難波優輝のレビュー一覧

  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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     就職活動の語りに象徴されるように、人生を「物語」になぞらえる風潮に警鐘をならし、物語でなければ人生は何なのか、ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃの4つの「遊び」を対照させて、生きることを考えるという本。著者は「美学者」だそうで、哲学的な分析が加えられる。
     物語やストーリーって、テーマパークのアトラクションとか、展示施設とか、そういう場面で効果的に用いられる、ということで、おれも中学校の文化祭の出し物とかだと、ストーリーを作ってお客さんを呼び込もう、とか指導する。ただ一方で、物語にしたときに漏れてしまうもの、見えにくくなるもの、思考、というのがあるのは当然だと思うので、そういった物語の危険

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    2026年07月01日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    夫という他人(しかも異性)と生活していると、同じものを見ていても「えっちだ」と言うことがあり、その(性的な)感受性の高さに驚く。
    同じものでも、性的だと感じる人もいれば感じない人もいる。これはどうしてなんだろう?と日頃から思っていた。
    だから、「性的」について分解して考えた本を読みたかった。

    欲しかった答えは得られなかったけれど、これはこれで面白いと思った。
    同年代の方が書いているので価値観が近いだろうし、著者の考察だとしても勉強になる部分があった。
    なんていうか、フェミニズムが関わってくるんだな。それはそうか。

    もう少し夫と議論を深めてみたい。

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    2026年07月01日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    今日的課題の問い。ただし答えは逸れていく。

    ・人生は物語ではない。目的などもたない。不幸は単に不幸であり、幸福は単に幸福である。

    ・彼らは事態がよくないとわかっているが、それ以上に、この事態に対してなす術がないということを了解してしまっている。けれども、この「了解」、この再帰性とは、既成の状況に対する受け身の認識ではない。自己達成的な予言なのだ(フィッシャー2018)

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    2026年07月12日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    フィクションとしての物語だけではなく、 自分や他者について「物語」として語ることに重きがおかれ、SNSやニュースからも「物語」を受け取る現代社会において、物語の危険性と遊びの哲学について論じた一冊。

    自分は子どもの頃からフィクションとしての物語が好きだ。
    それだけでなく、人の人生としての物語やニュースの物語性にも興味を惹かれる。
    だからこそ、物語に対する批判を知っておきたいと思い、当書を手に取った。
    読んでいて感じたのは、「自己」や「他者」を物語化することは自分や他者を「理解」しているとはいえないということ。
    さらに厄介なことに、物語化することで理解しているような気になれてしまう。
    自分自身

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    2026年06月26日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    タイトルの“物語化”とは、心理学者ジュリアン・ジェインズによって定義されたnarratizationのことか?
    スケールが少し違うと感じるけれど、確かにその一部分ではある。

    人生は多かれ少なかれドラマを持っている。どのように描かれるかによって、“平凡な人生”であったり、“稀有な人生”であったりするのだ。

    物語篇は以上。
    そして、自己や世界を理解するための扉の先にあるのがゲームやパズルやギャンブルやおもちゃ…という探求篇に続く。

    それぞれ言いたいことはわかった。自己や世界を理解する方法を見つけるための筆者の思考をまとめたもの?
    けれど、書籍名にある「物語」との結び付け方に強引さを感じるのは

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    2026年06月24日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    男女論だとか、性的であるとか、フェミニズムであるとかそういった話題を論じるなら「性的であるとはどのようなことか」については言語化する努力が必要だなと思う。
    本書は哲学や芸術寄りの視点だなと感じたので、もっと俗っぽい視点でも議論されていって欲しいテーマ。

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    2026年06月02日
  • 批判的日常美学について

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    “美学”という言葉を知らなかったので、とても新鮮に読めた。普段何気なく選んでる行動にも美学があり、とても興味深い学問だと思った。自分でも色々と考えることが多い事柄については共感できる記述もあったので、これはしばらく経ってから再読すると、また捉え方が変わるかもしれない。

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    2026年05月31日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    大学4年の夏、特別ゲスト講師として30分か60分かそこらの間、難波優輝と松永伸司の講義(という名の対談)を聞いた。なんの縁か、そこからこの本を手に取るに至ったが、なるほどどうして、タメになる本ではあったのだろう。
    物語化批判の哲学、タイトル通りである。第1章ではページを繰る手が止まらなかったし、これは私のために書かれた本だ!とまで思った。第2章以降は残念ながら今の私には刺さらず…。
    これまでの多くの期間で、あまりにも人生に『物語』を求めすぎてきた。「お前の人生は劇的か?悲劇的か?喜劇的か?歌劇的か?」という貝木泥舟の問いかけを胸に刻んだ中学時代から、兎角ドラマチックな生き様こそが有意味だと信じ

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    2026年05月27日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    性的なものとえっちなものの違いがわかった。
    どこかで役に立つか、誰かと話す時に話せるかと言われたらわからないけど

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    2026年05月26日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    この本単体でも非常に興味深い内容ではありますが、(他作者の本で申し訳ありませんが)、「イン▪️ザ▪️メガチャーチ」を読み終えた後に読むとより内容に共感しやすいかなと思います。

