あらすじ
人気建築家・中村好文が吉田牧場の主・吉田全作の依頼に応え、力を合わせて作りあげたのは、線にも管にもつながらない、エネルギー自給自足が持続可能な小屋だった。本書では、その全貌と詳細を一挙公開。太陽光発電のシステム、雨水を濾過して飲料水にする仕組み、太陽熱温水器で雨水を温めて風呂に入る方法、ガスを使わずに調理する七厘レンジやキッチンストーヴ、食器を洗った排水を傾斜土槽とバイオ・ジオ・フィルターを通して、微生物によってキレイにしてからビオトープに流す仕組み、匂いもなく快適なコンポストトイレなどなど。現代のテクノロジーを駆使してエネルギーを作り、循環させる小屋づくりを紹介します。これなら、住み続けられます。地震や豪雨などによる災害の多い日本に暮らす多くの人のヒントになる本です。
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Posted by ブクログ
テーマはエネルギー自給自足。完成度が高い小屋暮らしが紹介されていて、あまりの徹底ぶりにああ無理無理と遠ざけてしまいそうになる。ただ当人たちは楽しんでやることでここまで到達したわけで、読み手もできることからやればいい、まずは関心を持つことからだ、と思った。
Posted by ブクログ
興味深い。理想的なお家。だけど、誰もがここまで完璧な家を作ることは難しいなと思っていたら、「おわりに」に「身近なところから少しずつ始めれば誰にでもできること。」と書いてあってハッとした。
できることから始めればいいんだと。
何ができるか考えていきたいなと思う。
Posted by ブクログ
サステナブルとは、単に太陽光や風力をとりいれるだけではない、人間の営みと自然が循環することだということ。
この小屋は、その一つの形を示してくれている。
このような共生の道もあるのだということ、そしてそれは誰もが少しずつ始められるものだということ・・・。
東京のマンション暮らしの私にも希望になった。