宝樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“宝樹” 時間を操る作家
ケン・リュウ編ハヤカワSF新書「月の光」にあった「金色昔日」をよんでから、この人の物語になぜか惹かれる。
宝樹短編集『時間の王』
「穴居するものたち」……人は自らを囲い有限のなかに平安を得る。なぜ? そしてラストはやっぱりロマンチック。
「三国献麺記」……嘘をホントにする為の時間旅行。ドタバタって理屈なく楽しい。
「成都往時」……過去にしか行けないタイムトラベラーと不老不死を得た者が再び出逢うことはできるのか。ロマンチックタイムトラベル、良いですね〜。
「九百九十九本のバラ」……タイムトラベルなんて、もうどっちでもいいほどロマンチックで青春、作者も「二つは同じものかも」って?
“……ぼくらはみな時間の起点であり、終点。
種子であり、果実。
過去と未来がもつれ合った存在。
ぼくらはみな時間そのもの、サイコロを投げる子供、ひとりひとりが……”
とっても良いです。
「時間の王」……ハヤカワSFマガジンで既に既読も、改めて、やっぱりいいですね。
「暗黒へ」……人類最後の一人の見る景色とは?一転して本格SFの様相だけど、やっぱり宝樹作品らしく《希望》がある。
宝樹という人、これからも楽しみです。 -
購入済み
三体・Ⅱ・Ⅲ、0を読み、その構想の雄大さに、中国の広さを感じました。Xは、この三体のスピンオフの小説です。三体の間を埋めるような内容です。三体が楽しく読めた方は、読んで欲しい作品です。
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Posted by ブクログ
読書備忘録934号。
★★★★。
劉慈欣さん公認の三体スピンオフ作品。
とにかく難解で読み難い・・・。
三体本編(特に三体Ⅲ)では詳細が語られなかった部分をファンが補完した!という作品。
①雲天明が三体文明に囚われていた時の話。
②二次元化攻撃を仕掛けた文明の話。
③マスター(しもべとして天明)と潜伏者の戦い。
④リセットされた新しい宇宙の話。
そして、もうちょっと細かく砕くと。
①壮大な宇宙の構造の話。
②宇宙マスターと潜伏者という反逆者の話。
③十次元からゼロ次元に宇宙を壊していく潜伏者の話。
④高次元に戻す次元逆転を仕掛けるマスターと探索者の話。
⑤それを百億年の周期で繰り返すことが宇宙であるという話。
⑥だけど5kg質量回収出来なかった宇宙は異ってしまったという話。
あとなんや分からんけどロマンスがいっぱいの件。
①天明とAAの恋の話。
②程心と関くんの恋の話。
③だけど、やっぱり天明は程心が好きな話。
④そこに智子が割って入る話。
⑤智子は日本のAV女優武藤蘭がモデルだという話(はぁ?)。
そして作者、宝樹。
①大の日本SF好きだという話。
②石原藤夫の「銀河ヒッチハイク・ガイド」に出てくる宇宙の果てのレストランを舞台に組み込んだという話。
③銀英伝最終巻のフレーズ「伝説が終わり、歴史が始まる。」を使って宇宙リセットを表現する話。
④庵野好きであると私は想像する話。
⑤この作品は前日譚でも後日譚でもなく、並行譚であると言ってる話。
⑥すなわちジークアクスであると!結論づけた話。
しかしめちゃくちゃ疲れる読書でございました。
もし、どなたか読まれるならアドバイスをひとつ。
目次にもありますが、巻末に三体Ⅲ「死神永生」のあらすじが載っている。
これは訳者の粋な計らい。
それを先に読んだ方が良いです。
私は気が付かなかったので先に読みませんでしたが、このあらすじを読んだ結果、自分が三体Ⅲのストーリーを正しく理解していたことにホッとした。 -
Posted by ブクログ
劉慈欣が認めた二次創作「三体X」の作者、宝樹の短編集。全7篇。
ユーモアの強い「三国献麵記」すれ違いメロドラマ系の「成都往時」など、どの話も読みやすい。
私は一話目の「穴居するものたち」が好き。おうちだいじ。→
「三国献麵記」は三国時代に詳しければ100倍楽しめたなぁ、と思う内容。吉川三国志を3巻までしか読んでない私、曹操と赤兎馬の関羽しかわからん(笑)
「成都往時」は恩田さんの「ライオンハート」が好きな人にはたまらないのではないかと。私は好き。
「最初のタイムトラベラー」は→
読み返すとじわじわくる怖さと面白さ。まさにショートショート。
全体的に恋愛風味な印象はありつつ、楽しめた一冊。 -
Posted by ブクログ
三体、に見事にハマり、1ヶ月で全部読み終わってしまい完全なるロスに、、、。そこでこの三体Xを手に取りました。ファンの方が書いたとあっては気になる!
私は普段から二次創作も好んで読んでいるので、なんの抵抗もなく読み進めましたが、、、うーん。。
私にとって三体の好きなところの1つは、余計(無駄)な恋愛描写が無いところだと思っていて、だからこそ天明の愛の形や想いが愛しく思えたのですが、、
本作ではなんだかみんないきなり恋愛脳だし、日本の某女優さんが出てくるしで強い二次創作感が滲む感じがして、、、。
ただ、作者が別なんだと思えば、これはこれでひとつの作品として面白かったです!
読まない方が良かった、とはなりませんでした!
本当は星2.5くらいかなぁ。