堀元見のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
常々,インターネットの単純な悪口に辟易していた。例えば,野球に関するツイート(ポストか?)では「無能」だの「監督は辞任しろ」だの,政治家の不祥事に「国賊」だの「コイツに投票した奴は恥をしれ」だの……こんな投稿で溢れ返っている。
このような投稿は,自分に向けられているモノでなくても目に入るだけで不快になるものだ。私なぞは,「これを言われている人にも親がいて,家族がいて,友人がいるんだよな……。言い過ぎじゃね?」と思いを馳せてしまう。(決して「道徳貯金が赤字」→本著P.129 な訳ではない。)
直接的な悪口は,言われた人間だけでなく聞いている方も不快なものだと思う。しかし,もしその悪口がウィットに富んでいればどうだろう。しかも,それが分かる人には分かるモノであったなら。
なんだか,許せてしまう気がする。
というわけで,世のインターネット民,とりわけ常に何かに怒っているX民は,ぜひこの本を読んで悪口の語彙を豊富にしてもらいたい。それだけで,インターネットの世界は少し平和になると思うから(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の皮肉とユーモアたっぷりでベストセラーのビジネス書が次々に一刀両断されていきます。
ビジネス書を読んでいて「本当にそれで成功するのか?」と思っていたことをオブラートに包まずガンガン書いています。
ベストセラーを読み比べると真逆のことを書いている本がいかに多いことか、正解がわからなくなります。(笑)
個人的にはどの本の著者にも共通していることはそれぞれが突き抜けているということでした。
中途半端な考え方はあまりなく真逆の考え方でもそれぞれが振り切ってやっているのだとわかりました。
結局なにをすればいいのかわからない、という見方もできるけど信じた道に振り切って進むことが大事だと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ドパガキ』『面白雑学本』『視点』『嘘を嘘と見抜ける人でないと難しい』
といった感じ
話したくなるような雑学がもりもりでテンポもよく、読みやすい。
読み心地はマンガくらいライトに感じる。
読書習慣がない人でも通読可能であろう。
各章ごとの扉絵も無駄にオシャレでカッコいいとこにこだわりを感じる。
大学生の時に読めたら、友人とゲラゲラ笑えただろうと思うが、大学生の頃に出版されていたら記載がないであろう2020年代の論文も引用されているため複雑な気持ちである。
社会人の今、この雑学をベラベラ放出できる空間はあまり多くない。もどかしい気持ちである。
格安ソープで披露するのがいいかもしれない。
予算の範囲内で。
私は、ビル・クリントンの功績に明るくないため
『クリントン=ホワイトハウスでフェラチオをされた人』という知識がない状態である。
この件については著者の堀本見に責任の一端があると言えよう。そんなことないですか。そうですか。 -
Posted by ブクログ
タイトルだけ見ると、
「悪口を上手に言うための本?」と思うけど(笑)
読んでみると、これが面白い。
ただ「嫌い」「ムカつく」で終わる悪口と、
知識や教養を使って、
「なぜそれがおかしいのか」を言語化する悪口では全然違う。
歴史、哲学、科学、文学…。
知識が増えると、
物事を見る角度が増える。
そして何より、
ツッコミの解像度が上がる
僕は人と話すことが多い仕事だから余計に思うけど、
知識って「知ってることを自慢するため」じゃなく、
会話を面白くしたり、
物事を違う角度から見たり、
自分の考えを言葉にしたりするためにあるんだなと。
教養って聞くと堅苦しいけど、
こういう入口ならめちゃくちゃ楽しい。
悪口すら、教養があるとエンタメになる。
タイトルに惹かれて手に取ったけど、
想像以上に面白い一冊でした -
Posted by ブクログ
podcastゆる言語ラジオのパーソナリティの本。
先日もう一人のほうを読んだばかり。
こちらは、、
電車の中で読むのがはばかれるようなキーワードが続出。
絵はそうでもなかったけど、、
まあよくもこれだけネタを集めたもんだ。
こういうネタを上手に会話に挟むことが教養なのかもしれない。
かなりきわどいけど。
お気楽に読む本。
はじめに
【第1部】医学―医は仁術
I 自らのイチモツで実験した英雄たち。アリストテレスからガンディーまで。
II 古代ローマの「義務づけられたキス」と隠された医療ドラマ。
III ルソーも認めたオナニー害悪論と、その呪いからの解放。
【第2部】秘部―秘すれば花なり
I ホモ・サピエンスの陰茎に骨がない理由。人類学者と聖書学者の視点から。
II 「くぱぁ」全史。ヘロドトスが目撃した光景はいかにして現代日本に蘇ったか。
III 恐竜の研究史は、「巨人のキンタマ」から始まった。
【第3部】聖水―奇蹟の液体
I 無限の用途がある尿。修道女の聖水から生まれた薬。
II 正岡子規も熱中した「おしっこ俳句」。深くて広い下ネタ詩歌の世界。
III 女性の潮吹きの正体を探るために、色付きの水を膀胱に入れるということ。
【第4部】房事―快楽の起源
I 正常位の呼び方には、人類史が宿っている。宣教師の体位に起きた革命。
