富山クラーソン陽子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ(上巻より)
ようやく下巻になって、
幼児の連続誘拐殺人事件の捜査が進みだす。
ヴィンセントが今回も捜査に加わり活躍するが、
とにかくミーナとの関係や、ショーや家族の問題に振り回されていて、
活躍しているように見えない。
ミーナの娘を助けようとした「ショー」は、結局ただの命懸けだったし。
カルト教団が幼児殺害を行った動機が弱いなと思っていたら、
誘拐された被害者家族どうしの結びつきが、
捜査ではなくあとがきのように最後につけ足されていた。
どういうこと?
これまた解説によると、このシリーズは三部作らしいので、
三作目でこの納得いかない終わり方が回収されることを祈る。
それと、観光中の日本 -
Posted by ブクログ
ネタバレメンタリストのヴィンセントシリーズ第二弾。
下巻の解説に書評家の北上次郎氏が、
前作について「刑事たちの私生活が必要以上の分量で描かれる」と評したとあった。
解説ではそれが今回にも引き継がれている美点だと書かれていたが、
正直、それはどうだろうと言う感じだった。
なにせ、前作を読んでいることが前提に登場人物たちの私生活が積み重なっていく。
ざっくりとしか覚えていない自分としては、まずはついていけない。
ヴィンセントの奥さんはこんな人だっけ?
冒頭の登場人物紹介で好色漢(古いぞ)と書かれているルーベンは、
なんでカウンセリングを受けることにしたんだっけ?
ゴールデン・リトリバ―の活躍はなんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ2024年1冊目。
長編北欧ミステリということで、期待して読み始めました。
第一部は振り回され系刑事なカールに共感しつつ、事件発覚→捜査→また事件→進まない捜査の繰り返しにやや冗長さを感じる。
刑事メンバーの掘り下げはやや中途半端で、単純にキャラクター紹介としての説明文になっていたのが残念。
第二部のアレクサンドラパートは「親から受けた教育の犠牲者」である彼女、「毒親の連鎖」の問題提起、記憶を失っている描写から信用できない語り手であること、もうひとりの犯人の存在などなどてんこ盛り。
もうひとりの犯人は「整形手術」「警察関係者」のキーワードからわりと早い段階で予想できてしまった。
シーモンと -
Posted by ブクログ
北欧ミステリーに残虐な描写はよくあるが、この本は中でも群を抜いた残虐さで読んでいて辛かった。
それでも第一部は警察が丁寧に事件を追っていく様が面白く、第二部では犯人の辛い記憶が描かれていてどんどん引き込まれた。
しかしラストの急展開には置いてけぼり感が否めない。
姉はきっとこの人なんだろうなというのが途中から分かったし、終わり方は正直好きではないかも。
カールは北欧ミステリーによく出てくる中年のプライベートが冴えない警部という感じで好感は持てたものの、もう少しラストまで彼に戦って欲しかった。
これがデビュー作とのことなので、今後色々語られるのだろうが…
続編が出たら読んでみたい。