あらすじ
“男の値打ちを決めるのは、どうしてマットに沈んだかじゃない。どうやって起き上がるかだ”――盲目の弁護士マット・マードックの父は、その言葉に従って生き、そして死んだ。
プロボクサー“闘魂”ジャック・マードックの殺人事件から生じた連鎖反応は、ニューヨークのヘルズ・キッチンを駆け抜ける新たなスーパーヒーローを生んだ……。盲目のアクロバット師、デアデビルだ。
ジェフ・ローブとティム・セイルのアイズナー賞受賞コンビが、冒険アクションとロマンティック・コメディの要素を盛り込み、“恐れ知らずの男”ことデアデビルの誕生秘話を新たに描き出す!
●収録作品●
『DAREDAVIL:YELLOW』#1-6
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
色系統のシリーズデアデビル編。すでに「スパイダーマン:ブルー」を読んでいるが、亡くなったヒロインに向けた話という部分が共通している。ただ、あまり暗い雰囲気がなく、むしろ生きていたころの明るい思い出、といった雰囲気に感じる。
デアデビルの場合ヒロインとの出会いが初期段階とかかわりが深いため、オリジン的な部分にも力が入っている印象。
以上踏まえて、全体的な雰囲気の良さが最大の魅力だと思えるのだが、もう少し結末が読みたい気もした。カレンの死のエピソードやフォギーとの関係性など、この雰囲気で結末まで語りなおしたらどうなるのか、という部分が気になる。デアデビルを初めて読む人にはあまりおすすめしない。