【感想・ネタバレ】劇団拝ミ座 未練のひと時と異能の欠けた青年のレビュー

あらすじ

【電子版巻末にはみっ君先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
生まれつき人や物から伝わる感覚を過敏に受け取ってしまう、感受性の高さに生きづらさを覚えてきた遥(はるか)は、ある夜、ウエディングドレスを抱えた男・雅(みやび)と出逢う。
彼に突如懇願されたのは、亡き者の心残りだった時間・場所・場面を演出し、再現して空に送りだす、『劇団拝ミ座』の活動協力だった。
劇団の長にして霊視と憑依の術を用いる、雅。
劇団の一員で衣装・メイク全般を担う、和泉(いずみ)。
霊を自分に憑依させ、誰よりも近くから想いに寄り添う、遥。
亡き者の「未練のひと時」と向き合うことで、生きる者もまた、自分の心と居場所を取り戻していく。

徐々に劇団三人の繋がりも強まる中、遥はやがて雅の大きな秘密に触れることとなる……。

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Posted by ブクログ

亡くなった人の未練を演出して解消する、なんて優しいお仕事だろう。
拝ミ座の雅に和泉、新加入の遥。
3人とも大好き。特に、ちょっとツンデレっぽい和泉がお気に入り。
彼らが関わった案件では、ぶーちゃんの話が特に好き。
分かってみれば、微笑ましい解決。もーーーっ、そういうところが好きなのよ。
遥と雅の仲、どうなっていくんだー。もう、もどかしいったらw
雅の過去にまつわる最終話で、新メンバーも増えた、ということになるかな。続きが楽しみ。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

演劇小説ではありませんでした。
「ばけもの好む中将」や「准教授・高槻彰良の推察」など、
不思議な現象にバディで挑む系の話が好きそうな人に刺さりそう。
亡くなった人の思い残しを果たす、という作品はほかにもありますが、
巻き込まれ役の主人公が「体を貸す」というのがユニークでした。
雇い主の側の秘密はある程度描かれましたが、
主人公の体質には、まだ何か秘密がありそうな気もします。
続編を期待したいです。

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2025年06月08日

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