北田卓史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・空の色のタクシー運転手、松井五郎さんが乗せたさまざまな人たち。
・お母さんと五つ子を乗せた松井さんがたぬきねいりしなくてはならなかった話。
・タケイダムができて沈んだ村の取材に来た記者を乗せた松井さんが霧に迷って。《“祭り”には“おわり”がありますが、“ダム”には“おわり”がありませんからねえ。》p.34。
・結婚式に向かう花嫁さんを乗せた松井さん。
・真夜中に公園でブランコが上手にこげないと泣いている少女を見つけた松井さんは。
・どしゃ降りの雨の中を走っている少女を見つけた松井さんが雲の花をもらう話。
・白い服の娘さん二人を乗せた松井さんがげんさんにことの顛末を報告するまでの話。
・真夜中 -
Posted by ブクログ
・有名だが読んだことがなかったのに気づいて。
・松井さんが運転してるタクシーはそら色。その出会ったさまざまなお客のお話を描く半ば絵本。
・パンク修理中に助けてくれた二人の少年は?
・大漁にごきげんの釣り客。
・蝶にかぶせてあった白い帽子をあけてしまった松井さんは。
・「すずかけ通り三丁目まで」と言われた松井さんだがそんな名前の通りは知らなかった。
・山猫の医師を乗せた松井さん。
・「なんてこった」って言うと小さくなってしまう。
・春野タクシー会社に戻った松井さんは熊そっくりな男性の忘れた財布に気付き…
・キツネコンクール? に紛れ込んでしまった松井さん。 -
Posted by ブクログ
『車の色は空の色』の松井さんのタクシーのお話。
秋、並木が紅葉しかかった道を一人のお客を乗せて知らない道へを進む松井さんのタクシー。ふと見ると、お客は山猫で、しかも医者で、病気のお母さんの所に駆けつけているのだと言う。
「おりてくださいよ」「山猫おことわりとはどこにも書いていませんでしたよ」
そんな掛け合いをしたものの、松井さんは山猫をちゃんとお母さんの所に送り届けてあげます。
帰りに山猫をもとの大学病院に連れて行った後、山猫(この時は若い医者の姿)が、山猫おことわりの紙をくれるけど、そんなの松井さんがタクシーに貼るわけない!紙を破って、「また、いつでもどうぞ!」 -
Posted by ブクログ
~あらすじ~
星まつりの夜に落とし物をした小さな姉妹と空色のタクシーの運転手松井さんの不思議な出会いを描いた物語とその他7つのお話。
~感想~
車のいろは空のいろの2巻目です。
短大の卒業論文を書く際に一目ぼれしてこのシリーズをまとめ買いしてしまいました(しかもハードカバー(笑))
タクシーの運転手の松井さんと、いろんな「お客さん」の出会いのお話。
キツネやタヌキ、クマ、時には幽霊!?と思うような「お客さん」をのせて松井さんのタクシーは色々なところへ走ります。
ほんとうはそこにある場所へ
見えなくなってしまった場所へ
大切なものがある場所へ
鮮やかな色彩と表現描写を用いたハートフルス