栗田シメイのレビュー一覧
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マンション理事会の独裁体制となり、独自ルールが築かれ疲弊する住民達。平穏な暮らしを求め、一部住民が立ち上がる。理事長の独裁が崩れるまでの1200日にも及ぶ戦いの記録。
おもしろすぎて2日で一気読みしてしまいました。
つい最近までこんな独裁体制が敷かれていたなんて。
無関心だった住民達がそれぞれ立ち上がっていく姿と、理事長を退任させた総会の様子がとても良かったです。
人任せにしすぎず、自分ごととして考えることの大切さを感じました。
私もマンション住みなのですが、理事会の活動や総会は家族に任せていて参加したことがなく、、。
いろいろ考えさせられる一冊でした。
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ネタバレめちゃくちゃ面白い!!!
やばすぎる管理組合と、自分たちの住み良い暮らしを取り戻したい住民たちの闘いの記録。
管理組合が完璧なまでにヒールだし、住民側もリーダーの病気・仲間内での対立・コロナでの活動停滞など苦戦を強いられるシーンが多々あって、お話として100点満点すぎる。
最後の総会なんて手に汗握りまくり。最後の結末に向けて読む手が止まらない止まらない。半沢直樹ばりにモヤモヤを積み上げて、そこからのスッキリ。サウナかよと思うくらいの整い度。これがノンフィクションだなんてかっこよすぎる。
最後、悪者だった管理組合側にもこういう経緯があったんだよというフォローエピソードも描かれていて、そこもまたい -
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タクシーのルポ。
コロナ禍はやはり大きなインパクト。
それ以外にも様々な切り口でタクシー運転手、タクシー業界のことがわかり楽しい。
ある意味、自由な働き方ができるからこそ、実力主義でありながらマイペースで仕事ができ、いろいろな人が存在するんだなと思いました。
・運賃が自由競争に近い関西のタクシー界
・名古屋のトヨタワールドをタクシー運転手から見た話
・ロイヤルリムジンの突然の600人一斉解雇の衝撃
ベンチャー精神で経営合意的な社長だからこそ起こったインパクト
・年収1000万超えのスーパードライバーたちの工夫
通常のビジネスマン同様、ネットワークつながりを駆使して様々な工夫を -
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社会の闇を感じるノンフィクションシリーズ。渋谷の一等地にあるマンション・秀和レジデンスの闇に立ち向かった住民のルポです。
秀和幡ヶ谷レジデンスは渋谷の一等地にあり、建物の建築年数にも関わらず状態も良い。それなのに住民からの評判が悪く、建物の価値も相場に比べて格段に安い。
この異様な状況は、マンションの理事たちによる独裁体制の元、数々の謎ルール(入居時の面接、家族や知人が宿泊すると1万円の費用が発生、ウーバーイーツ禁止、リフォーム禁止、17時以降は介護業者の出入り禁止など)が元凶だった。
この小説はこの理事の解任のために立ち向かった、住民たちの戦いをまとめたものです。
内容的にはとても面 -
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渋谷の北朝鮮。7〜8年くらい前から、界隈だけでなく、ネットでチラホラ見かけるようになった秀和幡ヶ谷レジデンスの管理組合との闘いの話。同マンションで管理組合が主導していた謎ルールには結構驚かされる。その管理組合の理事長以下、理事会の体制が変わったというニュースを聞いた時は正直、よくやったなと思ったもの。
個人的にも学生時代は笹塚に住んでいて、幡ヶ谷も結構行った馴染みのある場所。そして、秀和レジデンスは秀和青山レジデンスに何度も足を運んでいたこともあり、あの秀和シリーズかと関心を寄せられずにいられなかった。
本書を読んで、秀和の創業者、小林茂氏が住宅ローンと管理組合の概念を提唱、浸透させていったと -
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積読チャンネルで紹介されたのをきっかけに読んでみたが、かなり面白い。東京渋谷の一等地にある秀和幡ヶ谷レジデンス、というマンションが題材のルポ。通称、"渋谷の北朝鮮"と称されるほどの独自のマンションルールと不透明な独裁体制が25年まかり通っていた。その支配を打破すべく立ち上がった住民たちの1200日の闘争を記録している。昔の話しかと思いきや、決着がついたのは2024年と意外と最近で、令和の時代にこんな独裁体制が許されていたのかと驚愕だった。
マンション独自ルールとしては、入居者以外の人が宿泊した場合は追加料金が発生、17時以降の入居者以外の立ち入り(介護ヘルパー等)禁止、 -
Posted by ブクログ
ネタバレクソ物件オブザイヤーで「渋谷の北朝鮮」と紹介されていたのをうっすら覚えていて手に取った。理事会と管理会社による徹底的な監視・管理・理不尽なルールの数々に反抗し、住民やオーナーの一部が有志の会を立ち上げてから4年ほどかけてついに理事たちを退任に追い込むまでの戦いの記録である。理事会の固い牙城を掘り崩すための山あり谷ありの壮絶な反対運動、最後の総会での総力戦のギリギリの攻防は手に汗握る面白さで一気に読んでしまった。
まさに独裁といえる理事会の横暴にこれは本当に令和の話なのか?と思わされるが、住民には紛れもない現実なのだから恐ろしい。ここまできて理事会側に与する住人が半分近くいるということも恐ろしい -
Posted by ブクログ
実録!独裁マンション!怒涛の1200日戦争!
異常な数の防犯カメラで24時間監視される住民。宅配不可、ホームヘルパー、救急隊不可、高齢者や外国人への賃貸不可、引っ越し時の荷物チェックと面接、謎の家賃吊り上げに、謎の工事…。
次から次へと増える理不尽なルールに唖然。確かにこれは、渋谷の北朝鮮。納得。
支配する吉野理事軍団に対抗すべく、立ち上がるレジスタンスという名の住民達。その長きに渡る攻防戦はSWで言う所の帝国軍vs反乱軍のよう。魅力的でヒロイックな登場人物達。執念!結束!勝利!大人のジャンプだ。
長き闘いを経た後の秀和幡ヶ谷レジデンスの姿から読み解く作者の考察に膝を打つ。得るモノがあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ・積読チャンネルから
・経緯もコロナ禍があったり共同代表になったりドラマチックではあるが、
・なんといっても京王プラザホテルでの最終戦
・ノンフィクションとは思えぬ攻防
・あの手この手で邪魔しようとする理事会とそれを先読みして手を打つより良く会
・半沢直樹読んでんのかと思うくらい面白い展開
・第三者目線だとこれだけおかしなルールなのに票数ぎりぎりだったのが信じられない
・吉野理事長がここまで独裁理事長になった原因かもしれない出来事が分かるとちょっと切ない気持ちにもなる
・上手く加減を制御できる人が理事にいればむしろ熱心な理事長として住民から信頼される人になり得たのに
・読んだあとたまたま幡ヶ谷