々な群像劇で、重複者によって簡単に物語的救済を与えられるのではなく、SFとして素晴らしい結末を迎えたのが面白かった。感想を書いていて思い出しても鳥肌が立ってくる。最高。

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    2026年09月15日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    「知識や知性、さらには才気までをもつねに凌駕する見事なもの、それは無理解だ。」という私が考えていたことを最高な言い回しで表現された衝撃的だった言葉からスタートする第一部。

    この世界はプログラムされているとして、けどそれが錯覚だとしたら?
    もし私がダブルだったら、私が大切にする人全てダブルで存在するのであればそれはダブルが存在しないと同じ。けど私がダブルで大切な人がそうでない場合、私は孤独に耐えられるのだろうか
    「足し算できる愛がある一方で、決して割り算できない愛がある。」

    メメントモリではフレシノのlea saydouxを思い出し
    そして私はブラックスワンを恐れている

    久しぶりに面白い本に出会えた
    海外文学は日本語訳がなんかしっくり来なくて、且つ言い回しが独特なので難しいと思っていたし、『香水』以来海外文庫避けてきたけど、海外文学も良いなと思えた作品だった。
    文章量が想像以上に多くて、少し難しかったけどかなりお勧め。

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    2026年09月08日
  • 異常【アノマリー】

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    多彩なジャンルで描かれた群像劇で予測不能のエンターテイメント小説でした!俺はめちゃ好きかも

    ある飛行機が不可解な現象に遭遇してしまう。
    始めはぶっちゃけ中だるみ感はあるが、異常が発生した後半からは一気に引き込まれた。
    単にSF作品の枠には収まらず、この異常現象に巻き込まれた人々は、時に痛ましく、時に恐ろしく、そして時にコミカルな描写で書かれていて楽しく読めました。
    ラストの展開も中々の斬新な感じで非常にグッド!

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    2026年07月27日
  • 異常【アノマリー】

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    はじめは文学を読んでいるつもりでした.
    静かで端正な文章が続き,人物が驚くほど丁寧に描かれていきます.

    けれど,物語は思いもよらない方向へ進みます.
    まるで短編SFにありそうなおとぎ話のような設定が現れます.
    それを奇抜なアイデアとしてではなく,文学としての風格をもって描き切っているのが圧巻です.

    不思議な設定に頼るのではなく,その中で生きる人たちの迷いや選択を丹念に積み重ねていきます.
    だからこそ,読み終えたあとに残るのは設定の面白さだけではありません.
    人間そのものを描いた物語を読んだという満足感です.

    本が好きな人にこそ,ぜひ読んでほしい一冊です.
    SFが好きだからではなく,文学が好きだからこそ,きっと心に残る作品だと思います.

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    2026年07月17日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    3ヶ月前の自分が目の前に現れたら。
    あるいは、3ヶ月後の世界で自分に会ったら。
    「私」の人生をどう分かち合うべきなのだろう。

    多くの登場人物が出てくる群像劇のような作品だが、どのエピソードも読みごたえがある。みんな何かしら抱えていて、幸せとは言えずとも満足して終わっているように見える。

    掛詞や韻などが目立つのが印象的。「禅なる死は単なる死ではない」みたいな、おそらく原書での言葉遊びを日本語で再現したのだろう訳文も楽しい。

    ところで、アメリカの大統領は馬鹿にされすぎではないかw

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    2026年06月13日
  • 異常【アノマリー】

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    早くも今年のベストじゃないかと感じるほど面白かった。何を言ってもネタバレになってしまうのだけれど、本を愛するすべての人に自信を持っておすすめしたい作品だと感じた。

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    2026年06月04日
  • 異常【アノマリー】

    H

    購入済み

    面白かった! 最初は、取っつき難い作品ではないか、何か訳が分からないと思われます。やっぱり翻訳物は解り難いと思っていましたが、読み進めば、目が離せなくなります。私は、後半は一気読みでした。

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    2026年02月15日
  • 異常【アノマリー】

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    登場人物が多いので、あらすじを追うのに難儀をしますが、本書に挟まれている「登場人物表」がとても役立ちました。本書は483ページほどの作品です。140ページあたりから、「異常」なことの内容が伝えられてきます。それ以降終わりまで一気に読み切る面白さです。この作品は、前知識ない状態で読み始めてもらいたい作品なので、私も物語については触れません。小説が好きな友人にはお勧めしたい作品です。

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    2026年06月07日
  • 異常【アノマリー】

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    早川書房さん売出し中。現代だからこその新トリック航空機ミステリー。冒頭の長い人物紹介のあと、起こり得ないことが起きる。人は異常な事態に直面した時にどんな行動を取るのか。興味深いサンプル集でもある。

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    2026年09月22日
  • 異常【アノマリー】

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    とんでもない一冊だった。3部からなるうちの1部は何を知らされてるのかわからないまま進めなければならずここを乗り越える必要があった。やっとこ2部でナニゴトだ!と興味が湧き走り出す。それから3部でそれぞれがそれぞれなラストを選んで行く。
    これはなんていうんだ?短編が沢山詰まっててそれぞれが独立して収束するんだけど。どれもが絡み合ってるって言うよくあるやつではなくて絡み合ってないのよ!そこがもう斬新だな!ってすごいと思った!

