【感想・ネタバレ】住宅建築家 三人三様の流儀のレビュー

あらすじ

住まいの神様に愛された3人が
本音で語り合う
仕事のこと、暮らしのこと
人生のこと

愛すべき日本の住宅建築家3人の住宅設計や建築の仕事に対する
「流儀」を深く掘り下げ、凝縮した1冊。
ここでいう流儀とは、「大切にしてきたこと、譲れないもの」のこと。
それぞれが住宅論、仕事論を語るだけでなく、
互いに設計した住宅を訪れ、酒を酌み交わしながら語り合った内容も収録。
3人の滋味豊かな会話から、住まいづくりの魅力を伝えます。

第一章 竹原義二の仕事
I 住宅は町の宝物
II 小さな家と余白
III 住む人の心が長持ちするように

◎竹原自邸「101番目の家」を訪れて
・広葉樹の柱が林立する家
・探検! 立体的な空間構成
・寒さや暑さと向き合って暮らす
・大地から生まれてきたような建築

第二章 伊礼智の仕事
I 設計の標準化から生まれる家づくり
II きちんとした下ごしらえをする
III 改善の積み重ねが作風を確立する
IV モデルハウス設計の仕事がもつ意味

◎工務店の提案住宅「京都サロン」を訪れて
・建築家がつくる効果的なモデルハウスとは
・スタンダードな寸法から発展させていく
・工務店の設計力が上がることは、日本の住宅にとって幸せなこと

第三章 中村好文の仕事
I 住宅の仕立屋になろう
II 家という施主に仕えて
III 設計料は設計という「芸」でお返しする
IV クライアントと好文組

◎六甲の週末住宅「ルナハウス」を訪れて
・直観的に決めた天井の高さ
・家具職人と二人三脚でつくる手触りのよい住宅
・景色を眺めるためのロマンチックな隠れ家

第四章 三人三様の流儀
三人の関係/少年時代/好きなスポーツ/住宅設計を選んだ理由
建築家の資質/旅のすすめ/好きな寸法/設計の標準化について
歳をとること/ファーストコンタクト/打ち合わせ/クライアント
ぶつかった「壁」/作風の変化と転機/家と豊かさの関係/これから

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

伊礼さんの標準化の話に今まで腑に落ちなかったところがしっくり来た。寸法に対する考え方も参考となった。ルナハウスのぼんやりのあかりがともるリビング、そして窓から見える夜景が美しい。こんな豊かな建築をつくりたい。

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2016年04月18日

Posted by ブクログ

2022.01.23

家づくりの参考の本として、というより読み物としてとてもとても面白かった!
三人三様の中でも、特に中村好文さんの文章と設計に対する考え方が私には1番しっくりときた。
六甲の別荘、ルナハウスもとても良かった。
ルナハウスの中の『イングルヌック』が素晴らしく、このエッセンスを自邸にも何かの形で取り入れたいと強く思った!ヌックとしての雰囲気と程よい篭もり感が感じられるまさに理想のスペース。本棚と作りつけのソファも良い。
夜景を見るためだけの小屋に、オッサン3人で座るのは遺憾というところに笑いました。
この本で中村好文さんに非常に興味を持ったので、他の著作も積極的に読んでみたいと思いました。

中村好文さんデザインのペンダントライト「pera」も気になっているので、どこかで使いたいなぁ。

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2022年02月21日

Posted by ブクログ

好文さんの書く文章は本当におもしろくて好き。
家も細部まで素敵でやっぱりいいなあ…
自宅を作ってもらうことはたぶん叶わないけど、せめて京の温所は泊まりに行こうと決意した。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

中村好文、竹原義二、伊礼智という日本でも代表的な住宅建築家と呼ばれる人たちが、互いの設計理論を自己分析した上で、それぞれの設計作品を相互訪問し、意見を取り交わし、最終的にそれぞれの住宅建築にたいする流儀を意見交換しあう内容。
タイトル通り三人三様の考え方の中にも互いをリスペクトしていることがわかる。
住宅建築に携わる人にはお薦めの一冊。

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2018年06月23日

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