チャーリー・マッケジーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前から気になっていた絵本をようやく読みました。
まさかこんなに素敵な絵本だったなんて……
とても、とても良かった。
読み終えた今、温かな感情で満たされています。
今、大切に思う人すべてに贈りたいと心から思う。
「うっかり読み聞かせをすると、途中から出てくるのは言葉ではなく涙ですーーー」
と帯にあるのですが、私も例外ではありませんでした。
これまでの自分の人生や感情の記憶が呼び起こされ、気づいたら自然と涙が流れていました。
綴られているのはシンプルな言葉。
ペン一本で描かれたイラスト。
少ない言葉だからこそ、より伝わることもある。
だからこそ、より心に寄り添い、深く心に染み入るのだと思う。 -
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Posted by ブクログ
出会いが始まり。
ぼく モグラ キツネ 馬 みんな違う。
でも出会いから知ることがある。
それぞれのこと。考え方。そして自分のこと。
木の上で語り、森や水辺を歩き、旅を続ける中、
やさしい言葉が紡がれてゆき、彼らの距離感が縮まる。
寄り添い、抱きしめる。キツネが描くハートも良いなぁ。
“きみたちといるこのばしょも、うちだとおもっていいかな?”
それらは読者への投げかけであり、語りかけでもある。
問いに対する答えが、すとんと心に落ちて染み渡るのだ。
ふと思ったのは、
モグラは子ども キツネは青年 馬は経験豊かな大人。
そういう感じ方もいいんじゃない?
だって“ぼくは、ぼくのままでいいってこと”
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Posted by ブクログ
ネタバレ素敵な絵本に出会えてよかった。
絵本って何だろう。
なんで大人はあまり読まないんだろう。
文字が分らないから絵本を読むのではなく、
文字では伝えられないこととか、絵では伝えられないこととか、
それぞれにあるんじゃないかな。
だから子どの向けだけじゃない絵の本の世界をもっと広げたいと思ったり。
勝手な想像。
世界には、いや、日本にもだけど、
たくさん素敵な絵本があると思うと、
絵本の翻訳をしたいと思ってきた。
でも絵本の翻訳って、きっとすごく難しいし、文字が少ない分、一言一言の訳にすごい大きな責任を伴いますよね。
AIができるのかな。
での約するプロセスが楽しいのかもしれない。
絵本でも -
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Posted by ブクログ
ネタバレ︎︎ ︎「いちばんの時間のむだってなんだとおもう?」
ぼくがたずねるとモグラはこたえる。
「じぶんとだれかをくらべることだね」
「いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?」
ぼくがたずねると馬はこたえた。
「たすけて」
「いちばんつよかったのはいつ?」
「弱さをみせることができたとき」
「いちばんのおもいちがいは」
モグラがいう。
「かんぺきじゃないといけないとおもうことだ」
賛否が別れてるみたいだが、私にはとても刺さった。
大人の方にもオススメしたい。
言葉一つ一つが心に響く。
絵も美しい。
この世界をおもしろがって生きていきたいと思った。 -