及川茜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
絶縁がテーマの短編集。
期待していた村田沙耶香さんの短編も良かったが、意外に他の作家さんの短編が気に入った。
幼なじみの少女と結構良い仲だったのに、結局その少女とは結ばれることなく、小さい頃の少女との会話を思い出す主人公の話(「穴の中には雪蓮花が咲いている」)は、自分の思う通りには世の中は進まないということ、あともう一歩踏み出せていたらという後悔などの主人公の気持ちが押し寄せてくる。ただただ切ない。
「絶縁」では、仲の良かった先輩夫婦と主人公が、ある出来事をきっかけに疎遠になるという話。そんなことで人は袂を分けてしまうものなんだな…と思うが、譲れない思想は皆それぞれ持っている。それがたまた -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ次回「流浪蒼穹 第二部 ~宇宙(そら)を駆ける~」
2136年刊行予定 以下序文。
火星に大規模な水がもたらされたことで、火星の都市圏は拡大、拡散し、前総督が予測した通り、各都市間の摩擦・貧富が生じ、分裂が生じていく中、前総督の孫ルディと航空システム長官ホアンが実権を握り、うちをまとめるため、ついに地球に宣戦を布告、地球へとコロニー落としを敢行する。
一方、地球と火星との橋渡しである宇宙船マアースでは前総督が最後の時を迎える。看取るのは前総督のもう一人の孫ロレイン。地球への留学経験がある彼女は祖父の遺言を受け、兄ルディを止めるため火星へと帰還。対抗勢力ネオ火星を組織し、地球勢力とのパイプを