中村好文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
海の見えるところで、小屋暮らしをするのもいいなぁと
思っていたが、長野県もありかなと思った。冬はちょっと厳しそうだ。
今は、暖冬だからいいかもしれない。夏は、キャンプもできそう。
「旅ネズミの小屋」
環境負荷の少ない住宅。
水道管、ガス管、電線、電話線、という文明の命綱を全て絶ったみごとに不便で粗末な小屋。
五右衛門風呂、七輪、くみ取りトイレ。雨水を集める。
ECの内部報告で、日本の住宅を「うさぎ小屋」と揶揄した。
それに対して、堂々と「ネズミ小屋」にした。
うさぎ小屋より、狭いことを自慢したかった。床面積 14坪である。
「太陽のあてたいソーラーパネルで
太陽を当てたくない水桶を覆う -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段着。それは気兼ねなくさらりと着れて、何度も着ることのできる服。そしてそれは常に取りやすい場所に置かれる。玄関のハンガー、ソファの上、机の横、椅子の上。
そんな何気なく、でも自分自身の一部でもあるかのような普段着の住宅。
そんな住宅に住んでみたい。自分なりの普段着とはどんな服なのか、住まいなのか考えることが、家づくりの第一歩ではないかと改めて思った。
この本に出てくる事例の施主さんは中村さんのセンスにすべておまかせではなく、はじめからいくつかの普段着のイメージを持っていて、中村さんとの対話の中でそれをさらに洗練・具体化している。
そんな対話ができる建築家さんと出逢いたいと思った。
自然素 -
Posted by ブクログ
2022.01.23
家づくりの参考の本として、というより読み物としてとてもとても面白かった!
三人三様の中でも、特に中村好文さんの文章と設計に対する考え方が私には1番しっくりときた。
六甲の別荘、ルナハウスもとても良かった。
ルナハウスの中の『イングルヌック』が素晴らしく、このエッセンスを自邸にも何かの形で取り入れたいと強く思った!ヌックとしての雰囲気と程よい篭もり感が感じられるまさに理想のスペース。本棚と作りつけのソファも良い。
夜景を見るためだけの小屋に、オッサン3人で座るのは遺憾というところに笑いました。
この本で中村好文さんに非常に興味を持ったので、他の著作も積極的に読んでみたいと -
Posted by ブクログ
素敵な建築家なのだろうと、安曇野ちひろ美術館の家具などから思っていたが、「(小屋とは)営巣本能」「風景の中の家」といった指摘にいきなり心をつかまれる。
入込暖炉(イングルヌック)や上げ板(床下での貯蔵)、フェルメールのような高窓・腰壁、アンドリュー・ワイエスのようなピクチャーウィンドウといった語彙の指摘や紹介も、素敵なイラストや写真もあって惹き込まれる。
先述の家具のことも、「居心地」重視の姿勢(建築の魅力を損なわない)の現れとわかり納得。
玄関の子供椅子(およびその発想源となった幼稚園の古い椅子)への目線も然り、PINE HOUSEの松家さんとの書簡然り、
生活の質への目線がしっかりしてい