栗田シメイのレビュー一覧
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社会の闇を感じるノンフィクションシリーズ。渋谷の一等地にあるマンション・秀和レジデンスの闇に立ち向かった住民のルポです。
秀和幡ヶ谷レジデンスは渋谷の一等地にあり、建物の建築年数にも関わらず状態も良い。それなのに住民からの評判が悪く、建物の価値も相場に比べて格段に安い。
この異様な状況は、マンションの理事たちによる独裁体制の元、数々の謎ルール(入居時の面接、家族や知人が宿泊すると1万円の費用が発生、ウーバーイーツ禁止、リフォーム禁止、17時以降は介護業者の出入り禁止など)が元凶だった。
この小説はこの理事の解任のために立ち向かった、住民たちの戦いをまとめたものです。
内容的にはとても面 -
Posted by ブクログ
渋谷の北朝鮮。7〜8年くらい前から、界隈だけでなく、ネットでチラホラ見かけるようになった秀和幡ヶ谷レジデンスの管理組合との闘いの話。同マンションで管理組合が主導していた謎ルールには結構驚かされる。その管理組合の理事長以下、理事会の体制が変わったというニュースを聞いた時は正直、よくやったなと思ったもの。
個人的にも学生時代は笹塚に住んでいて、幡ヶ谷も結構行った馴染みのある場所。そして、秀和レジデンスは秀和青山レジデンスに何度も足を運んでいたこともあり、あの秀和シリーズかと関心を寄せられずにいられなかった。
本書を読んで、秀和の創業者、小林茂氏が住宅ローンと管理組合の概念を提唱、浸透させていったと -
Posted by ブクログ
積読チャンネルで紹介されたのをきっかけに読んでみたが、かなり面白い。東京渋谷の一等地にある秀和幡ヶ谷レジデンス、というマンションが題材のルポ。通称、"渋谷の北朝鮮"と称されるほどの独自のマンションルールと不透明な独裁体制が25年まかり通っていた。その支配を打破すべく立ち上がった住民たちの1200日の闘争を記録している。昔の話しかと思いきや、決着がついたのは2024年と意外と最近で、令和の時代にこんな独裁体制が許されていたのかと驚愕だった。
マンション独自ルールとしては、入居者以外の人が宿泊した場合は追加料金が発生、17時以降の入居者以外の立ち入り(介護ヘルパー等)禁止、 -
Posted by ブクログ
マンション自治ってあんまりピンと来なかったけど結構大事なんだなと。幡ヶ谷のマンション自治で長年独裁政権の如く運営していた理事たちに対してオーナーたちが異を唱え戦っていく経過が描かれている。最後の方にも書かれていたけど理事長は最初はマンションをよりよくしたいという気持ちでルールを制定してそれが当たり前になり歯止めが効かなくなった結果行きすぎたルールが作られてしまったのであってマンションに対する思いはオーナーと同じくらいあったのではと。実際管理はしっかりされていて築年数の割にはとても綺麗だったそう。それでもオーナーたちとしっかり対話していく必要はあったはず。政治もそうだけど関心なく過ごして気づいた
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Posted by ブクログ
面白かった。けどノンフィクションとしては少し片手落ち。住民側の話に偏りすぎで相手の理事会は完全な悪の組織になっている。理事会側が何故そういうマンション経営に至ったのか?なにがそうさせたのかがほとんど書かれていない。取材しても剣もほろろに追い返された、支離滅裂な受け答えにうんざりした、ということもあるだろう。でも、それでももう少し掘り下げてもよかったのではと思う。
ただ勧善懲悪ものの時代劇やドラマなんだと思って割り切って読めば本当に面白い。途中から弁護士が参謀として入ってきた以降、今までの理事会との抗争の劣勢が一気に挽回していく話はカタルシスたっぷりで盛り上がる。そして決戦のマンション総会!結