ジェフ・ローブのレビュー一覧

  • バットマン:ハッシュ 完全版
    新たな敵“ハッシュ"の手によって、次々と現れた宿敵たちがバットマンを付け狙う。謎が謎を呼ぶ悪夢の饗宴の結末は――!? キラークロック、ポイズン・アイビー、ハーレイ・クイン、ジョーカー、スケアクロウ、ラーズ・アル・グール―かつての宿敵たちが次々とバットマンを狙いはじめる。
    その裏側にいるのは、ゴッサム...続きを読む
  • ハルク:グレイ
    ジェフ・ローブとティム・セイルがヒーローの歴史に隠れる心情描写を繊細に描き出すカラーシリーズの第3作。邦訳では飛ばされていた本作が満を持して邦訳された。『バトルロイヤル』の公開によってハルク熱が高まることを見越して…というのは、だったら『エイジ・オブ・ウルトロン』の時の方が展開的にはばっちりだったよ...続きを読む
  • スパイダーマン:ブルー
    メリージェーンとグウェンの間で揺れ動くピーターの心境を描いた10年前の作品。

    実際には50年近く前に連載されていたスパイダーマンシリーズのリメイクなのだが、本作はピーターが亡くなってしまったグウェンに対して(テープレコーダーで)話しかける構成で物語が進む。

    ひたすらセンチメンタルで詩的なピーター...続きを読む
  • バットマン:ハッシュ 完全版
    バットマンの敵役特盛のお祭りみたいなお話でした。表題になってる『ハッシュ』さんは最後までひっそりとこちらを窺うだけで、誰なんだ!とワクワクしてました。
  • スパイダーマン:ブルー
    ホークアイシリーズを読み終えて、マーベル・スパイダーマン初心者も楽しめて満足度が高いとのことで手に取った1冊。

    物語はスパイダーマン:ピーター・パーカーによる回顧録。
    ピーター・パーカーがグウェン・ステイシーと出会い、愛し、失うまでを記録する物語。
    キャラクターの初期の物語を再解釈・再構築したもの...続きを読む
  • A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最驚
    アベンジャーズとX-MENが共闘する話の第2巻。相変わらずライトに読めるので楽しい。
    X-MENサイドのキャラクターのチョイスが邦訳であまり日の目を見ていないキャラたちが多かったりしてうれしい。
    展開としてパッとしないものも多い気がするが、なかなか能力描写が現状邦訳では見にくいシャドウキャットの能力...続きを読む
  • キャプテン・アメリカ:ホワイト
    カラーシリーズの4作目。亡くした愛しい人に語り掛けるモノローグは変わっていないが、今回はそれで描かれるのがスティーブとバッキーの友情というのが今までの作品と違う所。スティーブの方はモノローグですぐわかるのだが、ちゃんとバッキーからの思いも伝わる描き方をしているので、お互いがお互いを必要とする相棒らし...続きを読む
  • デアデビル:イエロー
    色系統のシリーズデアデビル編。すでに「スパイダーマン:ブルー」を読んでいるが、亡くなったヒロインに向けた話という部分が共通している。ただ、あまり暗い雰囲気がなく、むしろ生きていたころの明るい思い出、といった雰囲気に感じる。
    デアデビルの場合ヒロインとの出会いが初期段階とかかわりが深いため、オリジン的...続きを読む
  • スパイダーマン:ブルー
    かつての痛快活劇を、うまくいかない事だらけのピーターの文字通り「一人称」視点から再構成したちょっと懐古的な掌編。苦労ばかりの日々に「あの表紙」でフラッシュを救い彼も変わる展開が鮮やかな脚色。最後のMJの言葉も涙もの。カラリストが違うとT.セイルの過去の邦訳作と比べちゃうなあ。
  • バットマン:ハッシュ 完全版
     アメコミは好きなんだけれども、アメコミ原作のハリウッド映画と違って、アメコミ自体はかなり読みづらい。バットマンならバットマンの、スーパーマンならスーパーマンの文脈を知っていないといけないし、知っていたとしても「今何の話をしているのか?」とか「なにがどうなっているのか?」という流れが分からなくなると...続きを読む
  • A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最強
    「AVX」で対立することになってしまうアベンジャーズとX-MENの面々を1人ずつピックアップし、何も考えずに共闘を楽しもう、というお祭り的なタイトル。一応正史に位置づけることができるらしいのだが、「どの時間軸かは気にするな!」とまで言ってしまう始末。これでは楽しむっきゃない。

    様々な作家がおり、作...続きを読む
  • スパイダーマン:ブルー
     ピーターがグウェンとMJの間で揺れ動いていたころの話が、ピーター自身のグウェンに対する追悼としての回想という形式で描かれているリメイク的な作品。そのため、この作品単体で楽しむことは出来、1つのテーマでしっかり構成されているのでまとまり良く読むことが出来る。

     ただし、構成上あえて省いているのか、...続きを読む