藤枝理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
借りたもの。
一杯の紅茶を頂くひと時に、その奥深さを堪能する事が出来る知識を得られる本。
アフタヌーンティーとは、紅茶やお菓子、陶磁器や銀器、カトラリーやリネン、インテリアや家具、建築様式、絵画、庭園、音楽に至るすべてを堪能する「五感で愉しむ生活芸術」であること。
この本では日本国内でも楽しめる、紅茶と3段スタンドの軽食(サンドイッチ、スコーン、スイーツ)を優雅に楽しむ、ホテルラウンジや専門店などを紹介。
また、テーブルマナーやスコーン、ケーキのレシピが掲載されている。
更にはイギリスでアフタヌーンティーが普及したころの家具様式――クィーン・アン、ジョージアン、ヴィクトリアン――の違い(私はこの辺りがごちゃごちゃになりかけていたので大変重宝する)、陶磁器の話と言った歴史にも言及している。
著者の他の本でも言及されていることだが、‘ティーマナーは階級によって違う(p.76)’。著者はそれを日本の茶道の流派に準えている。どれが正解という話ではなく、それぞれが身につけている作法がどのクラスに通用するマナーなのか、という話。流石、階級社会・イギリス。
つまり階級差が一目瞭然……顔に出さなくても。
同時に、マナーを知ることで、自信をもって堂々とふるまうことができれば、ティータイムはより豊かな時間になるということ。
そしてマナーとは思いやりであり、人様をジャッジするようなことをしてはいけない。「マナーを指摘するのはマナー違反」茶の湯とアフタヌーンティーの共通する心得。 -
購入済み
気楽に読めるマナー本として良か
漫画化されていることでマナー本を読むときの面倒臭さは無くスムーズに読めた。
知らない事も多かったので役に立った。
ただ、紅茶にミルクを先に入れるか後に入れるかの事について
王立科学協会のHow to make a Perfect Cup of Teaを紹介していたが
あれはあくまでジョーク文章だと思っているのでそこには違和感がある。 -
Posted by ブクログ
確かに紅茶を知ることは教養の一つかもしれない
です。そう思わせる一冊です。
紅茶の歴史は正確にはそれほど昔ではなく、ヨー
ロッパでも、わずか400年前です。
それ以前は「茶」の歴史であり、5000年にも及
びます。
その「茶」が中国からどのように世界に広がって
ヨーロッパで、特にイギリスで紅茶として国民に
愛されたのか。
それは世界史の勉強で学んだ出来事と非常に密接
な関係にあります。
そして日本の茶道と同様に、イギリスでもアフタ
ヌーンティーなどで知られるように紅茶を飲む際
には「所作」があるといいます。
まさしく教養です。
世界にはお茶をその国で表す言葉は「C」で始ま
るのと「T」で始まる違いがあります。その理由
もこの本には記されています。
「教養マニア」必読の一冊。 -
Posted by ブクログ
私は紅茶が大好きです。
秋~冬~春は温かい紅茶。
夏はアイスティーを作って飲みます。
ルピシアのお茶の福袋は毎回買ってしまいます。
福袋には色々な種類の紅茶、お茶が入っていて、名前、産地などがラベルに書いて貼ってありますが、実はイメージだけで違いをよく知らなかったのです。
この本にはお茶の世界史と文化、習慣などが書かれていますが、私が知りたかった、他のお茶との違いや紅茶の種類の部分だけをまとめます。
○紅茶・緑茶・烏龍茶はすべて同じ葉っぱからできている。何が違うかといえば発酵の度合い。酸化酵素の働きを利用して、100%まで発酵させたものが「全発酵茶」と呼ばれる、紅茶。加熱することで発酵を止めたものが「不発酵茶」と呼ばれる緑茶。その間にあたるのが「半発酵茶」と呼ばれる烏龍茶などになります。
○「クオリティーシーズン」収穫期の中で最も茶葉が採れる時期。
例「2004年のキャッスルトン茶園のセカンドフラッシュは忘れられない風味」
○紅茶を選んでみよう。
・誰でも簡単に紅茶をセレクトするために、最低限これだけは覚えておきたい知識。
・紅茶の茶箪笥
そこには3つの引き出しがついています。
1段目が「産地銘柄」
2段目が「ブレンドティー」
3段目が「フレーバードティー」
・産地銘柄
ダージリン(インド)・ウバ(スリランカ)・キーマン(中国)三大銘茶。
この産地銘柄をベースにして数種類の茶葉を配合した紅茶を「ブレンドティー」、香りづけをした紅茶を「フレーバードティー」といいます。
次に知るべきは「グレード」です。
「オレンジペコ」は紅茶用語で「グレード」を表す言葉。
※オレンジペコはフレーバードティーではないのでご注意。
