渋谷龍太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初は super beaverの曲から入った。
その後4人の顔を知り、振る舞いを知り。
曲と言うよりもアーティストが好きになっていった。
その状態で読み始めた本作。
中盤、全国各地のライブハウスを回るだけの展開に飽きそうになっていたが、
「示すことが出来ることすれば、ジェットコースターの乗り方ではなく、ジェットコースターのしがみつき方」
「打開する術は、人、気持ち、以上」
super beaverは、〜を意識してきたとか、小手先のテクニックを使ってきた、とかではない。4人の生き方・人柄、が故の今なんだ、ということを知れた。
「やれば出来るとは思わない、でもやめなかったからできた」
都会の -
Posted by ブクログ
私も、日常の中でふと湧いてくる感情を、もっと丁寧に抱きしめてあげたいなと思った。
言葉の選び方や表現、言語化のセンスにハッとさせられることが多くて、渋谷さんの人柄や思考がそのまま滲み出ているようだった。
特に、小説の構成の巧さや、結末の締めくくり方には唸った。
「むかし話」「拝啓、映画館様」「ジェントル」「昨日見た夢の話」「私の頭の中のキムタク」は、どれもとても印象に残っていて、お気に入り。
アーティストとしてのぶーやんも、もちろん好きだけど、こうして文章でも心を動かされるとは思わなかった。これからも、いろんな形で表現を続けてほしいし、ずっと応援していきたいなと思った。 -
Posted by ブクログ
SUPER BEAVERを好きになって良かったと心の底から思った。私とSUPER BEAVERが出会ったのはこの本より後のこと。だから知らなかったSUPER BEAVERの歩んできた道を知る機会を得られて幸せ。気が付いたら最後のページで泣いてた。人との出会いを、人を大切にしようと思えた。今まで人間不信で人が怖くて仕方ないときがあったけど、そんな他人と関われない自分が嫌いだけど、SUPER BEAVERが私の「生きててよかった」なんだよ。初めてSUPER BEAVERを生で聴いたとき、あまり知らなかったけど、1曲目が「ありがとう」だった。その1曲で涙が出た。今まで音楽で泣くことなんてなかったのに