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    2026年05月13日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    昨今の推し活や過剰な考察ブームに対する強烈なアンチテーゼ。イン・ザ・メガチャーチを読んだ後だと、より一層その批評性が際立つ一冊。偏差値やKPI、いいね数といったわかりやすいゴールに人生をゲーム化し、自らを型にはめてしまうことへの警鐘。効率よく適応するためのキャラになりきり、人生の複雑な本質を取りこぼしてしまう危うさに対する深い洞察。

    小難しい用語が並ぶ一方で、オードリー若林と星野源の対談やシュタインズ・ゲート、さらには芸人の岡野陽一までを引用する独特の語り口。
    明確な処方箋や熱い啓発を求める読者には不完全燃焼に映るかもしれない。しかし本書の真価は、現代社会を覆う物語化の暴走に一旦ストップをか

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    2026年05月07日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    痛烈な批判をテーマに論理立てて語ってるのかなと思ったらイメージと違った

    話につながりがない訳では無いけど結局何を主題にしたいのか分かりにくいというか

    作者と同い年なので例に出されてる作品はわかるんだけど、なんて言うか、それ言いたかっただけじゃない?みたいな例えとか引き合いが多くてあまり意味を感じなかった(シュタゲの例とか伝えたいことはわかるんだけど)

    期待より面白くなかったかな

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    2026年05月06日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    1周目はなんか要領を得ないな何が言いたいんだと思いながら読む、2周目でこの人はつまりおもちゃ的主体でもってこの本を書いたのだと思った
    メモ:物語…人間は感情的になること、感情を共有することを快と感じる生き物、情動とは社会的に構築されたものであるから再構築もまた可能、MBTI診断だのADHDあるあるだのの特徴に自己理解、他者理解を求め人間を「型にはめる」ことの危うさ、実際は場面で振る舞いを変える、TPOから離れた「真の自己」など存在しえない
    その他①ゲーム…目標を数値化しクリアを目指す、「一階の欲求と二階の欲求」、与えられたルールの中でうまくやる(人生においては、ルールは可変)
    ②パズル…陰謀論

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    2026年05月06日
  • 批判的日常美学について

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    書店で目に止まってなんとなく興味を惹かれて購入。「ちゃんとする」にいかに囚われているか、は本当にそうだなぁと思った。こんな新世代?の書き手さんがいらっしゃるんですね。他の著書も気になる

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    2026年05月04日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    自戒を込めて読んだ。
    今の世の中、ストーリーテラーパンデミックで怖いよね。物語を悪用して拐かすやつ、自分でも気がつかないうちに物語を流布するやつ、踊るやつ、踊らされるやつ。
    わかりやすいところでは政治とか戦争とかでもほんとに物語化して焚きつける輩がいるし、自分もそのわかりやすい物語に流されてる部分もままあると思う。
    「わかりやすさ」は同時に危険な甘言であることも多いから、飛び付かずにしっかりと自分の頭で考えて、どう動いていくかってことは考えないといけないと思うし、自分も気をつけようと、改めて。

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    2026年04月27日
  • 批判的日常美学について

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    自分の考えに重なるところもあれど、うまく言葉にできないが直感的に同意できないものもあった。日常生活の捉え方で「美学的」というのは新鮮に感じた。一方、読みながら筆者は何を楽しんで日常を生きているのだろうと疑問に思う部分もあった。

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    2026年04月14日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    性は「隠すべき恥ずかしいこと」でも「動物的な本能」でもなく、
    美味しい食事や素晴らしい音楽と同じように、
    人間が人生を豊かにするために追求してゆくコト

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    2026年02月25日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    著者は性的なものは好きだが、街中にある性的な広告は嫌いだといいます。私も著者と同様に駅などに貼られる性的な広告が苦手です。
    性的なイメージを公共の場に置くな派と表現の自由だから問題ない派が争って堂々巡りになる…という騒動をSNSなどでよく目にします。
    本書はそうした議論を整理し何が起きているのかを哲学的にはっきりさせることが目的だといいます。この辺りの議論に興味があったので本書を手に取りました。

    性的なものとはなにか?最初に性的なものとえっちなものとの区別を行います。性的なものは①性行為②裸体③性的興奮の三要素から定義されます。そして、美的性質としての「えっちさ(エロティックさ)」と区別しま

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    2026年02月24日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    ネタバレ

    む、難しい。
    理解できる部分もあるけど、4章くらいから私と理解力では理解しきれなかった。
    雰囲気を作り出すこと、見えない暴力性などの話はなるほどと思ったが、えっちに関する話から、理解が難しくなってきた。
    リベンジしたい。

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    2026年02月23日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    山本直樹『エロってなんだろう?』と比べると、ずっと真面目で堅い。硬すぎて何を言っているのかよく分からない部分も。性的であるとは①性行為に関わるもの、②人間の裸体や正規に関わるもの、③性的興奮を催させるもの、のいずれか、またはすべてを満たすもの、という定義はなるほどなと思う。

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    2026年02月14日