森原すみれのレビュー一覧
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むしょうにロールキャベツが食べたくなっちゃう。
優しく煮込んだロールキャベツ。
お話の最初と最後、呼応するみたいな。
おやさいどきの店主沙都も、訪れる人も、みんな優しくて、ときにちょっと不器用で愛おしい。
訪れる人を癒す料理を作る沙都も、誰かの作る料理で癒されることができて、本当によかった。愛理ちゃーん、本当にわからないでやってたのかい?w
お店の防犯を気に掛ける望への沙都の反応に、実はちょっと不思議な存在のお店なのでは、とか思ってしまった。(それはそれで素敵だとも思う。)
ところで、いももち、私が作る時は、塩コショウで味付けて焼くのでタレは作らない手抜きスタイル。 -
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ネタバレ『世界で一冊だけの本、紡ぎませんか』
そんな素敵な案内文句と新月の夜に誘われた者が辿り着ける手製本編纂館の物語。
お客様は基本的にはあやかしで、最初の話もあやかしのための手製本が編まれるが、中には人間のお客様も。
主人公の壱花も人間ながら新月の夜に辿り着けたものの一人。
本職は別に持ちながら、ある才能を見込まれて、この編纂館を手伝うことに。
前述の通り、あやかしのお客様だけではなく、人間のお客様のエピソードもあったのが、バランス取れていてよかった。
壱花も本職に就きながら、編纂館を手伝うある意味二重生活。
どちらかに偏らないというバランスがよかったなと。
てっきり本職を辞めて、編纂館の方に専 -
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ネタバレ初っ端から糖度マシマシなシーンをぶっこまれて、一人で勝手に「あわわわ」となってました。
これは苦い緑茶片手でないと読めないのでは。
実際、そんな感じでしたね。
何度日鞠ちゃんと孝太朗さんの二人のいちゃつきシーンに砂糖を吐いたことか。
彼、意外に言葉にするからなあ。
バレンタイン話にやはり砂糖を吐き、あやかしと男性の友情話にじんわりとし、そして七嶋のおばあちゃんのまさかの過去話に驚いたり。
特におばあちゃんの正体には本当に驚かされました。
密かに推しだったんですけど、まさかまさか。
今回一番泣いたのは、このおばあちゃんのエピソードだったように思います。
それからの、最終話。
そう、これ最終巻 -
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日鞠と孝太朗があまりにもあんまりで「きゃーーーっ」なシーンが何度もあって、もうっ。
あやかしさんたちの和装洋装論争の発端はそういうことだと思ってましたとも。っていうか、日鞠がにぶすぎなのでは。
類くんとおじい様との仲も、雪どけの予感?
あのおじいさまも相当なツンデレだけどw
有栖の接し方が素晴らしい。
五徳猫のゴトも最高にキュート。あぁ、会いに行きたい。
豆腐小僧くんも、橋姫さまも、なんて、なんて素敵なんだろう。
あの人が孝太朗の過去とあんなに深くつながっていたことにはびっくり。そうか、そうか。
色んなことがすっきりつながって素敵な大団円。
孝太朗と日鞠の家族の様子も知りたいし、シーズン2に期 -
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ネタバレ2巻分のエピソードはあると伺っていたので、続刊実現化嬉しかったです。
ようやく思いを通い合わせた日鞠と孝太朗さんが初っ端のエピソードで縁切りの呪いを受けたのには、度肝を抜かれましたが。
せめて、もう少し両想い期間を堪能してからでもよかったのでは!
幸いと言っていいのか、どちらかの気持ちが消去されるような精神に及ぼす呪いではなく、物理的に近寄れない系、互いの声が認識できない系のものだったのでよかったのですが、普段の仕事がカフェ業ですから、給仕などで苦労する羽目に。
何とかなって本当によかったです。
日鞠が実家に帰るというだけで取り乱す孝太朗さんですから。
長引かなくて本当に本当によかった。
自分 -
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ネタバレ主人公の日鞠が頑張り屋なのに報われず、祖母と暮らしていた町に戻ってきてようやく居場所を見つけることができて、ようやく安堵。
孝太朗と打ち解けるまでは多少時間がかかったけれども。
初手から体調不良を月のものだと彼に見抜かれるあたり、本当に不憫。
女性作者さまだからこそ書ける描写。
ここを乗り越えたのだから、その後のあやかしの暴露や同居の件も受け入れられるよ、それは。
まあ、この見抜きはイケメン特権かつ薬膳カフェ店主だからこそ許されたことだとも思う。
薬膳カフェのお客様は、人間だけでなくあやかしも。
あやかしが見える日鞠は、カフェ店員として新たなスタートを切ることに。
出てくるあやかしたちが可愛