サリールーニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会話をするのは難しい。相手がどう思うか、傷ついてるのか、ってどんなに知った関係でも意外と分からないものだなと思った。特に自分の機嫌が悪かったり相手に馬鹿にされてるとか思って、相手に意地悪で言ってしまったりすることも普通にあるから。そうゆう時は「どうせこんな風にいってもあなたは傷つかないし、私が何を思ってるかなんて分かりっこないだろうからね」みたいな気持ちになるよねー。みんなに少しずつ共感した。最後の終わり方も現代的?で良い。いいことと悪いことと、自分の気持ちと、周りの評価と、意外と噛み合わない行動するのが人間で、それによって世の中複雑になってる。
サリー・ルーニーさんの本は2作目。2作品読む -
Posted by ブクログ
人は、人間関係によって自分自身を変えながら生きているんだなぁと感じる。当たり前のようだけどあまり普段は意識しないこと。出会う人や付き合う人によって、自分の立場も振る舞いも自然に変わる。
コネルとマリアンの関係は特別で、周りからは理解できないことも多くて、本人たちもすれ違って理解できないままなのに離れることも出来なくて、読んでても辛くなってくる。でもこれだけ大切なソウルメイトになる人に出会えること自体が本当は素晴らしいことだよね。
コネルとエレインの関係と、マリアンとジョアンナの関係も良かったなぁ。地元のいい意味での軽い付き合いと、大学の友達との嫌なうわべの付き合いも、リアルだった。離れたとこ -
Posted by ブクログ
海外の作品にはずっと抵抗感があったけど、この作品はスイスイ読めた。
登場人物の横文字の名前や地名が、固有名詞としてではなく、単なる記号としてか入って来ず没入できなかったのが原因だったかも。
でもこの作品に関しては、色んな登場人物が出てくるけど、とにかく主役2人だけがわかればあとはそんなに重要ではないというか、そこの軸がぶれなければどんどんのめり込む物語だった。
またその没入感は、会話のテンポや会話と地の文が続いているように読めるっていうのも理由だったかも。原文を読んでいないからわからないけど。
そうなると、翻訳が自分に合っていたのかもしれないし、そこの重要性をかなり感じた。また、読み慣れていな -
Posted by ブクログ
ネタバレ(帯より)
コネルとマリアンはアイルランド西部の小さな町で育った。だが2人の共通点はそこまで。コネルは学校の人気者だが、マリアンは一匹狼だった。二人がぎこちなくも火花が散るような会話を交わす時、人生が変わる何かが始まる。
お互いに惹かれ合いながら、離れようとするのに、結局は離れならないコネルとマリアンの数年にわたる友情と恋愛を会話で魅せる。
セックス と主従関係、傷付けたい衝動と傷つけられたい衝動、愛したい気持ちと愛されたい気持ち、人が変わるのがどれほど難しいかを推しててくれる、今までにない守護くのラブストーリー。
縁があるかないか、生まれ育ちの環境、どうしてもうまくいかない部分が出てしま