II 性行為およびその場所の一般理論。牛車やバーチャル空間を例に。
【第5部】公民―世を治め民を救う
I クリントン大統領の不貞の言い訳は古代ローマ式。古代エジプト式ならよかったのに。
II 財としてのオナニーに関する諸考察。ギッフェン財の存在証明。
【第6部】技術―革新される性
I マッサージものAVは、タイムスリップ歴史ドラマ。「健全なマッサージ」は欺瞞ではない。
II アダルトはスマートになるが、人はスマートにならない。乖離する知性のアイロニー。
III コーンフレークは、性欲を抑えるために作られた。食事と性欲の相関を調べた栄養学者。
【第7部】交流―慇懃を通ずる
I 恋人へのプレゼントの最適解はディルド。あるいはおまる。我々はなぜ失敗プレゼントを贈るのか。
II 乳首責めの社会学。FANZAレポートが捉えた、日本人の上流階級化。
III 「寒くなりましたね」はセクハラ。うっかり言いがちなトラップ下ネタ10選。
おわりに
参考文献
謝辞
索引 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルだけを見ると、ひたすら下ネタで笑わせる本なのかと思っていたが、実際に読んでみると良い意味で予想を裏切られた。私は「ゆる言語学ラジオ」を聞いたことがないので著者についての予備知識はほとんどなかったが、それでも最初から最後まで十分楽しめた。
もちろん下ネタ満載なのだが、それを切り口に歴史や文化、医学、宗教など幅広い分野の雑学が次々と登場する構成が面白い。くだらないテーマを扱っているようでいて、参考になる知識や「なるほど」と思える話が多く、読み終えた頃にはタイトル以上に教養を得た気分になれた。
笑いながら知識まで身につくという、なかなか他では味わえない読書体験だった。下ネタに抵抗がなければ、「こんな切り口があったのか」と感心しながら楽しめる一冊だと思う。 -
Posted by ブクログ
【一言まとめ】
ビジネス書100冊を読んだ著者が「結局これだよね」を叩き出してくれる、ビジネス本の見方を変えてくれた一冊。
【心に残ったポイント】
・ビジネス書は同じことを繰り返し言っているという客観的な視点
・「全部やらなくていい」という安心感
・著者の面白おかしい語り口でビジネス本の矛盾点を笑い飛ばしてくれる
【なぜ心に残ったのか】
ビジネス本をたくさん読まなきゃという義務感があったが、この本を読んで「そんなに読まなくていい」と改めて認識できた。
【学んだこと・気づき】
ビジネス書の読み方・付き合い方が変わった。人にも自信を持っておすすめできる本。
【明日からどう活かすか】
ビジネス書は要点を押さえる程度でOKと割り切り、読書の幅を広げる。 -
Posted by ブクログ
【学びたいこと】
下ネタも「データ(事実)+信念」によって、より面白くなると考えている。
本書を通じて、データや知識を深め、教養のある下ネタを語れるようになりたい。
【質問】
Q1下ネタの面白いデータや研究結果は?
Q2自慰行為に関する教養は?
Q3性行為に関する教養は?
【本書の答え】
A1
・ミケランジェロ「最後の審判」は当初、局部が丸出しだったが、弟子が修正。最も有名な「局部修正」。
・心筋梗塞の薬の原料は中国人のおしっこ。不妊治療薬のルーツもおしっこ(まさに聖水)。
A2
・自慰行為は悪いこととされていたが、受け入れられたのは1932年以降と比較的最近。
・男性は性行為の頻度が高いと、自慰行為の頻度は低い。女性は性行為の頻度が高いと、自慰行為の頻度も高い。
A3
・キリスト教が普及して以来、快楽目的の性行為は禁止となった。
・対位は正常位のみで、騎乗位は魔女の体位。
【本の概要】
・本書は、「知識に基づく下ネタは面白い」という視点から、文献をもとにその魅力を説く一冊。
・著者は作家・YouTuberの堀元見。同世代で同郷。
・「知識×下ネタ」という、“賢いものとアホなものの組み合わせから生まれるギャップ”が面白いと提案している。
【感想】
・一つのテーマ(下ネタ)にあらゆる知識を結びつける姿勢は、「読書がすべてを解決する」と説く千田拓哉さんや、「筋トレで人生を変えられる」と説く Testosterone の考え方と共通していると感じた。自分も、軸となるテーマを持ちたい。
・読書によって新しい視点を得て世界の見え方が変わる、という点に共感した。自分も体験や読書を通じて、人生の軸となる思考や視点を更新していきたい。
【実践すること】
・これは!と感じた趣味やジャンルは、教養として積極的に深掘りする。
-
Posted by ブクログ
もっとライトな内容を想像していたのですが、読んでびっくり!とっても知的な本でした!歴史の中にも文学の中にも、最先端技術の中にまで、下ネタだけで立派な学問になりそうだなと思いました。
読んでいて、特にへーっ!となったのは、血栓溶解剤のウロキナーゼ製剤の原料は人の尿で、世界中の製薬会社が、おしっこの供給を中国に頼っている。つまり、ウロキナーゼは中国人のおしっこから作られているんだそう、だからウロなんだなー、なんて今更合点がいきました。
時と場合と限度はありますが、下ネタっておおよそ全世代で笑い合えるネタな気がします。今回こちらを読んで、こういう知的な側面も持っているのだと新たな発見でした。