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    2026年09月22日
  • 異常【アノマリー】

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    フル帯につられて買いました。
    最初からしばらくは「これ、何の話?」と思いながら読み進めていましたが、第1部が終わる頃にはこれからの展開にワクワク。
    そして迎えたラストは、私にはさらなる驚愕でした。
    面白かったんですが、登場人物が多い上に全員カタカナの名前なのでたびたび前のページに戻っては人物確認しなければならないのがめんどくさかったです(もちろんこれは、私の能力不足によるものです)
    これはSFかミステリーかはたまたホラーか…
    いずれにしても私の好みの作品でした。
    帯につられて良かったです(笑)

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    2026年09月12日
  • 異常【アノマリー】

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    読み始めは、それぞれまったく違う人生を送る人物たちの群像劇。

    殺し屋、作家、建築家、ミュージシャン、弁護士、病を抱える男……。
    「この人たちがいったいどう繋がるの?」と思いながら読んでいたら、物語の途中でようやくタイトルの【異常(アノマリー)】が姿を現す。

    そこから一気に面白くなった。

    世界中の科学者、政府、宗教家まで巻き込み、「いったい何が起きたのか?」を考える。
    ところが読み進めるうちに、私が気になったのは現象の謎そのものよりも、その異常に巻き込まれた一人一人の人生だった。

    同じ出来事に遭遇しても、ある人にとっては悲劇になり、ある人にとっては人生をやり直すチャンスにもなる。
    それぞれが自分なりの答えを見つけ、新しい人生を歩き始める姿が興味深かった。

    そして、この小説を読んでいると、どうしても考えてしまう。

    もし、自分にも同じことが起きたら?

    私なら――
    今まで通りの平凡だけれど幸せな人生を送る私と、誰も自分を知らない土地で、謎に満ちた仕事をしながらリッチなシングルライフを送る私。

    二つの人生を、ときどきチェンジしながら楽しんでみたい。

    なんて刺激的なんだろう(笑)。

    「なぜこんなことが起きたのか?」だけではなく、
    「もし起きたら、自分はどう生きるのか?」
    を考えずにはいられない物語だった。

    読み終えてもなお、いくつもの疑問が残っている。
    それも含めて『異常』なのかもしれない。

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    2026年08月26日
  • 異常【アノマリー】

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    何が起こっているのか…?考えながらページを進めることができ面白い
    ただ、後半は人間模様、心理、精神的な要素を表現する文学的な内容になる。前半から中盤の怪奇現象の答を求めてしまっていた私には少し肩透かしだったが、終わり方でSF回帰していたので、こう言う作品として納得。面白く読めた。

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    2026年08月24日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    最初はなかなか入り込めなかったけど、第二部からは一気に読んだ
    私は作家パートと少し気取ったような言い回しが好きでした
    最後持った何かあるのではないかとは期待していた

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    2026年08月17日
  • 異常【アノマリー】

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    多くの登場人物がいるため、少しずつ読んでいたら誰が誰だか忘れてしまう。
    群像劇かと思えばそうではなく、あくまでそれぞれの物語が展開される。
    共通点は同じ「異常」を経験しているということだけだ。
    SF的な科学考証はメインテーマではなく、人の物語がテーマだと感じた。
    ラストは急にゾッとさせられる。

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    2026年08月02日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    やや根気がいったが、面白い。
    ミステリかと思いきやSFで、宗教学で、そして哲学だった。

    シン・ゴジラを思わせる作戦劇。途中ゴジラ好きのキャラクターも登場するなど、もしかしたら作者はシン・ゴジラ観たのかしらと思ったり。

    ラストについては、やはりシミュレーション仮説が正しかったのかなと私は感じた。
    パソコンを終了し、最後にはブンッ、、、と。
    恐ろしい。

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    2026年07月15日
  • 異常【アノマリー】

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    物語がどうなるのか気になって次々にページを繰った。SFなのだが、人間の心の動きに焦点を当てた作品。翻訳物なのに文章が滑らかかつ美しく、原文が素晴らしいに違いないと思ったのはもちろん、訳者の方も素晴らしい仕事をしていると感じた。

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    2026年07月14日
  • 異常【アノマリー】

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    前々から気になっていた本。
    第一部がかなりのボリュームがあるが、登場人物が出てきては、すぐに他の登場人物に切り替わり、という流れが多すぎて、前半は何を読まされているのか分からずちょっとストレス。
    そこから第二部に入り、起きている異常事態とともに第一部の沢山の登場人物には意味があったことを知る。
    最後のオチも何とまぁ、という衝撃もあり、面白い一冊だった。

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    2026年07月09日
  • 異常【アノマリー】

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    最初の方はなかなか話が進まない感じもあり、読むのに少し時間がかかったが、起きていた「異常」が明らかになってからは、とても面白く読めた。ずっと時系列が気になってはいたが、まさかのからくりだった。ただのミステリーにとどまらず、人生の意味を考えさせられるような哲学的な面白さもあった。結末の儚さも良かった。

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    2026年07月06日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    なんかすごいものを読んだ。
    一体どういう結末なんだろうと思って読んでたけど、異常事態が淡々と綴られていくこと自体を楽しんで読むのが正解だったのかな
    各国の偉い人、どう考えてもモデルがいる(笑)

    もう1人の自分がいたらいいのに、って割と昔から思ってたので私だったらこの異常を割とすんなりと受け入れてしまいそう。
    それもそれで異常、かもしれない。

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    2026年06月16日