世界最高峰の紅茶
華麗なる「ダージリン」の世界
「紅茶のシャンパン」とも称されるダージリンの価値はその希少性にもある。
春摘み(ファーストフラッシュ)
近年はセカンドフラッシュと並ぶ人気
夏摘み(セカンドフラッシュ)
味・香り・水色の三拍子が揃ったフルボディ
秋摘み(オータムナル)
風味も落ちついてマイルド
エリザベス女王も愛飲
東洋の神秘「キーマン」紅茶と蘭ブーム
中国を代表する紅茶、キーマン
エキゾティックな東洋の風味から「中国のブルゴーニュ」とも称され、特にイギリスの上流階級の人々が愛してやまない紅茶
インドの真珠 セイロン島の風薫る「ウバ」
セイロンとは旧国名で、現在のスリランカで生産される紅茶のこと。
高地産紅茶の代表選手であるウバの特徴は、何といっても刺激的なメントールフレーバー。
紅茶をティーカップに注ぐと、ゴールデンリングと呼ばれる黄金色の輪が浮かび上がり、口に含むとピリッとした爽快感のある渋みを感じる。まさに「五感で愉しむ大人の紅茶」
英国の首相グレイ伯爵が愛飲した「紳士のお茶」アールグレイ
アールグレイは世界一有名なフレーバードティー。
アールグレイの特徴は茶葉に着香した爽やかなベルガモットの香り。
シンビーノジャワティは「100%茶葉を使用した紅茶」です。
最後に
この本も歴史や文化など面白いところもありましたが、紅茶の種類が知りたいだけだったら、ルピシアで無料で配布している冊子のほうがわかりやすいです。飲み方も書いてあります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアフタヌーンティーの知識がすぐに身につく一冊
この本を読むまで、紅茶はストレートで飲み、アフタヌーンティーはおしゃれなスイーツとスコーンを嗜みながら紅茶を飲むことだと思っていました。
アフタヌーンティーを広めたのはリプトンの「午後の紅茶」で知られるアンナさん!
見たことあるパッケージの人が発祥なんて思ったこともなかったです。
また、イギリス人はミルクティーを飲む人が95%といったデータもあるみたい。
ちょっと見栄を張ってストレートに紅茶を飲んでいるのがおかしく思えてきました。
ネタバレと書いてますが、アフタヌーンティーのマナーやイギリス人の紅茶文化、茶器に関することまで分かりやすく漫画メインで説明してます。
良い本でした。 -
Posted by ブクログ
テレビや雑誌等で話題を集める「紅茶の専門家」が、ビジネスに活かせてかつ、生活に彩りをもたらす紅茶の知識と知恵、そして愉しみ方をわかりやすく教えます。
仕事に使えるかどうかは分からないけれど、紅茶が好きでもっとよく知りたいと思っている私は楽しめました。
紅茶のおいしい淹れ方や種類に関する本はあれど、こういう歴史や文化を分かりやすくした知識本は他にあまりないような気がするので。
個人的には、昔「紅茶は抗菌作用がある」みたいなことを聞いていて、その裏が取れたのが収穫でした。
インフルエンザはもちろん、コロナ対策にも効果があるようなので、自分がいまだにかからずに済んでいるのは紅茶が好きなおかげかもなぁと思いました。
元々好きな紅茶がもっと好きになった1冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアフタヌーンティーが茶道に共通したものがあるとあったが、この本を読んでなるほどなと思った。
ただ美味しいお菓子と紅茶を楽しむだけがアフタヌーンティーではない。
茶器に家具などの調度品、建物、果ては席から見える景色までもがアフタヌーンティーの醍醐味となる。
味覚だけでなく五感全てで味わう特別な時間。
確かに、日本の茶道に似通ったところはあると思う。
そうしてみると、日本人とアフタヌーンティーは相性がいいのかもしれない。
アフタヌーンティーと一口に言っても、一流ホテルで振る舞われるもの、ティールームで振る舞われるもの、中にはバトラーにサーブされる変わり種まで多種多様。
そんなアフタヌーンティーの魅力を国内で実際に体験できる場所を写真付きで紹介しつつ迫っていくという感じのスタイル。
ありがたいことに、一部スコーンなどのお菓子のレシピ付き。
初めてアフタヌーンティーを楽しむ際の予習として読んでおけば、まず間違いない一冊だと思う。
写真もだが、文章の情報量も結構あるので、実際に現地に行って楽しんできたかのような感覚になれるので、コロナ禍の中のお手軽トリップ本としてもいいのではないかと。
紅茶好きの方には是非読んでいただきたい一冊。
自分もアフタヌーンティーに行ってみたくなった。
……お一人様OKな場所が地元にないので、ずっと躊躇しているのです。
無念。